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「ターミネーター」シリーズ~未来を変えろ!(過去もねw)~

 映画「ターミネーター2」を、筆者が劇場で観たのが大学2年ころだから、1991年の話。クラスメイトの複数人で劇場に行き、大興奮して、昼食のうどん屋で盛り上がったのを覚えている。それ以前、テレビ東京のお昼に放送されていた前作「ターミネーター」を見たのは、高校時代で、その頃すでにカルト的な人気を博していた作品だった。「ターミネーター」の公開が1984年。SF映画はどこかカルト的な人気を誇る作品がいくつかあって、「ブレードランナー」(1982)や「エイリアン」(1979)、「遊星からの物体X」(1982)なんかと同じ匂いがしたものだ。
 この作品の肝は、未来を変えるために過去へとタイムスリップし、時間改変を試みるが、それによって未来に大きく影響するという、SF性だろう。アーノルド・シュワルツェネガー演じるターミネーターT-800が、どれほど強くて、何度倒れても復活してくるしぶとさもさることながら、1作目のオチである、未来から来た男が、未来の世界を救う救世主の父親となるネタ晴らしの、あまりの衝撃が忘れられない。子供心に「猿の惑星」(1968)のラストを始めてみた時の衝撃によく似た感触だ。そしてかつての敵であったターミネーターが、過去の世界で子供だった救世主を助けて、未来の新型ターミネーターと戦うという「2」のアイデアも素晴らしいが、熾烈なバトルを制した後、残された科学技術が未来を変えてしまうことを恐れて、自ら溶鉱炉に沈んでいくT-800の感動は、これまた格別のもので、それまでの液体金属の新型ターミネーターのしぶとさの、ビジュアル的な説得力に、同じ理由に起因した弱点を突くバトルの展開の面白さは、筆舌に尽くしがたい。派手なカーチェイス、大小の銃器類で繰り広げられるガンアクション、何より設定に準拠した勝利条件と、数え上げたらキリがないほどの見どころは、SFアクション映画を見ていてよかったと、心から思える作品だ。
 そんな大ヒット作品であるだけに、続編を希望する声は後を絶たなかったから、その後の展開は、ありていにいえばファンのためでもあるし、映画興行としてはあたりまえの事象なのだが、問題はその内容だ。今回はカルト的な人気を誇る第1作目と、大傑作である2作目以降の作品を対象に、あーだこーだと書いてみたい。

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2020見逃し映画考・その1~X-MENとアリータ~

今回ご紹介する2本については、あまり好意的ではないご意見をお持ちの方々が、多数いらっしゃることは承知している。日本ではコケたやら受け入れられなかったなどの言説は、ネット界隈を眺めれば嫌でも目に付くし、この作品を目にしたら、その理由もよくわかる。

「X-MEN ダーク・フェニックス」に関しては、本ブログでこれまでのシリーズを俯瞰する記事を上げたので、できればそちらもご参照いただきたいし、その後に劇場公開した「X-MEN アポカリプス」(2016)や、ウルヴァリンことローガンの去就を描いた「LOGAN/ローガン」(2017)についても記事を書いたから、その流れで公開前から楽しみにしていたし、新潮社から発売された関連書籍も買っていた。だがその書籍の中ですら、日本では公開前だというのに、書籍中の記事の中ですら、酷評されている始末である。

一方「アリータ:バトル・エンジェル」に関しては、日本では公開されたものの、ひっそりと公開して、まったく話題にもならずにひっそりと公開を終えた作品だ。ご存知のように、この作品の原作は、日本でも人気のあった木城ゆきと著「銃夢」であり、「タイタニック」や「ターミネーター2」「アバター」などの監督であるジェームズ・キャメロンが製作することで、一時日本でも話題になった作品であった。ところが、監督はキャメロンではなく、「デスペラード」や「スパイキッズ」などのロバート・ロドリゲスが務めることになった。この経緯については後述するが、この監督の交代が作品の製作と公開を遅らせることで、映画ファンから次第に忘れられていったことがマイナスに働き、直接興行成績に響いたと感じる。

 そんなマイナス要素たっぷりの2作品であるが、このマイナス要素がまったくぬぐえない作品でもあったことだけは、筆者の感慨としても残っているので、先にお断りしておく。でもご紹介する以上は、この作品を筆者がどうみたのか?という視点に絞ってお届けしたい。ま、たいした話じゃないですからw

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STAR WARS スカイウォーカーの夜明け~ジジィと若者の間には~


 年明けの一発目の更新はコレだと決めていました。あ、いまさらですがあけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いたします。
今をさかのぼる42年前に1作の映画からスタートした「STAR WARS」が、本作にてついに完結となりました。都合9作品にスピンオフ2作、その他もろもろありますが、とりあえずもろもろの方は置いておくとして、本伝となる9作は、生みの親である監督ジョージ・ルーカスによって、旧3部作と新3部作の全6作とも言われた時期がありましたが、商売の匂いをかぎ取ったディズニーによって拾われて、ルーカスが監督しない続3部作が完成し、めでたく9部作の完結となったわけで。その昔9作と言われていたのに、撤回して6部作と言い張ったルーカスに、「残りも作れや!」と息を巻いていたあのころが懐かしいです。10代の頃に旧3部作を見て、完全にこちら側に転んだ身としては、30代で新3部作を見て、50歳になった今続3部作が完結するというのは、もはや見ているこちらも一代記を書けるような気がしてしまうほどに感慨深く、まずはそのシリーズ完結がまことに喜ばしい限りであります。ところがディズニーの発表によれば、さらなるシリーズ続行を明言する情報もあり、筆者が生きている間にきちんと完結してほしいという願いのような感情も芽生えたりして、長寿シリーズの厄介さ加減も極まっております。

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見逃し映画考2019夏~ヒーローたちを生む童話~

 今年、ゴジラ映画も見てないし、「X-MEN」も見てないし、もう映像ソフト購入しか方法なくなって、お財布と相談しながらやっと買ってきた作品を、いまさらのようにお蔵出し。「キャプテン・マーベル」は「アベンジャーズ エンドゲーム」の前日譚であり、アベンジャーズ誕生秘話でもあるので、もうそれだけで楽しいし、「アクアマン」はその出自に関する話なので、ルーツに関するお話は大歓迎な筆者には、とてもうれしい映画でございました。批評批判はどうせあちこちにあるのだから、にわかのファンが楽しさにのたうちまわってる様子をご想像いただきながら、呑気にお読みいただければ幸いです。

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「さよならジュピター」~特撮ファンの落胆と奮起~

 本ブログのコメント欄までご覧の方には、いつぞやのコメント返しで予告しておりました、満を持してお送りする「ヒトネタ」がこれでございます。
やーい、ガッカリしたでしょうwww 
 なんで時間がかかったのかは、いつもの通りでございまして、本編を見る以前に、当時の資料などを引っ張り出すのに時間がかかったからとしか申し上げられない。

 この作品のどこがそれほどの「ヒトネタ」なのか?
 このブログではままあることですが、ちょいと古い話にお付き合いください。話はこの映画が公開された1984年の前年から始まる。それまで日本のSFを牽引していた作家・小松左京氏のSF映画作品は、氏の代表作である「日本沈没」(1973)の大ヒットがあり、角川映画による大規模宣伝効果も相まってヒットした「復活の日」(1980)がすでにあった。その小松左京原作の新作SF映画が公開するとなれば、SFファン、特撮ファン、映画ファンはこぞって注目していたわけさ。当時も今もSF専門誌はさして多くはないが、老舗の映画会社東宝が送り出すSF大作に、総じて胸をときめかせていたし、「週刊TVガイド」のようなTV情報誌なども本作にページを割いていた。年が改まって1984年。いよいよ3月の公開が迫ると、メディアへの露出も多くなり、映画の主軸となる特撮部分の撮影風景やキャストが映画について語る場面も多くなる。緻密で精巧なメカニック群、1977年に公開された「スターウォーズ」で使用されたモーションコントロールカメラやシュノーケルカメラなどの撮影機材による新しい映像技術の導入など、事前情報は振りまかれ、日本映画界に、日本特撮界に新しい風が吹くことを、誰も疑わなかったのである。期待だけがいや増していった。当時14歳の筆者は、そんなお祭り騒ぎの中、映画公開となる1984年3月を迎えたのである。

 ところがwwww

 ここから先は、本編についてお話をしてから、ゆっくりと語っていきたい。

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逸脱!見逃し映画考~タイミングずれの作品たち~

 これからご紹介する映画2本は、もはや2018年作品ではなく、単に筆者が積みっぱなしでほったらかしていた作品だ。したがってタイトルから2018年もなくなったわけで。

「007 スペクター」(2015)
 シリーズが大好きな筆者にとっては、次回作にもダニエル・クレイグが続投するという話に心から喜んだが、前作「スカイフォール」にて、あまりにもジェームズ・ボンドという人間の人となりにメスを入れてしまったことについては、ちょいとばかり懸念があった。本作「スペクター」においてもその傾向が顕著だとの事前情報があったため、興味をひかれるよりも心配が先に立ってしまい、BDを買ったはいいがついついほったらかしてしまった。

 物語序盤はお祭りに騒ぐメキシコでの大乱闘。その見せ方の面白さ、アクション、破壊のカタルシス、その派手さ加減など、どれをとっても一級品! ダニエル・ボンドの面白さを見せつけるのだが、一転して物語は廃業に追いやられようとするMI6が、ボンドの活躍の陰でその立場を危うくしているという展開が待ち受け、見ているこちらの機先を制するように「あはは、そうだよねー」と落ち着かせてくれる。Mに問い詰められても真実を応えるそぶりを見せないボンドは、前作で死んだ前任のMの遺言ビデオに従って動いていた真実が発覚。物語が進むうちに新任Mにマネーペニー、そして開発担当の奇才Qを担ぎ出して、たった4人のMI6が難敵に立ち向かうラストまで見せきってくれるあたりは、実に痛快な筋立てだ。

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
50歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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