2010年4月期スタート番組感想(その2)

「仮面ライダードラゴンナイト」
 名作「仮面ライダー龍騎」をアメリカでアレンジ。キャストはアメリカ人でも放送上は吹き替え日本語。物語も日本版と同じではなく、主人公・キッドの父親が行方不明であり、それがどうやらミラーワールドと関係している模様。しかもこちらも展開の早さがウリのようで、2話目でいきなりカニモチーフのライダーが登場する。ややもったりとした感じの1話に比べると、あまり考えないで展開する2話目に好印象を持った。事実上特撮シーンは日本で撮影されているフィルムを使い、一部のバトルシーンをアメリカで撮り足しているらしいが、フィルムの質か、気候風土の違いか、画面の色調の変化が気になる人もいるだろう。また日本での「龍騎」を心から愛している人には、お薦めできない。なにより変身コード「カメンライダー」の発音のすさまじい違和感は、おそらく見る人を選ぶだろう。「人のふんどしで相撲を取る」という言葉があるが、今後の物語の展開次第によっては「大相撲」になる可能性も「草相撲」になる可能性もある、とだけいっておこう。特撮シーンやバトルシーンに目新しさがないぶん、どうしても物語に目が行ってしまうのはしかたがない。

「大魔神かのん」
 あの時代劇特撮映画の草分けにして名作、「大魔神」が、装いもあらたに復活。しかも少女の哀しみの涙に反応して大暴れし、悪人を退治するという話ではなく、どうやら明確な「悪」の存在があり、日常の裏側でその悪を退治している連中がいるという伝奇的な物語を背景に、東京のかたすみに取り残されたように生活する一人の少女の心の叫びに答えて、大魔神が復活し、巨大特撮バトルが繰り広げられる・・・・・・らしい。だってまだ2話見てねえもん。
 期待はしている。ジャンルとして「ハニー・ザ・ライブ」や「ライオン丸」のような新しいものを作ろうとしていること自体に、心から賛同しているし、1クールでも2クールでも、こうした特撮作品が作られること自体は、歓迎すべきだ。この走りとなったのは「牙狼」だろう。だがガメラが成功したように「大魔神」が映画での復活ではないことに、多少の疑問が残る。どうしてこれら映画界の遺産を「素材」と割り切れるのか。頭のかたい40のおっさんのたわごとではあるが。だからこそそうした思いを払拭してほしいと願うばかりである。

「閃光のナイトレイド」
 昭和初期の上海を舞台に繰り広げられる、日本の特務機関がかこつ4人の異能力者による、スパイアクションと考えればいいだろうか。わたしはこの手のものが好きである。それこそ「007」シリーズや「スパイ大作戦」などの面白さ、はたまた「009ノ1」や「ROD」などのストレートなスパイものは、大好物である。しっとりと終了した「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の翌週に、こんな殺伐としたものを持ってくるセンスには驚かされるが、なにせ好きなので、認めるしかない。1話の段階では4人の能力は完全に明らかになっているわけではなく、特務機関のエスパーといえば、「絶チル」ですか?とのたまうあなたにもってこいの作品である。
 事前の下調べで写真を使って仕事の段取りをつけているシーンなどを見ると、ちょっと「必殺」入ってて、これもまたワクワクさせる。部分的に「広東語」をしゃべり、字幕が出るシーンがある。声優さんにはご苦労なことであるが、その演技の上手下手は判断しかねる。むしろこれらの言葉に精通している方にお話を聞きたいところであるが、声優さんの努力たるや、頭が下がる。特に主役の方は必要以上に広東語でのしゃべりを強制されているので、苦労が絶えないことだろう。ちょっとだけ昔の「新春かくし芸大会」の広東語劇を思い出す。そんな下世話な感覚もまた楽しい。
 舞台は上海でありながら、昭和初期という時代設定は、遠からず「関東軍」の存在が浮き上がる。ということは特務機関でありながら、日本人同士のスパイ合戦になる可能性があるだろう。関東軍に関する我々のイメージはけっしてよくないから、そこをどう扱うかが今後の見所になるのかもしれない。

「けいおん!」
 スタートしてからいきなり盛り上がっている「けいおん!」第2期である。これにあわせて私も第1期のDVDを借りて、全話視聴し直したのであるが、まあ好きな人にとってはやっぱり楽しいのよ、これ。アンチの理由は単に流行り物が嫌いなあまのじゃくだとすれば、すでに体験してきた学生時代であり、素人の音楽をやっていた人たちが、懐かしさと思いだし笑いでほんわか見ているんだとすれば、共通言語をもたない私たち世代でも、つい納得できるだけの題材にあふれている作品だと思える。見ている人それぞれに感じることは別々だろうけど、何かが何かにダブって見える、そんなわかりやすい疑似体験を誘導しやすい素材だったって、今ならよくわかる気がする。
 小難しいことはおいておいても、自分の気に入ったキャラクターメインで見るのが楽しいだろう、それほどまでにキャラ立てがなっているのであるから、現状でヒロイン不在の深夜アニメの状況からすると、今回も「けいおん!」は、かなりの盛り上がりを見せるだろう事は疑い得ない。ってか、もう楽しもうよ。OPとEDがきちんとリンクしている映像も楽しいし、OPの歌詞がよく聞き取れなくったって、どうせCD買うんでしょ? みんなで買って、オリコンを賑わせばいいじゃない。今期の「けいおん!」は間違いなくお祭りです。

「SDガンダム三国伝」
 ケロロ軍曹の放送時間が半分になって、はじまった作品ですが、前回書いた「三国演義」よりもはるかに三國志してまして、1話は劉備を出しておきつつ、師である「盧植先生」の旅立ちまでと、15分では桃園までとどきません。もう立派です。この15分をかさねて大物語絵巻「三國志」をSDガンダムでやろうってんだから、サンライズの気合いの入れようのまちがいっぷりは目に余る。微妙に劉備にしてやられるざこキャラのザクがツボに来る人もいるだろう。次回は関羽たちと出会うらしい。いよいよ本格的に三國志になるので、意外にも楽しみな1本である。ケロロのついでに見れるしね。

「トランスフォーマー・アニメイテッド」
 この手の米国産アニメを見るとき、どうしてもキャラクターに違和感を感じる。なんであの絵なんだろうかと。本作もその考えにどうしても囚われてしまい、まだ正当に評価できないのかもしれない。ただどうやら1話を見る限り、劇場版「トランスフォーマー」や「同 リベンジ」の続きを描きたいわけでもないらしく、人間との関係性は2話でいきなり良好な関係として構築される。それもわがままいっぱいな少女を介してだ。意外とこういいうのって、カンに障る人いるんだろうな。
 ちなみにアフレコに関しては、どうもあの不朽の名作「ビーストウォーズ」シリーズのスタンスをやろうとしている節があり、今後の期待を持たせる内容を見せてくれている。おもちゃに関してはほぼアニメの設定通りの変形らしいし、おもちゃの販促アニメというより、アニメをおもちゃに反映させる前提があるシリーズというのが、今回のトランスフォーマーの特徴とも言える。OPやEDにつくキャイ~ン天野の小芝居も、いらないっちゃいらないのだが、おもちゃの出来を確認するのにはちょうど良い映像素材であると考える。
 そうそう、コンボイではなくオプティマスプライム、デストロンではなくディセプティコンでる。これに納得できない向きは、そろそろ遠慮した方がよさそうだ。
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波のまにまに☆

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