2010年1月期アニメ青田買い

 日々お寒いですが、いかがお過ごしですか。さて毎度この季節が巡って参りましたので、今回もやってみようかと思います。初めにおことわりしておきますが、あくまでも波のまにまに☆個人の主観でありますので、あまり気になさいませぬよう、お願いしておきます。まあなんの影響力も持たない弱小ブログのたわごとですから、よしなに。

「ソラノヲト」
 現時点で2回まで視聴。いまどきめずらしくアニメオリジナル企画。国境付近のさびれた街に駐屯する部隊。最前線ともいえないような駐屯地の砦に配属されている5人の少女達がおりなす日常の物語、そして音楽・・・という話か。
 まるで「ハルヒ」や「けいおん!」のキャラクターのような画であるのに、別人のキャラ設定だそうで、なんだか拍子抜けである。間違いなくハートフルな物語だろうし、どこか「ストライクウイッチーズ」のような感じもする。けどやはり「けいおん!」が一番近いイメージか。人物配置も「けいおん!」にあまりによく似すぎていて、軽音部のメンバーがタイムスリップしたんじゃないかと思わせる。
 劇中戦時中であるにもかかわらず、どうにも最前線とは言い難い雰囲気は、むしろ疎開地のイメージか。だとするとメインの5人がどれだけ楽しくやっていても、戦争による悲しみの余波がかならずあの場所へ押し寄せる。軍は何を考えてあのような辺境の土地に駐屯し、あの5人を配属したのか? 主人公の持つ絶対音感は、彼女たちを救う鍵となるのか。音楽を題材とした作品は「けいおん!」だけでなく「ピアノの森」や「のだめ」なんかもあるけれど、軍隊のラッパ吹きというのは、初めてだ。この物語のラストが、ラッパ吹きとして成長した主人公が、かの地を離れて戦地におもむくというような哀しいラストでないことを望む。

「バカとテストと召還獣」
 原作未読のまま視聴。うん、なるほど面白いですね。各学年がA~Fに別れ、召還獣により代理戦争を行って、下克上バトルですか。結局F組が上のクラスをねらって次々にのし上がっていく展開を予想したら、1話のラストでいきなりA組が宣戦布告と、気持ちのいい引っ張り。物語のオチは、なぜこの学園がこれほどまでに苛烈な生存競争を強いているのか、その事情なのだろうか? そうすると最終的な敵は同学年のクラスではなく、学園そのものになるわけで。
 実のところ、本作に漂うイメージは、「バトルロワイヤル」であり、学業すら自分たちの生き残りをかけるサバイバル状況を作り出すことにある。そしてF組の決断こそ、「黙っていては生き残れないので戦わざるを得ない」という非常にまっとうな「ゼロ年代」的発想に基づいて物語がスタートしている。もちろん本作の原作のラノベがゼロ年代に発売されている状況は知っている。だからこそ本作あるいは原作で、「ゼロ年代の想像力」を超える物語が創出できるのか、期待してもよさそうだ。

「ダンス・イン・ザ・ヴァンパイア・バンド」
 タイトル長い。1話目になんの設定も明かさず、まるでフジテレビのバラエティ番組を模した番組を作り、その中で吸血鬼という存在の基本概念を説明、その上で本作の要となるヴァンパイアの姿を映し出す。新房監督とシャフトの作り方ではなく、脚本家と絵コンテの漫画家「MEIMU」氏に追うところが大きいような作りをしており、好感が持てる。その一方で原作ファンには食い足りないと感じるかも知れない。しかも新房監督とシャフトを前提としながら、その色はきわめて薄い。これなら新房監督の名前を出す必要性を感じない。
 1話劇中で連続殺人犯の正体を吸血鬼とし、ゲストに呼ばれた面々のうち、被害者が女性というだけで、男性型の吸血鬼であることはすぐにわかる。だから司会の人を含めて、あの場には4人の候補者がいる。そのつもりで見ていると、台詞量からどうしても右端の先生に意識が集中し出す。しかも吸血鬼不在とわめき立てる。これがフェイクかと思わせておきながら、手袋の左右で左端の俳優さんでしたってのは、見ているこちらの意識の集中を外した技でした。またカメレオン型ばけものが、「truth」の天秤に乗ったのは、新房さんらしい文字遊びも垣間見える。既刊6巻のどこまでをアニメ化するのか、楽しみである。

「聖痕のクエイサー」
 いまのところ単なる乳アニメでしかないのだが、原作でも「乳」は重要らしいので、それはしかたのないことだ。台詞による説明だけではなんのことやらさっぱりなのであるが、とりあえず顔の左半分に傷を持つ美麗な少年が、キリスト教系の暗部に潜む能力(金属を操る能力)を使ってのバトルストーリーであると解釈。そこにどう「乳」がからむのか。エンディングを見る限り、まだ登場していない主要人物がいるのだが、またもや胡桃ちゃんあつかいの平野綾嬢である。いまや立派な売れっ子で大物なんですね。本作で一番気になるのは声優さんであろう。メインキャストはほぼ女性陣で埋められているし、そのネームバリューも高い。だがそろそろ豊崎愛生とか茅原みのりとかは、どうなんだ? 閑話休題。
 とりあえずバトルもの路線であるので、かっこいいアクションやタイミングのいい乳揺らしがあり、日常と非日常のコントラストがうまく描けていれば、見栄えのいい作品にはなると思う。そこからなにをどう見るのかは、こちらの趣味次第。「クイーンズブレイド」みたいに、あっけらかんと半裸の女性陣がバトルする物語のほうが見やすいとは思う。1話ですら、大事なシーンがよく見えず、ソフト化前提となっているのも、もはや怒りもわいてこない。これも慣れか。

「おおかみかくし」
 ゲーム原作のアニメであり、私自身は「竜騎士07」氏に初挑戦となる作品である。これを通過儀礼として、「ひぐらし」や「うみねこ」にいまさらはまるのか否か、という意気込みで見た作品である。
 キャラクター原案があの「ローゼンメイデン」シリーズや「しゅごキャラ」のPEACH-PIT氏であり、女の子も男の子もかわいげがあっていいのであるが、彼らがこれから恐怖に顔を歪ませるのかと思うと、不憫でならない。
 序盤から登場する仮面をかぶった女の子は、先日うっかり見てしまった「もののけ姫」のサンによく似ていると思ったのは、私だけだろうか? しかも白石稔は1話でいきなりいなくなるし。なんのいじめか(笑)。
 竜騎士07氏の作品の多くは、殺人の数を重ねて主人公を追い込んでいき、主人公にその謎をとかせるようしむけながら、その実謎の正体が超常のものであるというオチが多いと聞く。推理も思考もストップさせてしまい、ただそこにある殺人と死体という事実情報だけが恐怖を与える構造である。謎の実態が人間の奥深き怨恨による犯罪であるのに、それを土地に根付いた伝承や童謡に隠蔽した横溝作品とは、まったく逆のベクトルである。竜騎士07氏は、人間が怖くないのであろうか?

「ひだまりスケッチ第3期」
 女子高校生がたまるアパートにおける日常アニメ。4コママンガ原作のコメディであるが、これがなぜ3シーズンも作られているのか、1話のふにゅ~んとした雰囲気だけでは判断できない。ただひたすらゆる~い雰囲気はたしかに楽しい。ただそれだけで3シーズンも作られるはずはないのだが。それなら私の好きな「GA芸術科アートデザインクラス」だって、第2期があってもよさそうなものである。
 個人的にツボだったのが、大家役の沢城みゆき嬢。先の「GA」では場をとっちらかす役で、どちらかというと好き放題やっていたキャラだったのに、本作では大家役として「オチ」を担当している。「GA」では堀江由衣嬢が「オチ」を担当し、かなり嫌がっていたエピソードがインタビューから散見されたのだが、本作では沢城さんがオチを担当するので、まるで意趣返しにも感じて、面白かった。ああいう日常ドラマのオチっていうのは、一つタイミングを外すと、途端に効果がなくなってしまう、難しさがあるのである。

「デュラララ」
 現実の池袋を舞台に、非日常にあこがれる少年や池袋に生息するさまざまな人々との交流の中で出会う不思議な事件とその顛末を描く青春群像劇か。首なしライダーという都市伝説がある世界で、その首なしライダーはまるで正義の味方を気取っているようだ。これも原作未見。はっきりいってこれの何が面白いのかまったくわからん。だいたいにして池袋でたむろする少年達など、おじさんにとっては同一地平にいる存在だと思えない。その一方で女子中学生誘拐事件をきれいに整理する話は痛快だと思う。池袋カルチャーに抵抗感すら感じる。まあいい年なので、すまん、わからんものはわからない。ただ面白くなる可能性は残している。首なしライダーの顛末は、主人公そっちのけで気にはなる。

<総括>
 今期の特徴としては、オリジナルがあること、全体的に本数が少ないこと(AT-Xオンリーのものは見れてません)、放送開始時にすでにソフト化が決定していることなどか。今期はどうやら切るものもないようだし、そのくせあまり癖のある作品もない。とびきり頭が一つ抜けている作品もない。今ひとつぱっとしない状況ではある。こみいった設定のものからやんわりゆるやかの作品まで、硬軟はそろえられてる感じ。なんだか不思議なクールである。さてはたして拾いものが出てくるか、たいしたことなく終わってしまうのか。

 なおアニメではないので上記に書かなかったが、NHKで放送開始したドラマに「とめはねっ!」というマンガ原作のドラマがスタートした。1話を見る限りよくぞここまでキャストを捜し当てたと思えるような役者さんは、それだけで十分に楽しめそうであるし、脇をかためる俳優陣も実に楽しそうに演じていらっしゃる。前期の「深夜食堂」とはまったく異なる雰囲気だが、こちらも面白そうだ。全6回なのがおしいところ。原作のどこまで映像化するのかもお楽しみである。
 

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