映画3題~トランスフォーマー、スパイダーマン、ワンダーウーマン~

 それにしても、アメコミヒーローの映画しか見てないなw
 そんなわけで、今年の夏のお祭りアメコミ映画ばかりですが、見たので一応書き残しておこうかと。軽い感想を述べさせてもらえれば、一番楽しく見られたのはスパイダーマン、じんわりときたのがワンダーウーマン、お祭りだなあと思ったのがトランスフォーマーでした。その理由も下記に残しておきますが、一番見てよかったと思えたのが意外にもスパイダーマンでした。

「トランスフォーマー 最後の騎士王」
 お祭りである。以上。
 で、終わってしまったのでは書き始めた意味がない。ただ、このお祭り感と中身の繰り返しが本作の特徴となっている。毎回地球上の歴史的な事実を背景として、その裏にトランスフォーマーの闘争があったことになっている。今回は円卓の騎士アーサー王伝説である。今回正義のサイバトロンのリーダー・コンボイは、あろうことか地球人類に牙をむくのだが、その事情が故国・セイバートロン星を救うためだと、クインテッサ星人に騙されてのやむにやまれぬ事情による。おまけにセイバートロン星は地球にやってきて地球を食らおうとするし、クインテッサ星人によれば、なんと地球はあのユニクロンだという。そういえば地球上のあちこちに奇妙で巨大な突起物が飛び出していたが、あれがそういう意味なのか?

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映画「ゴジラVSスペースゴジラ」~俺たちのMOGERAが見たい!~

 「平成特撮世代」(中沢健著 洋泉社)を読んでいると、こういう本が書けるライターになってみたかったと、まじまじと思う。いや批判しているわけでも全肯定しているわけでもないのだけれど、少なくとも著者自身の想い出を、記録されている時代的事実を交えてルポルタージュ風に仕上げることで、読み物として成立してしまうことに、素直に嫉妬を覚えたからだ。だからって筆者がこの本が書けるかといえば、到底思えない。本を書く、もちろん同人誌ではなく一般書籍として商売を念頭においてこうした本を書くには、(たとえ企画書を著者本人が持ち込んだりする経緯があったとしても)ライターは出版社から選ばれる理由がある。こうした本を商売にするためには、

1)ライターがその筋で認められた実績を上げている
2)ライター自身が売れている
3)ライターが別の事情で著名である

などの事情が必要だ。1で認められて本を書けるならばこれ以上の喜びはなく、いっそこの1冊でライター人生終わってしまってもいいくらいだろう。だが問題は3で、実のところ送り手も読み手も、ニーズはここに集中するから、所詮辺境ブログの管理人ぐらいでは、同人誌すらも超えることはできないわけだ。「平成特撮世代」の筆者はすべての項目が満たされているので何ら問題はないが、とはいえ帯にある「平成特撮で育った世代によるはじめての本格特撮評論」は、あまりにも言いすぎな気がして、著者でもないのに気が引ける。

 まあそんな筆者の与太話は置いといて、先の本の第3章の後半で、「ゴジラVSスペースゴジラ」の名前がやたらと出てくるのだ。本文によれば、著者はちょうどこのあたりで1作目の1954年の「ゴジラ」を見てしまい、至高のゴジラ作品に触れてしまったが故に、公開前の「VSスペースゴジラ」に言い知れぬ不安を抱いたこと、そして同時期に学校でゴジラの話をする同級生がいなくなりつつあったことを吐露している。つまり過去と現実の両面で発言を封じられてしまいそうになった時期に、この「ゴジラVSスペースゴジラ」に出会っていることになる。40代の特撮ファンなら、いかにも過去に突き当たった、テーゼともいえる命題に踏み込んだ瞬間だったろう。だが著者はそれでも「ゴジラVSスペースゴジラ」を人気作と位置付けており、当時の小中学生にとっては平成ゴジラシリーズが根強い人気があったことがうかがえる内容となっている。それは間違いなく当時のオタクシーンにおける若い特撮ファン、あるいはゴジラファンの評価であって、さらに上の世代に洗礼を受けた筆者世代には導き出せない答えだったろう。筆者は「平成特撮世代」の著者・中沢健氏の文章をうらやましく思うと同時に、平成ゴジラシリーズに対する悪いイメージが払拭される未来を感じた。

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「スペース・スクワッド」~東映は輝ける遺産を生かせるのか?~

 土曜日に「ウルトラマンジード」が放送され、日曜日に「キュウレンジャー」に「仮面ライダーエグゼイド」が放送される。ウルトラが過去のアーカイブ放送しかなかった時期もあり、こうやって3作品が週末に拝める日常は、なんとも得難い時間なのだと自分に言い聞かせても、なんとなく当たり前の日常になっていく。今のお若い人には信じられない話だとは思うが、「ジャッカー電撃隊」(1977)から「バトルフィーバーJ」(1979)までの時間間隙には戦隊シリーズもライダーもなく、「スパイダーマン」(1978)しか放送してないような時期があったんですわよ。ロボットアニメが激減した時期とか、アニメが深夜に移行し始めた時期とかね。そういうのと似たような時期があったのさ。そういう時期にはビデオデッキがまだ普及してない時代は、自分自身のアーカイブに頼ることもできす、ましてやまだレンタルビデオなんかないとなれば、再放送でしのぐとか、書籍に頼るしか渇きをいやす方法がなかったわけで、ビデオからLDを経由してDVDやらBDの時代になって本当によかったと思うわけですよ。東映さんの作品群だって、今こうして円盤になってくれてるおかげで、昔の知識を補完しながら楽しめるわけでさ。ましてやネットでも楽しめるっていい時代だよねって話。

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映画「POWER RANGERS」~突っ込んでおくべきところ~

 以前、1995年に公開された「パワーレンジャー THE MOVIE」についてレビューした。もうこのタイミングしかないってほど、今回の映画の公開直前のタイミングだったが、蓋を開けてみると、やっぱりというかなんというか、劇場にもよるだろうが、筆者が鑑賞したシネコンでは公開からわずか2週間ほどですでに閑古鳥だった。もちろん観客が「パワーレンジャー」というコンテンツに懐疑的だったのもあるだろうし、この日本においてスーパー戦隊シリーズというものの認知のされ方が、あくまで未就学児童を対象にした作品であることもあるだろう。
つい先日人気バラエティ番組「アメトーーーク」において「スーパー戦隊芸人」が満を持して放送されたが、その扱い方も笑いの取り方もこれまでの触り方と一切変わりがなかった。だがそれは長く愛され続け、視聴主体の子供たちが入れ替わりながらも、決してぶれることなく正義と団結を描き続けている証拠だ。たとえ笑い飛ばしても、そこにあるドラマも真実も変わりがないのなら、笑ってもらったついでにそこまで説明できればいい。そこまでなかなかできずに、一緒にせせら笑ってしまうから、そこで終わってしまうのだ。

 では戦隊シリーズがどうしても子供番組を超えられない理由は何か?と問われたら、そもそも戦隊シリーズは子供番組を超えるつもりがないのだとしか答えようがない。だがそれでも日本とアメリカとの齟齬はある。「恐竜戦隊ジュウレンジャー」がアメリカに渡って「パワーレンジャー」となった1992年の段階でも、アメリカ側スタッフに受け入れられたところと、どうしても受け入れられないところがあったという。実はその日米の齟齬がよくわかるのが、今回の「POWER RANGERS」であったかと、筆者は思う。その分、突っ込むべきところをわきまえているなあと思ったのが、筆者の鑑賞後の素直な感想であった。

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パワーレンジャー THE MOVIE(1995)~このタイミングしかないでしょ!~

 この2017年7月より、映画「パワーレンジャー」が公開される。マーベルやDCのアメコミキャラクターが劇場用作品となってドル箱化し、今年も「ソー」や「ワンダーウーマン」の公開が控えている。日本で「恐竜戦隊ジュウレンジャー」が放送されたのが1992年。物語が終了する1993年には「マイティモーフィン・パワーレンジャー」としてアメリカで放送される。変身前の人間が演じる部分はアメリカで撮影し、バトル部分や特撮部分は日本で撮影した映像を使う形態で作られた本作は、大人たちの下馬評を覆し、子供たちに大人気となり社会現象にまでなるに至る。シリーズは継続し、日本で戦隊が新作になると、アメリカでも交代するようにシリーズは継続していき、現在に至る。逆輸入されて日本でも何度か火がつきかけてはいたが、なかなか爆発的なヒットには至らない。このシリーズが面白いのは、日本の監督が現地でもメガホンを取ることもあり、その経験がさらに逆輸入されることになる。またパワーレンジャーのみのアイテムがあり、おもちゃ化されるとなかなかにカッコイイのだ。ホビー誌などでお目にかかるが、実物を見たためしがないし、何より実写で動いているのを見たことがないので、なんとも扱いづらい。「パワーレンジャー」のあらましは、こんなところだろうか。なお今回扱う劇場版はアメリカでは1995年、日本では翌96年に劇場公開された作品で、パワーレンジャーとしては劇場版1作目にあたる。アメリカでの放送では、第3シーズンを迎え、「忍者戦隊カクレンジャー」の要素が入ってきた辺りで製作・公開されている。

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ウルトラマンパワード~リメイクと語り直し~

 「ウルトラマングレート」が、作品を語るにあたり口ごもってしまうのと対照的に、今回扱う「ウルトラマンパワード」に関しては、語りたい点がいくつかある。最初の「ウルトラマン」のリメイクであり、90年代の特撮技術によってかつての名作がどのように変化するのか、という点もさることながら、現代的にアレンジされた科学特捜隊の未来装備や衣装、新時代に合わせた組織構成や人材のあり方など、どういった切り口でも語るべき点がある作品だ。もちろんそれは初代「ウルトラマン」というひな形があってのことで、比較対象が明確化されているが故に、語りやすいという側面がある。これはパワードという作品を語る上で重要な点で、受け手がどのように見るかを、作り手自身が十分に意識しながら作っている証明でもある。何が違って何が同じかをあげつらうことは、「ウルトラマンパワード」を楽しむにあたっての準備段階を踏んだに過ぎないと思う。もう一歩踏み込んで、何ゆえにどういう視点を持ち込んで語り直したのか? はたまた全てを放り投げてリメイクしたのか? 今回は「語り直し」と「リメイク」という2つの切り口で見直してみたい。

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ウルトラマングレート~思いの丈をぶつけてみる~

 いつもなら、作品視聴後の感想やレビューに載せて、「こんな見方がある」とか「こんな視点で見ると」といった筆者なりの見解を述べているつもりだが、今回の作品については、そういった新しい視点よりも、筆者の思いの丈をぶつけるだけの記事になることを、最初にお断りしておく。おそらくその方が、作品に対する臨場感が増すと思われるゆえだ。

 まずはこれまでDVDでの発売もなかった「ウルトラマングレート」が、BD-BOXが2017年1月に発売されたことは、本当に喜ばしい事実だ。筆者は1990年代にセルビデオとして発売されたものを、レンタルで見ていた。同様に「ウルトラマンパワード」がTBS系列で放送された後に本作も放送されたが、その時の録画をいまでも保管している。ではそれほどまでに好きな作品だったかといわれると、複雑な感情を持て余して、どうにも口ごもってしまう。

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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