コードギアス 反逆のルルーシュ~STAGE9「リフレイン」~

<物語>
 黒の騎士団の結成を宣言してから2週間、黒の騎士団は日本人とブリタニア人とかかわらず、ゼロの正義の名の下に、犯罪者に制裁を加えていく。日々の活動により、次第に疲れていくカレン。そのころユーフェミアは、こう着状態にある他の戦線に出立するコーネリアを見送る。コーネリアの目的は、日本人の間に蔓延する「リフレイン」という名の薬物の輸送ルートの壊滅にあった。リフレインの常用者の増加により、イレブンの生産活動が低下している状況が無視できなくなったからだ
 カレンの家の複雑な事情、そして租界に生きる日本人の現実。リフレインが蔓延する状況が広がりを見せる中、黒の騎士団はリフレインの密売現場を強襲する。そのさなか、リフレインによる幻覚症状を引き起こしている人々を発見する。その中にいる一人の女性に目を奪われるカレン。それは彼女の母の姿だった。カレンは密売組織とつながっていた警察のナイトポリスと交戦する。あらがいながらも断ち切れない親子の縁を感じるカレン。その葛藤の中で、カレンをずっと見守っていくために、母は今の苦しい生活を選んだことを知る。カレンは母の回復を信じ、いつか必ずブリタニアの支配を終わらせることを母に誓うのであった。

・戦勝国による介入により、国が安定化した例は多い。それは一面の事実である。また戦争による科学技術の向上もまた、一つの側面である。戦争の是非は敗戦国側だけの論理で語れない部分がある。だからといって敗戦国の悲劇を無視していいものではない。私の言いようはあまりにも「戦争を知らない」人間のたわごとである。だが上記の一面があるというバランス感覚だけは、認めるだけの価値があると思う(個人的な見解です)。ルルーシュとカレンの会話は、そうしたことを考える契機になると思う。

・ヴィレッタとジェレミアの会談。ここからヴィレッタは自分の体験をもとに具体的に行動していくことになる。だがここまでヴィレッタがジェレミアを慕うのはなぜだろうか?単なる忠誠なのか。それとも自身の栄達のためか。例の事件が「シンジュク事変」および「オレンジ事件」あるいは「スザク強奪事件」という公称が与えられている。

・リフレインの密売場所に強襲をかける黒の騎士団。ゼロの手はずどおりに待機する扇たちであるが、玉城くんがひとりで愚痴る。君の愚痴はまことに正しい。玉城くんという男は、ときおりこのように事態の本質を見抜くのである。たんなるバカではない。その意味においては、彼は黒の騎士団にかかせないペースメーカー的な人物であるのだ。

<乱入、黒の騎士団」>
・黒の騎士団は歩兵で牽制をかけて、KMFで制圧する。確かな作戦である。だがKMFで突入したカレンは、リフレインで幻覚症状を引き起こしている人々の群れに出会う。約20人ほどがカレンのKMFのモニターに写っている。カメラが暗がりにパーンすると、日本を賛美する声や、留学や結婚を喜ぶ声がする。ブリタニアの侵攻によって、こういった人々のささやかな希望が奪われていったのだ。

・そのうちの一人「来月結婚するんです」なぜか大原さやか嬢の声が。何のいやみか! でももうご結婚なされたから、もういいか。そしてその中にカレンの母親の姿が!

・唐突に割ってはいるナイトポリス。一瞬何がはじまったのか良くわからなかったが、このナイトポリスは、リフレインの密売に関与していた警官が乗っていたものらしい。このナイトポリス、やけにフォルムがかっこよく、その動きをみると、「装甲騎兵ボトムズ」のアーマド・トルーパーに良く似た動きをしている。カレンのKMFよりも明らかにかっこいい動きだ。最後はカレンの機転で、コックピットブロックのみを棚にぶつけて搭乗者を狙う方法で難を逃れる。

・「いらないのに」と叫びつつ母親を守りながら逃げるカレン。やはり母親との絆を断ち切れない。そして「カレン、ずっとそばにいるから」という母の言葉に、母の思いの真実を知る。このタイミングで衝撃的なシーンである。

・C.C.の語る「嘘」という言葉。ここでもキーワードは「嘘」であるが、これはカレンが気付けなかった母親の嘘ではないだろうか。最終的な母親の判決は20年だという。ドラッグがらみでは、厳罰である。そしてこれがカレンの行動動機となるのだが、カレンは別にもう一つ行動動機を獲得する。それはまた後日。

・カレンの母親を中心にして見てみると、彼女はカレンの兄とカレンがいつまでも心配なのである。兄はすでに死んでいるが、生前は扇たちのグループのリーダーであった。カレンもその流れで仲間入りしたに違いない。だがそうした子供たちの活動を、母親として本当ならやめさせたかったのではないだろうか。子供たちは自分たちの正義を振りかざしてはいるが、所詮は大国ブリタニアを圧倒するわけでなし。カレンの母親の経緯を振り返れば、父親不在の家庭を守り切れなかった後悔があったのではないか。そう考えると、カレンの母親が様々な逃避行動をとったのは、子供たちの責任でもある。

・だがカレンはその責任に最期まで気がつかない。自分に備わっている正義、そして衣食住が整った生活の保障。カレンが黒の騎士団として行っている行動そのものがすでにモラトリアムゆえであることに気が付いていないのだ。気付いたのは自分を今の状況にお膳立てしてくれたのは、結果的に母親であったということだけ。

・そうやって思考を進めると、黒の騎士団やゼロとしての行動も、ルルーシュのモラトリアムであることに気づく。ルルーシュが昼間の授業中に居眠りしているのも、租界でカレンと言い争っている姿も、すべてはルルーシュのモラトリアムがさせている状況なのである。ここが「コードギアス」という作品が「中二的」に見える所以である。
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