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劇場版「スケバン刑事」~伝説の少女の怒りと情熱~

このところ昔の記事を読み返して、続きを書くつもりでほったらかしている作品を思い出す日々だ。TV版「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」を当ブログで扱ったのは2014年5月のこと。すぐに本作を扱うつもりだったのだが、どうしても扱いたいネタを優先してしまい、すっかり忘れていた。逆になんでいまさらこの作品かと問われれば、理由なんかない。ここのところ80年代作品の視聴が続いており、その延長線上で思い出した作品だっただけで、大した理由なんかない。この作品がどんな映画だったかについては、この後じっくりと語るが、1985年当時、斉藤由貴主演でスタートしたTV版「スケバン刑事」シリーズ3作品と、劇場版2作品が、どれほどの熱量をもって作られたか、そしてどれほどの愛着と反感をもって迎えられたかを、本作を語ることによって説明してみたいと思っている。DVDを見ながら、当時を思い出し、熱量だけなら他ブログにも負けないつもりの筆者の力量で、どこまでせまれるのか?

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仮面ライダー(新)~その5・怪談シリーズと洋の両親~

承前
イマドキは心霊現象も心霊写真も、多くの「自称」識者がその実態を暴き出すし、昨今ならSNSで拡散されて笑いものにされてしまうだろう。けど筆者が子供時代を過ごした70年代から80年代初頭では、夏休みに入るとお昼のワイドショーが、こぞって怪奇ネタをぶちこんで、子供たちの興味を誘っていた。ある日は心霊写真をたくさん見せて、怪奇性を帯びた解説をするし、実体験に基づく怪談を、ドラマ形式で紹介していく番組もあれば、どこぞのお寺の住職がやってきて、スタジオでご祈祷を行ってみたりする。団体で夏休みにお出かけすれば、肝試しは当たり前のイベントだったし、遊園地だってお化け屋敷をオープンさせる。お化け屋敷や見世物小屋は、夏祭りの定番だった。稲川淳二さんの怪奇話なんかなくても、落語を聞きに行けば夏になれば怪談話を披露する。故・桂歌丸師匠も、怪談話は得意演目の一つだったはず。夏の夕方に「ゲゲゲの鬼太郎」の再放送があって、カラー版しか見たことがなかった筆者は、旧作のモノクロ版を見て怖くって腰を抜かした記憶だってある。あのころ、たしかに怪奇現象や怪談話は、日本人のコミュニティにおけるエンターテインメントとして、確かに消費されていた時代だったのだ。最終クールを迎えた本作における「怪談シリーズ」も、この延長線上にあると思ってほしい。

追記(2020.06.25)
昨日(2020.06.24)より、本作が東映特撮You Tube officialにて配信開始となりました。別にタイミングを見計らっていたわけではないのですが、これもご縁というもの。配信のお供に、ぜひ当ブログの記事もお楽しみいただければ幸いです。

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仮面ライダー(新)~その4・帰ってきたライダーたち~

承前

 続く30話では、転校してきた念力が使える超能力少年によって、子供たちが混乱に見舞われる話で、夢を食う怪人オオバクロンによって操られた子供たちが、学校のチャイムをきっかけに急に粗暴になり、大人たちを襲い始めるという事件が起こる。一度はライダーを撤退させた力で調子に乗ったオオバクロンは、パーティに招待した洋に操った子供をけしかけて抹殺しようと試みる。正体を現したオオバクロンに対し、変身したスカイライダーは念力がえしで反撃に出る、という話だ。非行の低学年化、不良化して大人に歯向かう子供たち。放送当時に社会問題として浮かび上がった話だが、当時の子供番組では普遍的ではあるが、一緒に見ている大人にとってはショッキングな映像もあり、それなりに興味を引く話だ。そして続く31話にて、ついに待望の先輩ライダーの一人が帰還する。しかも変身前のご本人が登場する。

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仮面ライダー(新)~その3・新幹部に新生に劇場版~

承前

 17話の最後、ゼネラルモンスターを始末するために登場した魔神提督。仮面ライダーに宣戦布告したものの、直に洋に姿を見せるのはまだ先の話。劇中の説明によれば、南米支部で活躍し、日本へと凱旋して二代目日本支部の大幹部となったという。魔神提督の特徴は、海外で活躍し、実績を上げている怪人たちを日本へと招聘し、作戦に専従させていることが上げられる。それゆえ日本支部で改造された改造人間を用いず、18話冒頭ではゼネラルモンスターの強化に尽力したプロフェッサー・ドグをも処刑してしまう。悪辣で残忍極まりない性格に、あくまでも能力と結果に強いこだわりを持つ大幹部、それが魔神提督という人物の人となりである。そうはいっても、ネオショッカーの目的はあくまで世界人口を減じることにある。そのために、海外から魔神提督によって呼び出されネオショッカー怪人たちは、日々各々の作戦に従事している。その作戦も多岐にわたるのだが、その作戦がおかしな方向へとねじれていくのは、今後のお楽しみにしておこう。

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仮面ライダー(新)~その2・Gモンスター 恐怖の正体!~


承前
 本作における仮面ライダーは、「スカイライダー」と呼称される。もちろん前回にもご紹介した重力低減装置による「セイリングジャンプ」という飛行能力ゆえだが、このセイリングジャンプが番組開始当初から足かせとなっていく。考えてもみてほしい。本来ライダーの移動手段はオートバイである。それが空を飛んでしまったら、オートバイに乗る理由がなくなってしまう。でもオートバイに乗るから「ライダー」のはず。しかも本作の特徴の一つである「ライダーブレイク」はオートバイによる荒技だ。仮面ライダーはスーパーバイク・スカイターボに乗る必然がある。つまり本作を特徴づける二大項目である「セイリングジャンプ」と「ライダーブレイク」は、二律背反の関係にあると見ていい。事実、本作のアクションを担当した岡田勝氏の弁によれば、このセイリングジャンプの能力を、ライダーのアクションに含めることに苦慮したというし、「ライダーブレイク」が物語展開的に有効であることは前回説明した通りだ。結果的に「セイリングジャンプ」自体の使用は、話を追うごとにどんどん目立たなくなる。

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仮面ライダー(新)~その1・ライダー復活の時~

 筆者が小学生時代を過ごした70年代末から80年代初頭、テレビ業界ではリバイバルブームが巻き起こっていた。テレビ黎明期のアニメである「鉄腕アトム」は80年に、ロボットアニメの草分け「鉄人28号」も同じ80年に「太陽の使者 鉄人28号」として復活している。また1979年に放送されたアニメ「ザ・ウルトラマン」の人気を受けて、翌80年には「ウルトラマン80」が製作され、特撮作品でもにわかにブームが到来していたのだ。これらリバイバルブームの先鞭をつける形で放送されたのが、今回取り扱う「仮面ライダー(新)」であり、ブームの火付け役を担っていたと考えていい。本作の製作経緯として多くの書籍に残されているお話として、1975年(昭和50年)に終了した「仮面ライダーストロンガー」以降、シリーズの継続はない状況下で、1978年のテレビマガジン誌上において、仮面ライダーに登場した怪人の特集をしたところ、読者である子供たちに大反響となったという。そもそもテレビマガジン誌ではウルトラマンのウルトラ怪獣やゴジラシリーズに登場した怪獣などの特集を繰り返していたから、その一環として特集を組んだと思われるが、最初の仮面ライダーシリーズが放送していた当時に見ていた子供たちが、少し大きくなったところでこれらの魅力ある特集記事を読んだとしたら、子供たちはどれほど歓喜しただろう。実際に誌面を見ていない筆者でも、そう思う。そして歓喜した子供たちの人気の後押しを受けて、「仮面ライダー(新)」の製作を後押しした。こうして本作は、以前のシリーズを制作したスタッフの手によって、「仮面ライダー」は再びコンテンツとして日の目を見ることになる。

新たなスタートを切った「仮面ライダー(新)」は、かつてのライダーが多く客演する作品として知られているが、作品開始当初は「仮面ライダー」を踏襲する形でスタートしている。では何を踏襲して、何を改めたのか? このポイントを明確にするために、前回「仮面ライダー」初期の13話を振り返ったのである。

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「仮面ライダー」初期13話~試行錯誤と展開と~

 現在、書店では「仮面ライダーDVDコレクション」が隔週刊で発売され、東京MXでは「仮面ライダー」の放送が続いている。2010年2月末の時点で、DVDコレクションは19巻となり、次巻にて「仮面ライダー」は完結し、4月を迎えるころには「仮面ライダーV3」が配刊となる。またMXの放送では、20話を超えたところで、一文字隼人の2号編が開幕し、昭和ライダーによる「変身ブーム」が到来を告げるころの作品が放送となっている。You Tubeの「東映特撮You Tube Official」では、「仮面ライダーストロンガー」が配信中であるから、こうした昭和特撮の再放送がなくなった時代を乗り越えて、ほとんどお金をださなくても、昭和特撮作品に触れることができるのは、実にありがたい話なのである。まあもっとも、そんなことをありがたがるのは、再放送もなくビデオデッキも買えずに苦労をしていたロートルだけで、インフラ整備が進み、データ化し、アーカイブ化された作品を、ネット上で当たり前のように享受できる環境の今となっては、このありがたみは実感してはもらえないだろうなとは思う。だがその作品を見て、感じたことはその人だけのものである。ネット上にありていに転がっている情報や感想を読んで、見た気になったのとは違う感慨があるだろう。感動も興奮も、感情を揺さぶられる事象は、すべからくあなた自身の経験だけに依存する。 そうはいっても、視聴するためのガイドは必要だろう。当ブログが、新作ではなく、あえて旧作を多目に選んでいるのは、そうした古い作品に、現在の作品群の源流があることを知ってほしいし、古い作品にふれるためのガイド役を筆者自身に課しているためだ。そして今回はタイトルにもあるように、語りつくされたといっても過言ではない、ビッグタイトルである「仮面ライダー」の初期13話のみをとりあげてみたいと思う。これをいしずえにして、更なる作品を重ねてきた歴史ある「仮面ライダー」シリーズの原点を、筆者の視点で振り返ってみたい。DVDやMXの放送のお供になれば幸いです。

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
50歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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