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周回遅れの映画2題~ローグ・ワンとバイオハザード・ザ・ファイナル~

 前回の去年の更新からすでに1か月以上更新が滞っている。何をしていたかといえば、実母がまたも腰の圧迫骨折を再発し、入院と見舞いの生活でてんやわんや。装具を直したり、コルセットを新調したり、入院している親戚を見舞うために父を車で運んだりと、なんだかんだと日々を過ごして、あっという間の年末年始を含めた1か月を過ごしていた。その間、自宅のハードディスクレコーダーが変調をきたし、とにもかくにも動く間に中身をディスクに移動させ、年明けからの新番組はほぼ録画できていない。こうなるとなにも見ていない状況で、一体何を書けばいいのやら。以上、言い訳終わり。

 そうはいってもわずかばかりの隙間を縫って、行ってきました話題作。もはや完全に周回遅れで、話題にするのも申し訳ないけれど、なんせ見ちゃったので書き残しておこうかと。今後扱う作品も未定ではありますが、この1、3月は、待望の「ウルトラマンG」と「ウルトラマンパワード」がBD化するので、この2作品だけはとりあえず触っておきたい。記事の方針も決まってないのに告知するのもどうかと思うが、まあ一応自分にいろいろ課しておかないと。ってなわけで、ここから本編、始まります。

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シルバー仮面~その2・中と外にある3つの闘争~

<春日兄弟の試練の意味>
 10話において、春日兄弟のこれまでの苦難の旅は、父である春日光一郎博士によって課せられた試練であったというオチで終幕する。まずこのポイントについて、きちんと押さえておきたい。春日博士によって課せられた試練とは、何ゆえの試練だったのか?
 10話の終盤、星人による脅迫を退けた春日兄弟は、博士が残したメッセージを受けとり、兄弟の掌を合わせることで鍵が開かれ、完成した光子ロケットのエンジンは、光子ロケットに組み込まれることになる。この光子ロケットは続く11話にて星人によって破壊されてしまうものの、津山博士の協力を得て、春日兄弟はベム計画を立ち上げ、兄弟自身の手によって光子ロケットの改良型を開発し、父の意志を受け継いで宇宙へ乗り出していこうとする。10話終盤で明かされる春日博士のメッセージによれば、兄弟が力を合わせて困難に立ち向かい、その試練を乗り越えることこそが、試練の最大の目的であり、10話までの物語は、兄弟をステップアップするための物語ということになるのだが、もう少し突っ込んでみたいと思うのだ。

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「シルバー仮面」~その1・苦境を切り開くもの~

 過日、池谷仙克氏が鬼籍に入られた。2016年10月25日のことだ。筆者はひし美ゆり子さんのツイッターでその訃報に接した。各種報道のどれよりも早いニュースであったはずだ。著名な映画監督による作品の美術を担当するかたわら、成田亨氏に師事して円谷作品の特殊美術を担当していた方だ。池谷氏が生前、作中に登場する宇宙人のデザインをすべて手掛けた作品がある。それが今回ご紹介する「シルバー仮面」だ。往時の氏をしのびつつ、この作品にじっくり触れてみようと思う。

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「惑星大戦争」と「宇宙からのメッセージ」~便乗商法という花火~


 夏の夜空を彩る花火。筆者の住む東京東村山市だと、都内の有名花火大会などに行くことの面倒くささを考えれば、最寄りの西武園で夏の間、毎週土日に行われる花火大会は、ありがたいイベントだった。高校生の頃、初めて付き合った女の子とデートした思い出すらある。ところが昨今、この花火大会がなんだか問題だ。花火大会の帰りに事故が起こったり、今年の夏は花火のかけらが落下して頭部陥没とか、あまりいい話を聞かない。
そも「打ち上げ花火」というのは、打ち上げてパッと開いては散るイメージから、継続性のない単発的な仕事を示す言葉としても使われ、決していい印象の言葉としては使われていない。どうしてこんな話をするかといえば、今回ご紹介する2本の映画作品が、時代の流れの中でまさに「花火」、しかも便王商法という名の花火として作られた作品だからだ。とはいえ、この2作品が大傑作だなんて持ち上げるつもりはさらさらない。ただし、見るべきところは取り上げておきたいし、何ゆえこの2作品が当時の日本で大作たりえたのかは、押さえておいたほうがいいだろう。そんなわけで東宝が作った「惑星大戦争」と東映が作った「宇宙からのメッセージ」の2本についてお届けしたい。

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「X-MEN」シリーズ~遠く時の輪の接するところで…~

 この夏の洋画イッキ見シリーズもこれで終わりとしたい。筆者自身としてはもう少しタイミングをおいてやりたかったのだが、合間にはさむ作品を絞りきることができず、少しまとまった時間が取れるとついシリーズ映画を見続けてしまったために、この夏はシリーズ洋画イッキ見ばかりとなってしまった。そこで今年のイッキ見シリーズの締めくくりとして、現在公開中の作品でもある「X-MEN」としてみた。現在公開中の「アポカリプス」が新シリーズの最終章として公開され、旧シリーズ3作、新シリーズ3作、スピンオフ2作品というシリーズ構成になっている。このシリーズが面白いのは、魅力的なミュータントと呼ばれる能力者たちが、人類と共生する派閥と人類を従順させる派閥に分かれてしのぎを削る物語なのだが、その中に含まれるキャラクターの悲喜こもごもがドラマを彩る。旧3部作は2000年代の物語で時間の推移が小さい。ところがスピンオフおよび新3部作によって旧3部作の物語のあった時間を大きくまたいで物語が展開する。これにより不思議なタイムリープSFとなるびっくり展開となるところが面白い。新3部作によって旧3部作がどのように扱われていったか? これこそが今回のシリーズ俯瞰の視点である。

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「シン・ゴジラ」を見た後で見るゴジラシリーズ

 「シン・ゴジラ」、皆さんもう観ましたか? 私は観ました。すでに2度。もうね、全編興奮しっぱなし。いいわあ「シン・ゴジラ」。しかもね、見終わった人々がネット上やツイッター上で賛否両論、意見百出、喧々諤々。これね、平成ガメラシリーズの時に現在のネット状況があったら、間違いなくこんなお祭り騒ぎだったろうなって想像するとわかりやすいかな。段階を経て進化するのはゴジラじゃないとか、背びれや尻尾からの攻撃はゴジラじゃないとか、そういう細かいことはいいんだよ。だって映画として、ゴジラ映画として本当に面白いんだから。ポリティカル・フィクションとしての前半と、国際社会の中での日本の立ち位置の気まずさの後半、そして現在の日本の全力を見せたラストバトルの興奮という構成が実に巧みで、全くだれることなく最後まで見せきる力強さは、少なくともこれまでのゴジラシリーズにはないものだった。まあ豪快にいろいろすっ飛ばしてでも見せたいものを優先しちゃった娯楽作「FINAL WARS」(2004)ってのもあるけどさw

 でね、こんないいゴジラ映画見ちゃった後で、過去のゴジラシリーズを見直してみるとしても、いったい何を見ればいいのか? その命題に対していくつかの答えを、筆者なりに選んでみたいというのが、今回の主旨です。

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映画「ロボコップ」シリーズ~企業倫理はどこまで許されるのか?~

 007シリーズ、スーパーマンときて、次は何にしようかと悩んだ挙句、以前「エイリアン」シリーズから「プロメテウス」を俯瞰したときに、ツッコミ足りなかった部分を補強すべく、1つのシリーズに思い当たって選んでみた。それが「ロボコップ」シリーズだ。1987年から1992年にかけて3作が公開され、2014年に新規に作り直された。ちょっとだけスーパーマンのシリーズに似ているが、2014年版は後日談ではなくリブート。今回も20世紀フォックスから発売されているBD-BOXで鑑賞した。

本編に入る前に、今回の俯瞰の視点だけ掲げておくとしよう。それは企業倫理の点だ。最初の3部作でも2014年版も、背景にあるのは荒廃したデトロイトというアメリカの都市と、そこに本拠地を持つオムニ社という巨大な企業の実効支配という事実だ。警察はオムニ社により買収されており、デトロイトという都市もオムニ社に借金している。デトロイトで行われている企業活動も人々の生活も、犯罪までもがオムニ社の支配下にある世界観の上で物語が成立している。一般市民も市井の人々も、オムニの支配にうんざりしながらも、その手を払いのけられない経済的状況があり、オムニはそこに付け込んで好き放題しているのである。だが、オムニ社が企業体である以上、どれほど好き勝手にやっても企業倫理という物がある。この映画では超法規的に企業倫理を超えた活動をしてのけたオムニ社が、どんな目にあっていったか? そんな視点で俯瞰してみたい。

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
Twitter再開しました!

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