「空の境界」第六章「忘却録音」・第七章「殺人考察(後)」~直死の魔眼って何さ?~
前作「空の境界 第5章 矛盾螺旋」を取り上げたのが2009年12月。それからすでに2年足らずの時間が立っているのにはわけがある。一つは筆者のレンタルが当時の「新作」に追いついてしまったために、容易にレンタルできなくなっていたこと。そのためレンタルのタイミングを逃し続けているうちに、うっかり作品への興味が失せてしまったことである。もっとも最大の原因は作品自体にあり、本作における「人間の死」の取り扱いについては、本ブログにおいてもずっと疑問を投げかけてきた。これまではできるだけ遠まわしに本作での「死」の扱いについて控えめに非難してきたつもりであるが、このたび最後まで見ることができたのを機に、そろそろはっきりと見解を述べてもいいだろう。
第7章を見終わった段階で、本作に関する「死」の扱いのひどさに関しては、まったく感じ方が変わらない上、作品の気持ち悪さや陰鬱さを醸し出すアクセントにしかなっていない。この点に関してはずっと腹立たしく感じていた。一方で、「殺人と殺戮」の違いの説明により、うっかりなるほどと納得しそうになったものだが、それとて単なる言い訳にしか聞こえないのだ。この気持ち悪さはなんだろうか? 今回は「空の境界」シリーズを総括して、筆者が感じた気持ちの悪さについて考えてみようと思う
第7章を見終わった段階で、本作に関する「死」の扱いのひどさに関しては、まったく感じ方が変わらない上、作品の気持ち悪さや陰鬱さを醸し出すアクセントにしかなっていない。この点に関してはずっと腹立たしく感じていた。一方で、「殺人と殺戮」の違いの説明により、うっかりなるほどと納得しそうになったものだが、それとて単なる言い訳にしか聞こえないのだ。この気持ち悪さはなんだろうか? 今回は「空の境界」シリーズを総括して、筆者が感じた気持ちの悪さについて考えてみようと思う
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