コードギアス 反逆のルルーシュ~STAGE19「神の島」~

<物語>
 ハドロン砲の威力に吹き飛ばされて、島の海岸で意識を回復するスザク。水をもとめて山中を歩き回り、カレンと遭遇する。同様にゼロもユーフェミアと出会う。だが、ユーフェミアは、ゼロの正体がルルーシュであることを気付いていた。
それぞれがそれぞれの立場を忘れて、島でのひと時を過ごす4人。シュナイゼルたちは空中戦艦でユーフェミアを捜索し、黒の騎士団は潜水艦でゼロを探す。黒の騎士団内部では、同じ海域にとどまることで、ブリタニアに察知されることを恐れ、この場を離れようとする藤堂たちと、あくまでゼロの捜索を優先するディートハルトの間で対立する。
互いの戦う意味をぶつけ合うスザクとカレン。そして幸福だった過去に戻れないことを知るルルーシュとユーフェミア。4人それぞれの島での夜が更けていく。シュナイゼルはクロヴィスがバトレーを使って発掘中であった、島に隠された遺跡に興味を持つ。
 シュナイゼルの部隊が発する光の奇跡を見て、捜索隊と合流しようとする4人は、偶然にも森の中で出会う。そのとき、ルルーシュの左目が光り、遺跡が活動を開始し始める。この遺跡の存在こそが、ブリタニアの世界侵攻の真意だという。遺跡内部に導かれたルルーシュは、カレントともにブリタニアの新型KMFであるガウェインを奪取し、逃走する。本隊と合流したスザクとユーフェミアを待っていたのは、スザクの逮捕であった。それは式根島でのハドロン砲発射の刹那、ゼロがスザクにかけた「生きろ」というギアスの結果であった。スザク逮捕の一報を知ったコーネリアは、その後で日本の国旗が示された武力により北九州が強襲されていることを知る。

<神根島、さすらう4人>
・いつも通りのアヴァンはなく、島で気がつくスザクとルルーシュの姿から始まる。みんな生きててよかったね(死んだら終わるって)。

・舞台は式根島の攻防から一転し、神根島に移る。さて式根島は東京沖に浮かぶ伊豆諸島の島のひとつで、現実にある島である。加山雄三の名曲「光進丸」という歌にも歌われている。そもそもが新島などと同じように海底火山の噴火に伴いできあがった火山島であり、海から屹立した崖が特徴の、岩石の島である。ただしこの島で産出する白いコーガ石(流紋岩の一種)は、非常に軽く、加工しやすいことで有名な岩石で、実際に島の住民が生垣などに利用している(って、「鉄腕DASH」でやってました)。

・本編で登場する神根島は、あくまで架空の島であるが、ハドロン砲により飛ばされたルルーシュたちがたどり着くことを考えると、式根島の近在に浮かぶ無人島を考えたほうがよいだろう。

・通常火山島は海嶺の軸に対して鉛直方向に列を作る。これは海嶺から生まれたプレートが、海嶺軸に対して鉛直方向に移動して海溝に沈むためだ。このプレート以深に固定された火山スポットが、噴火を繰り返す。このときスポット上をプレートが移動するため、火山が点々と列を成すのである。とすると、神根島は式根島と同じ岩石で出来ている可能性が高い。サブタイトル後の映像やルルーシュの独り言からも、同じことが伺える。特に断崖絶壁と岩がおりなす色合いが、なかなかにそれっぽい。だがスザクが見た大滝はどうだろうか? こうした火山性の島の場合、岩盤に発達した亀裂に水をためる性質があるため、地下水は豊富である可能性があるが、あれほどの滝は無理ではないだろうか? しかもあの滝の下にカレンがいるとなると・・・。死ぬぞ、普通。

・スザク、水場を確保してビバークの準備とは、どんだけサバイバルを考えているのだろう。きっと彼なら1年やそこら生き続けるだろう。ルルは3日でへたれそうだ。とっとと先に置きだして水浴びしているカレンも、案外生き延びそうである。

<カレンとスザク、その対話>
・カレンの水浴びシーン。DVD版を見ているためだろう、遠慮仮借なく乳放り出してます。しかもためらうことなく声かけるし、スザク。少しははずかしがろうよ。女性ファン減るぞ。しかもけたぐりかまして一本背負いとは、これもまた容赦ない。水の上ならまだしも陸の上でだ。ゆれるカレンの乳がもう・・・。

・カレン、ここでもまたピンクのポーチに隠したナイフを使います。物持ちのいい人だ。物を大事にするのは日本人の美徳だよね。この時のカレンの脳裏にあったのはディートハルトの進言だったのか、ゼロを守りたい一心だったのか?

・裸のカレンを組み伏せるスザク。こうしたシーンを見ると、イレブンがブリタニア人に陵辱されるシーンがあったとしても、決してそれに屈したりしないであろうカレンの姿が目に浮かぶようだ。

・滝でのカレンとスザクの問答は、明らかにスザクが上手であることを示している。だが心折れないカレンの強さも、同時に映し出している。どちらが是とはいいがたい。

・そしてもう一組の男女が再会を果たす。ルルーシュとユフィだ。ユフィはゼロの正体がルルーシュであることに感づいていた。ゼロから銃を向けられても平然とゼロを見つめ返すユフィには、王族の血よりも、近親者への想いがあふれていると思える。そしてそのやさしさに答えるように姿をさらすルルーシュであった。

・神根島の上空からの状況が一瞬だけ写る。うっそうとした森、白い岩石の崖を見せる丘、そして中央部の小さな広場。この広場があとで場面が展開する舞台となる。

<シュナイゼル、その笑みの奥にあるもの>
・浮遊航空艦アヴァロンの中で、回収されたランスロットの整備をしているセシル。ロイドの声から始まる格納庫での一幕で、ブリタニア第二皇子シュナイゼルが、ようやく姿を現す。そのものいいは、あくまでやわらかくおだやかであるが、人の上に立つものに必要な資質を備えているといえる。切って捨てる判断も的確だ。そして人を許す度量を持ち合わせている。それゆえバトレーを取り込むことも出来たのだろう。助けてもらった恩義もあるだろう、バトレーはシュナイゼルに心酔しているように見える。

・シュナイゼルは、その高貴な家柄にもかかわらず、ロイドとは旧知の仲のようだ。だが同じ研究室にいたセシルとは面識がないところから、あくまで貴族同士によるやりとりのようだ。セシルもシュナイゼルに手をとられて、うれしそうだ。だがその目は笑っていない。セシルがハドロン砲の発射の責を厳しく問い詰めるが、やはり冷たい目で答える。口では謝罪を口にしながら、目はそれほど感じいっていないと見えるのは、うがちすぎだろうか?

・海辺で服を乾かしながら語らうユフィとルルーシュ。ゼロのマントをはおっているユフィの裸は、意外なほどにむちっとしており、結構グラマラスだ。しかしルルーシュよ、暑くないのか、その格好? 二人の会話から、母親の死の真相をコーネリアが知っていそうな話が。そしてほんの一瞬訪れるおだやか時間。ルルどころか視聴者も忘れ難いシーンである。

・罠を作ろうと奮闘するルルーシュ。やりたいことはわかるが、非力な君にどこまで出来るのか? とおもった矢先にやっぱりへたばっている。サバイバルには向いていないようだ。戦闘は市街戦ばかりではないだろうが、逆に言えばこんなことにならないように知恵を使っているのだなとわかるシーンでもある。間に挟まるスザクの大漁シーンが、ルルーシュの情けなさを助長する。まあ石に阻まれれば心も折れるだろう。だいたいこいつ、火すらつけられないんじゃないか?

<騎士団、分裂?>
・さて潜水艦に待機状態の黒の騎士団。ここでの議論は、黒の騎士団という組織を語る上で、非常に興味深い。黒の騎士団はあくまで手段を同じくするだけの混成集団である。しかしその理念や目的は別である。それをまざまざと見せ付けるのがこのシーンである。カリスマとしてのゼロの救出を主張するディートハルトと、ゼロなしでの組織の存続を図ろうとする藤堂の対立。結局は扇という人間性により、中立案が採択される。それはまさに日本人的といわざるを得ない。だがそれが時として有効であることを物語っている。

・ただしディートハルトの主張は、額面どおりに受け取れない。それはゼロという絶対君主をあおぐことが、彼のすべてだからだ。だからこのときの藤堂との対立は、ゼロ不在のままで指揮権を藤堂にゆだねる状況を作らないためとも考えられる。

・C.C.が潜水艦内で独り言をしゃべる。その相手はだれだろう? この時にバックでかかる曲、なんか「仮面ライダー響鬼」に似てませんか?(どっちが先かは考えないことにする)

<ルルとユフィ、穏やかな時>
・今夜の食事。ルルーシュ・ユフィ組は、ユフィが手に入れた果実だ。あけびや木苺、洋ナシのような果物か? ルルーシュの不満げな顔が役立たずを物語る。もはやユフィの慰めも、嫌味にしか聞こえないだろう。一方のカレン・スザク組は、魚にサザエに二枚貝と、しょうゆでもあれば完璧な磯料理である。しかも火までおこしている。スザクのサバイバルぶりには驚かされる。スザクの何気ない一言で照れるカレンもいいじゃない。

・お腹がふくれると余裕が出てくるらしい。スザクとカレンは再び言い争う。こちらもイデオロギーの対立である。しかしスザクの「間違った方法で手に入れた結果は、行き場のないむなしさと後悔だけを残す」という言葉は、あくまでスザクが父を手にかけたことに由来する考えだ。同じ日本の改革を目指すカレンは、ブリタニアに兄を殺され、家庭が崩壊したことに端を発している。一見対立する議論を展開しているように見せているが、実はまったく立ち位置が異なっており、まったくかみ合っていないのである。だからこの議論から二人が結論を得られることなどなく、互いの溝を深めるだけなのだ。

・そして最後にはカレンが核心を付く。なにをもって方法の正誤を判断するのかと。それは結果からの逆算でしかない。「コードギアス」という物語がどこまでも切ない理由は、結果を得るためにキャラクターが行った行動そのものは、それぞれが必死に考えて起こしてきた行動であるのに、その成果が正しく報われないドラマだからだ。そうしたこのドラマの本質が、少しずつ動きはじめているシーンでもある。自分の行動を「醜い」と評するスザク。たぶん人間が生きるということはそういうことだろう。

・ユフィと語らうルルーシュ。「あのころに戻れないの?」と問うユフィに、返すルルーシュの言葉はにごる。それはすでに手を血で染めてしまった自分への後悔かもしれない。だがここでもルルーシュは自分が進んできた道を肯定するために決意するしかないのである。この一つ一つの決断が「ゼロ年代」と呼ばれる所以である。その決別はあいまいな自我や世界への依存、甘えなどからの脱却であるのだが、その実ルルーシュは自分たちが存続するための世界という枠組みに依存していること、その依存こそがシャルルとの絶対の差であることを知らないのである。ルルーシュがさらにゼロ年代的な決断をするのは、「R2」に入ってからである。

・そしてクロヴィスが生前に発掘を手がけていた遺跡の前にやってきたシュナイゼルたち。モニターには岸壁に縦長の空洞が見える。これが実に第1期のラストステージなるなんて。

・翌朝捜索隊のいる方向へ移動する4人。ルルーシュが言うまでもなく、このままでは空腹で死ぬのはユフィたちだから、仕方ない。ここからはわずか数分の急展開である。スザクを見て急に飛び出してしまうユフィ。この軽挙妄動がさまざまな事態を展開させていることに、彼女自身は気が付いているのであろうか?

<急転直下!>
・発掘している遺跡は「思考エレベーター」とのこと。バトレーの話によれば、ブリタニア皇帝は世界の各地でこのような遺跡を発掘し、すべてを直轄地としてきたらしい。ブリタニアの侵攻計画は、この遺跡に由来するとのこと。

・再会する4人。上方からのカメラはあきらかにおかしな空間である。そしてギアスのマークが反応し、遺跡がルルーシュたちを呼び寄せる。一瞬映る口元は誰なのか? だがなぜかルルーシュではなくスザクが遺跡に驚愕する。なぜ?

・ブリタニア兵の赤外線ゴーグルを無力化する光。どうしてこんなもんを持っているのか不思議なカレン。物持ちがいい。しかもそのあとのアクションもたいしたものである。スザクほど鋭い動きではないけれど。

・ガウェインで逃走するゼロとカレン。ハドロン砲は未完成であったが、空中浮遊のシステムは動いていた。そのまま空に逃げるゼロたち。初登場のガウェインであるが、ハドロン砲とフロートシステムを内蔵しているため、他のKMFよりも一回り大きい。もしかしたらハドロン砲を内蔵したために、小回りが利かなくなった機体に機動力を持たせるために、フロートシステムを取り付けた可能性もある。

・一見事態が収まったかに見えたが、スザクは軍法違反で逮捕される。それはハドロン砲発射の一件で、ゼロがスザクにかけた「生きろ」というギアスにより、スザクが過剰に反応したことが、前線逃亡に値したからだ。細かいことをいろいろあげつらうブリタニア。警備の担当者が責任回避をしたいための言い訳としか思えない。

・そして最後の最後で、物語は再度展開する。それは次回の主戦場である九州での戦闘勃発のニュースだった。赤く染まる日本の国旗。まさに事態は急転直下!

コードギアス反逆のルルーシュR2 2011年 カレンダーコードギアス反逆のルルーシュR2 2011年 カレンダー
(2010/11/03)
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テーマ : コードギアス 反逆のルルーシュ
ジャンル : アニメ・コミック

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波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
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戦隊シリーズをこよなく
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後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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