「忍者キャプター」~その3・新装備・新キャラ・打ち切り~

承前
 自宅からほど近いところにあって、愛用していたブックオフが3月に閉店することになり、できる限り店に眠るお宝を確保しておきたいと思い、日々通っている。すると値段もつけられていない「アニメック18号」を棚の奥に見つけた。これ幸いと最安値で買って読む。池田憲章さんの「日本特撮映画史 ヒーロー列伝」は「ウルトラQ」の第1回である。ニタニタしながら読み進めると、第1回でウルトラQという作品にまったく触れていないので大いに笑わせてもらった。ではそこには何が書かれていたかといえば、「ウルトラQ」という作品が生まれ出るその下準備のために、外国産のSFドラマについて歴史やその立ち位置について熱く語るあまり、本編に触れずに終わるという、ある意味で池田憲章先生の池田憲章さんたる所以を見せられたかのようで、筆者はとても愉快だった(続きが読みたいが、19号持ってたかなあ?)
 なんでこんな話したかといえば、「忍者キャプター」のその1で、ほとんど本編に触れなかった自分の記事を笑い飛ばしたかったからだ。まあその2でがっつり前半を扱ったし、今回は後半に真面目に取り組むので、これでバランスをとることとしよう。すいません、勘弁して下さい。

続きを読む

スポンサーサイト

「忍者キャプター」~その2・忍びの技と撮影の匠

承前
 「忍者キャプター」の物語は基本的に悪の忍者の企みを蹴散らす、正義の忍者の戦いの物語である。1話の段階から敵忍者である風魔党の党首・風魔烈風が成そうとする作戦は、日本征服のために行われる。1話では国防省の局長の娘を拉致し、国防省の武器弾薬を奪うことだったし、2話では飛び火術をミサイルロケットとして開発させ、大量破壊兵器として使用するために科学者を拉致する作戦。3話は金庫破りに宝石泥棒、4話は石油産出国の要人暗殺、7話は原子力発電所を襲撃してエネルギーの奪取、8話は水道水にウイルスを混入させての東京都民抹殺、10話は巨大ダイヤ「人魚の涙」の強奪、11話は毒ガスによる人間支配計画、12話は誘拐と身代金要求、13,14話では隠された財宝のありかを示すキーアイテムの強奪と、ここまで上げた限り、規模の大小や計画の対象など、もののみごとに主旨一貫性がない。一応風魔烈風の言を借りれば、資金源を確保したり、征服のために具体的な行動を起こしたり、作戦前の準備だったりと、関連性がありそうで、やっぱりどう見ても一貫性がない。

 逆に5話と9話は直接的にキャプター抹殺を狙った作戦であるが、これが連続するのではなく、思い出したように作戦行動を起こしているあたりが、やはり思い付きで行動しているようにしか見えないのだ。まあ70年代の東映ヒーロー作品の特徴でもあるが、こういった主旨一貫性のない作戦行動は、やはり最終的な目的達成には至らないので、風魔忍軍の日本征服が成功しないのは、キャプターの活躍のおかげというよりも、首領・風魔烈風の無計画性のなせる業なのではないかと疑いたくなる。だが、この無計画性が逆に対象を選ばず、無計画に無頓着に対象を絞らせない風魔の事件の数々は、天童無人のような思慮深い人物でも容易に予想できない不気味さがあり、かえって風魔忍軍の怪しさや不気味さを黒く輝かせている。

続きを読む

「忍者キャプター」~その1・キャプターはスーパー戦隊か?~

 いつか書きたかった、というのが心の奥底の本音なら、そこに至った事情も先にお話ししておきたい。理由はいくつもあるが、まず第1に「忍びなれども忍ばない」と言い切った「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(2016)がある。キャッチコピーの勢いはいいが、実際の内容を見るに、彼らが忍者である理由が本当にあやふやになる瞬間があって、時々「忍者ってなんだったっけ?」とシンケンに悩むことがあったからだ。作品自体は楽しかったし、文句を言うつもりはないのだが、彼らを「忍者」として設定した事情が上手く頭の中で合致しなかったというのが、気おくれの原因かもしれない。それ以降「忍者」を扱った作品を、一度取り上げたいと思ったのだ。

ニンニンジャーはじめ子供向け忍者アクション作品を世の送り出したのは、何も東映だけではない。例えばピープロが世に問うた傑作「快傑ライオン丸」「風雲ライオン丸」の2作品は、忍者作品だ。子供向けでなければ忍者が主人公の時代劇は数多ある。筆者の大好きな「影の軍団」シリーズなんかはその代表例といっていい。子供向けに話を戻せば、東映だけでも「世界忍者戦ジライヤ」(1988)「忍者戦隊カクレンジャー」(1994)「忍風戦隊ハリケンジャー」(2002)もあるが、その先行作として「変身忍者 嵐」(1972)や「仮面の忍者赤影」(1967)もある。実に東映だけでも多くの忍者アクション作品を世に送り出しているのだ。これには東映が作品を培ってきた歴史的な背景があるので、そこに触れておきたかったというのももう一つの理由だ。そこで今回は「忍者キャプター」を取り上げてみたい。

続きを読む

2018年頭の映画2題~スターウォーズと仮面ライダー平成ジェネレーションズ~

  筆者はブログの更新すらままならないほどにはいろいろせわしなく年頭を迎え、やっと落ち着きを取り戻したところです。そんなタイミングでタイトル通りの映画を見てきましたので、感想をば。TVでも人気のライダー映画の集大成と、大人気映画シリーズの最新8作目となる作品です。まあどちらも世間的にはあまり評価は高くないですが、見るべきところはありましたよ。特にライダーの方は劇場で見ておいてよかったと、心から思っております。もう本当に、パンフレットが買えなかったのが心残りなくらいには。

続きを読む

2017年見逃し映画おさらい「ゴースト・イン・ザ・シェル」「キングコング」

 2017年は本当に映画館によく足を運んだ。介護の都合上母を施設に預けられる水曜日に集中したが、「ヤマト2202」や「ガンダム・ジ・オリジン」を始め、先年より気になっていたアメコミ映画を中心に見てきたが、今年はSF映画の当たり年だったのか、アメコミ以外の作品もいろいろと見てきた。映画館に足を運ぶ回数が増えれば、予告編に触れる機会も増える。そもそも映画が好きなものだから、気になり始めると観に行ってしまう。そんな筆者でも見逃してしまう作品もあるわけで、昨今は洋画のBDなぞ安価で手に入るし、時期が過ぎればさらに中古で手に入るから、なんとなく買ってしまったBDを元ネタに、今年劇場にて見逃した作品をおさらいしておこうと思う。

続きを読む

またもや映画2題「GODZILLA 怪獣惑星」と「ジャスティス・リーグ」

 ここ数か月、まったくの手つかずで放り出している作品がある。「地球戦隊ファイブマン」と「忍者キャプター」の2作品だ。年明けにはなんとかまとめたいと思ってる作品なのだが、とにかく見終わらない。両作品とも序盤から先に進まない。単に時間が取れないだけなので、時間のやりくりをしてこの2作品に挑んでいる状態だ。悪いのはゲームです(爆)。CS時代劇専門チャンネルでは「風雲ライオン丸」が放送中だし、前作「快傑ライオン丸」もやりたい。アニマックスの集中放送で録画した「破裏拳ポリマー」や「無敵鋼人ダイターン3」、東京MXで放送した「未来警察ウラシマン」「鉄腕アトム(新)」なんかもやりたいし、もう少し時間のやりくりを考えて、どうにかしたい。これもう来年の抱負ってことにしておこう。

 さて今回も映画2題。なんだかあんまり人気ない作品と、アメリカではコケたっぽいけど、日本ではそれなりにウケたっぽい2作品です。あまり細かい話はできませんが、さくっとまとめておきますねっと。

続きを読む

映画2題「ブレードランナー2049」と「マイティソー・バトルロイヤル」

 基本的に自分の好きなものにお金を払って見ているわけだから、好きな作品を取り上げて、何が好きか、どこが好きなのか?がこのブログの主題となる。当ブログで取り上げた作品は結果的にほめそやすことになる。だが中にはけなす作品もあって、その場合はお金払って映像ソフトを購入してみているのだから、無問題だよね!と開き直ってもいるわけで、ほめようがけなそうが、その責任は筆者自身にあることは主張しておきたい。少なくてもネットでチラ見しただけの作品を安易に貶めたりしないよう、映像媒体を購入するなり金を払って見た上で、ほめたりけなしたりしていることを、自分自身に課している。だいたいにして悪い事はできないもので、ネットでチラ見しただけの作品を貶めるようなことをツイートしたら、きちんと反論が返ってきて、あわてたてこともあったので、自責の念を込めて、上記のことだけは肝に銘じておきたい。もちろん他人がどうしようがそれはどうでもいい。あくまでも自分ルールであるから、強制力なんかどこにもない。
 最近はTV作品を取り上げる機会も減ってきて、映画ばかりで恐縮だが、今回も2作品見に行ってきたので、ちょっくら書いてみました。お好きな方だけどうぞ。

続きを読む

プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
Twitter再開しました!

カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
namima2のつぶやき
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
リンク(リンクフリーです)
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
FC2 Blog Ranking
フリーエリア
blogram投票ボタン
ブロとも一覧

あにめにゅ~す の あににゅ

分水嶺

素足のアイドル達

有名人の珍言・名言集

宮廷アリス

TOY BOX
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[FC2 Analyzer] http://analyzer.fc2.com/ -->