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「スパイダーマン:スパイダーバース」~成長と可能性の世界線~

 マーベル・シネマティック・ユニバースが、「アベンジャーズ エンドゲーム」と「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」でフェーズ3を完了した時点で、ほんの少しだけ熱量が落ち着いたと思いきや、マーベルがフェーズ4以降の発表を行ったとたんに聞こえてきたのは、「スパイダーマン」の映像権利に関して、マーベルとソニー・ピクチャーズの間でもめ事が始まった。当のソニーにしてみれば、2018年に公開された本作「スパイダーマン:スパイダーバース」が成功したことで、以前の実写映画シリーズを超える手ごたえを感じたことだろう。ユニバースによって鎖につながれたような状態のスパイダーマンを、自分たちの手元においておき、コミックスで多様な展開を見せたスパイダーマンの可能性を広げたい。だがソニー側が新たな商売を思いついても、マーベルの鎖につながれた状態では、思うようにいかない。一方でマーベルもシネマティック・ユニバースにおけるスパイダーマンの活躍や、トム・ホランドによって、強い印象を残すやんちゃで子供っぽさも残す映画シリーズを継続させることで、新たな商売を展開させたいのだろう。原作権があるマーベル側はスパイダーマンの生殺与奪を自由に行使してしまう。「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のラストのような状況を見せつけたならば、ソニー側にとってはドル箱キャラクターをみすみす殺してしまうことになる。もちろんそんなレベルの低い話し合いではなく、より高額で高度な商売が、二つの会社の闘争を引き起こしたとなれば、「スパイダーマン」というキャラクターも、なかなかに厄介な存在ではある。

 筆者はすべてではないにしろ、アメコミヒーローのアニメ化作品を愛好している方なので、この映画も劇場で観たかったと、BDを見ていてつくづく思ったのだが、かなわなかった。今回BDによる初視聴での感想を、残しておこうと思う。

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宇宙戦艦ヤマト2~その3・「さらば」の愛を肯定する試み~


<ヤマト死闘、そして戦いの果てに>
 コース変更を余儀なくされた彗星帝国。それによって屈辱を味わったズォーダーではあったが、テレサの偉業を讃えることで、逆に帝国のモラルを上げることになる。ズォーダーはついに地球への大攻略作戦を発令。シリウス方面に陣を敷いていたバルゼー提督率いる艦隊は、太陽系へと進軍する。その一報を聞いた地球艦隊司令の土方は、太陽系外周艦隊を急ぎ土星へと集結させ、史上まれに見る大艦隊との決戦に備え、土星を絶対防衛線とする作戦を実行する。それは連邦政府の指揮系統を混乱させる土方の越権行為ではあったが、この一戦に負けたら地球も後がない。一方ヤマトは無理を承知の長距離ワープを敢行し、急ぎ地球へと向かっていた。島は一人任務に打ち込み、余裕がない。テレサへの想いを断ち切ろうと必死だが、雪の助言に自分を取り戻す。そんな折、ガトランティスではデスラーが謀反を起こしてガトランティスを脱出し、ガミラス艦隊と合流する。この一件によりサーベラーはズォーダーに叱責され、デスラーは再びズォーダーとの友誼をもとに、ヤマト撃滅へとひた走る。こうしてこれから始まる戦いの火ぶたは、いま切って落とされようとしていた。(18話)

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宇宙戦艦ヤマト2~その2・群像劇と救世の美女の理屈~

<ヤマト、テレザート星への旅>
 テレザート星を守護するゴーランド艦隊。その旗下のデスタールの艦隊は、ヤマトの航路を邪魔する作戦行動を開始するが、作戦行動中のデバステーターがヤマトによって拿捕されてしまう。その乗員を佐渡によって検査した結果、ガトランティス人は地球人型のヒューマノイドであることがわかった。ヤマト艦内では捕虜となった乗員の尋問が始められるが、彼は尋問に屈しない。情報を得られないまま、あせりは募るヤマトクルー。だが古代は彼を戦士として認め、彼を佐渡に預ける。佐渡との酒盛りを抜け出してヤマトを脱出する捕虜。古代は捕虜をわざと逃がす。だが艦隊へと帰還した捕虜は、あえなく遊軍から帰還を拒否されただけでなく、ヤマトへ特攻をかけて爆死してしまう。怒りに燃えた古代は、デスタール艦隊を屠り、捕虜の霊へ捧げた。(9話)

 デスラーはヤマトとの一騎打ちを狙い、ヤマトとテレサの接近を阻止するための妨害電波を消してしまう。これによって島とテレサの交信が再開し、貴重な位置情報を得て島は有頂天になる。そんなヤマトの前方に立ちふさがるのは流星帯であり、ヤマトはこれに突っ込むことになる。地球の中では白色彗星の接近も、敵艦隊の接近も内密になってはいるが、民間レベルでの情報漏れまでは防ぎようがなく、次第に不安が広がっていく。一方ヤマトが突入しようとしていた流星帯の隕石群は、ヤマトのエネルギーを吸い取る性質を持っていたため、ヤマトの速度は低下。しかも敵残存艦隊の攻撃まで受けてしまう。ヤマトはイスカンダルの旅で使用したアステロイド防御陣を使って攻撃を防ぎ、やがて流星帯を抜けることに成功する。そして必殺の波動砲の一撃をもって、ゴーランド艦隊を撃破殲滅するヤマト。だがそんなヤマトのもとに、デスラーから電文が入る。それは不敵な挑戦状であった。(10話)

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宇宙戦艦ヤマト2~その1・「さらば」でも「2202」でもなく~

先の記事にて、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」について取り上げ、二転三転しながらも怒涛の展開を見せ、その落着もキリモミしながらであったとしても、気持ちの良いものであったから、脚本家・福井晴敏氏を讃える結果となった。あの作品を製作側の意見をいれて成立させるなんて、どだい無理難題なのである。しかも古代と雪を救ってまで、あのような形で物語が落着できたことは、見ているだけのこちらとしては僥倖以外の何物でもないだろう。

んで、思ったわけである。「2202」の最大の特徴は、「さらば」ではなく「2」でもない、というポイントにある。だが多くの人にとって「2202」は「さらば」と「2」のリメイクでありながら、さりとてレンタルでほとんどのお店に常備されている「ヤマト2」まで、視聴するという方も少ないだろう。今回は「さらば」から派生して誕生した「宇宙戦艦ヤマト2」という作品を取り上げてみたい。公開当時ですら多くの称賛と、それに比する批判にさらされた「さらば」という作品は、結果的にシリーズとしての「宇宙戦艦ヤマト」を延命させることになるのだが、単なる「さらば」の語り直しではなく、批判にさらされた「さらば」という作品を全肯定するための企みだったのではないか? まずはそんな筆者の仮説から本記事はスタートしてみる。

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映画「ダーティペア」~恋とスペオペのシャレオツ~

 以前、「宇宙からのメッセージ」と「惑星大戦争」を同時に扱った記事を書いた時、この記事が日本における「スターウォーズ」を起点とするSFブームの流れについて、SFというよりもスペースオペラ寄りに説明をしてしまったために、「スペオペだけがSFじゃないだろう」的なコメントを頂戴した。至極まっとうなご意見で、自分自身でこの記事を書いた時点でも自覚的であったが故に、ちらっとだけ「未知との遭遇」にも触れてみたのだが、さすがSF好きの方の目はごまかせなかったのか、実に手厳しいご指摘を受けて、背筋が伸びる思いがした。とはいえ、スペオペだってSFの1ジャンルであり、このジャンルの台頭なしにSFの躍進もなかったわけですよ。スペオペの娯楽としての楽しさや爽快さがなかったら、SFがジャンルの殻を破り、一般に認知されていくのを押しすすめることもなかったと思えるので、それはそれでよしとしておきたい。

 さて今回取り上げる「ダーティペア」であるが、この作品をきちんと取り上げるには、TV版アニメはもちろん、この作品が当時のアニメファンにどのように受け入れられていったかの検証をするために、「ジュブナイル小説(あるいはラノベ)」「OVA」「美少女SF」といった関連ワードを説明する必要がある。これを1回の記事をまとめ上げるには、ものすごーく文字数が足りない。だいたいにして文字だらけの当ブログで、「昭和の日」のお祭り記事以外で2万字に到達するほどの記事など、そうそう読んではもらえないだろう。なのでここいらへんの話は、本文中でちらっと触れるだけにしておきたい。その上で、本作の楽しさをお伝えできれば幸いであります。


追記(2019.04.12)
 サディンガについての考察を追記しました

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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち~福井さん、ごめんなさい~

 2019年3月に公開された第7章の公開をもって、ほぼ2年半にわたるこのシリーズも終焉を迎えることになった。これまで当ブログにおいては、1度たりとも真面目に取り扱ってこなかった。その理由についても以前の記事で触れたとおり。「2199」ではあんなにも熱く、暑苦しいほどに取り扱ったくせにだ。そんな筆者が翻したように本作を、最後の最後で取り扱う理由については後ほどにしておく。今回は完結記念としてこの作品を取り上げて、ここまでに苦難に満ちたヤマトの航海への華向けとしたい。

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ルパン三世・グッバイ・パートナー~アメリカとAIと電脳歌姫~

 かつて劇場版「ルパン三世 ルパンVS複製人間」において、ルパンの良き相棒・次元大介がのうたまうに、

「長ぇこと、モンローとハンフリー・ボガードのファンだったが、今日かぎりだ!」

 マモーことハワード・ロックウッドの行方を捜すアメリカ大統領補佐官の尋問に堪えかねて、次元が言い放った言葉なのだが、本作が公開された1978年のころでも、すでにアメリカという国はフィクションの世界では当たり前に悪役だったなぁと思う。78年といえば自民党福田政権の下、日中平和友好条約の締結を目前に控え、日本はアメリカの軍事的庇護の下で、すくすくと経済成長をしていたころだ。1991年のTV-SP「ナポレオンの辞書を奪え」では、湾岸戦争後の経済的紛糾を治めるために、ルパン帝国のお宝を狙うG7に参加する世界の首脳陣が送り出す多国籍軍を相手に大立ち回りを演じるルパンを描いたが、その頭目がアメリア大統領だった。日本人はアメリカという国について、あまり良い感触を持っていないようで、少なくても「ルパン三世」というフィクション作品の世界では、悪役を演じる場合が多い。もっとも当のアメリカ人にしたところで、現実の国のトップがロクでもないことを知っているようで、アメリカのアニオタさんたちも一定の理解を示してくれているようだ。

 そんな中での今回のルパンSPは、ルパンの良き相棒・次元大介が、ついにというかまたもルパンの敵に回るというお話。多くルパンファンは、またかよ、あるいはそれがどうしたという感想を口にしたとかしないとか。もうね、ルパンが死ぬとか銭形が死ぬとか、そういう煽り文句は聞き飽きてるんだよねぇ、とかブツクサいいながらも、見ちゃうんだから、ルパンファンは律儀だよねえwww

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
50歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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