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「スカイ・クロラ」~映画的な、実に映画的な・・・~

 日本映画界が斜陽だという。別に今に始まったことじゃない。そう言われ続けてすでに数十年になるのだ。じゃあ日本映画の何が悪いのかといえば、日本映画の側に理由があるわけではない。映像媒体のエンターテイメントとして、かつての映画の役割をテレビが果たしてしまったからだ。しかも劇場で料金を払って見る嗜好を必要としないテレビは、一気に映画を追いやってしまったのだ。
 だがテレビ作品を作っている人々は、いつか映画を作りたいと願う。テレビ作品のスピンオフ作品が存在する理由はそこにある。毎年のように制作される仮面ライダーや戦隊シリーズの劇場版もまったく事情は変わらない。映像作品を作る人は映画を目指すようである。今でもそういう人にとってはテレビよりも映画が上位にあるようで、どうやら映画というのはテレビよりも高尚であると考えているらしい。

 アニメ作品でこれを考えてみると、宮崎駿監督や押井守監督、細田守監督や亡くなった今敏監督など、劇場用アニメ作品しか作らない監督がいる。テレビアニメで疲弊しきったアニメ制作の現場が、製作費の枷から逃れるためには、具体的に収益の上がる映画のほうがよい。実際にスタジオジブリはそうしたアニメ制作現場の改善を目指したからこそ、採算性の高い集団として認知されるようになった。だが内容的にはどうだろう? 内容は映画となりえているのだろうか? 1クールの作品が1本の物語として訴える場合、それをして「映画的」といわれることがある。だが映画にもたくさん種類がある。日本情緒を前面に押し出した「鉄道員」や「ALWAYS」、退廃的な雰囲気を漂わせたフランス映画、派手なアクションやCGで魅せるハリウッド的な映画、ダンスを基調としたインドの映画などもあるから、総じて「映画的」という言葉は安易に使ってよい言葉じゃないような気がしてくる。だが今回ご紹介する押井守監督作品「スカイ・クロラ」は、実に「映画的」といっていいんじゃないだろうか。

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

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波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
48歳になりました 
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戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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