コードギアス 反逆のルルーシュ~STAGE23「せめて哀しみとともに」~

<物語>
 富士山のふもとは、いまや惨劇の舞台となった。だがギアスが発動している血に染まったユフィは虐殺の手を緩めない。ゼロの号令一下、それぞれの怒りをこめて、黒の騎士団がブリタニア軍に襲いかかる。自らKMFに乗って攻撃していたユフィは、ゼロにより射殺される。スザクはランスロットでそれを目撃する。ユフィを助け出して離脱するスザク。だが彼女は自分の血で染まっている。コーネリアは事態を憂慮して現地に乗り込もうとする。
 この事態に一触即発の日本人たちは、騎士団を中心に式典会場を占拠、ゼロはキョウト六家すら指揮下において体制の立て直しに入る。
 余命わずかのユフィは、スザクに真実の一端を伝える。一方のゼロはユフィを犠牲に供して日本人を先導することに成功し、「合衆国日本」の設立を宣言する。
 一気に挙兵する日本人たち。そしてゼロが率いる黒の騎士団は、周辺のレジスタンスを吸収してトウキョウ租界を目指す。だがコーネリアはユフィの部屋にこもり放心状態、ダールトンも不在である。日本人の怒りの勢いはブリタニアの手に負えないほどに成長する。そしてまたニーナも一人発狂し、一人黙々と作業を始める。
そしてトウキョウ租界での戦闘が始まる。スザクとの友誼があっても、ルルーシュはもう引き返すことはできない。

2010.10.08追記しました

<黒の騎士団の活躍、ユフィの射殺>
・ユフィの日本人虐殺を見て、これをブリタニアの真意として黒の騎士団による介入を指示するゼロ。それに乗せられるように突入するカレンや藤堂たち。ゼロにとっては状況がそうさせたにすぎないが、黒の騎士団の多くのメンバーにとっては、都合のよい真実だったのである。カレンはあくまで直情的に怒りを示しているし、藤堂にしても何か含むところはあったにしても、屈辱をなめたブリタニアに反撃できる機会を逃しはしない。

・KMFという機械は実にからくりの多い機械であるが、それ以上に面白いのは様々な武器を携行し、それを人間同様に手で取り扱うことで、戦闘や作業のバリエーションを増やしていることである。OP明け冒頭の藤堂の月下は、手にしている剣に噴射ノズルが付いており、その噴射によって加速をつけている。また直後のシーンではこの剣の噴射により力を乗せることで、グロースターに力いっぱい切りつけているのである。実に大胆な使い方である。

・当然のことながらユフィに裏切られたと思っている日本人は、思うさま黒の騎士団の応援をしている。それまで黒の騎士団を表立って応援していなかった人々だって、ブリタニアのこの蛮行を前にしては、応援せざるを得ないだろう。それが欺瞞であることを知っているのは、ゼロだけである。

・そんな中、ユフィを探しているのはスザクのランスロットである。そりゃあ空からのほうが見つけやすいだろうけど、稼働時間の短さを考慮していない、非常事態であることは想定できる。実弾兵器を無効化するブレイズ・ルミナスであるが、よくよくみると淡い緑色に展開しているシールドには凹凸面があり、面の接合部では像が偏光しているように見受けられる。現時点では実弾兵器のみを無効化しているが、受けたレーザーや光学兵器までもこのシールドで偏光することができるようになる可能性を秘めていると言える。ゆくゆくはロイドとしても、そこまで持っていきたいのかもしれない。

・ロイドの「わあ、もう、なにがなにやら」には、事実上この場面での状況を示す的確な言葉だろうと思われる。強襲した黒の騎士団の素早い展開を考慮すれば、ブリタニア軍が隊列や陣形を組む余裕なんてないはずだ。そこに割って入ったのだから、ブリタニア軍はたまらないだろう。しかも指揮系統は完全に混乱したままである。これこそがゼロのつけいる隙である。

・地味にキョウト六家の桐原を手に乗せて移動する扇。扇にしてみれば千草(ヴィレッタ)との甘い生活を夢見ていただけに、その怒りはより強く、そしてまっとうなのである。

・いつのまにやらユフィはグロースターにて、日本人を虐殺していた模様。ルルのギアスの効果について改めて考察してみると、その命令は絶対遵守であることはわかるが、その手段については、遵守すべきやり方に制限がないことがわかる。これまでのギアスによる命令が、あまりにも状況も方法も限定的であったから、気付かなかった。だが自ら持っていた銃での殺害、マシンガンによる殺りく、そしてKMFを持ち出しての虐殺と、「日本人を殺せ」という命令を実行するにあたり、その手段がエスカレートしているようなのだ。つまり拡大解釈や状況判断のもと、方法や手段についてはギアスをかけられた人間に依存するということになる。もし何も知らない赤子に「自殺しろ」とギアスをかけた場合、その手段を知らない赤子は、どうなるのだろうか。あくまで仮説だが、ギアスによる命令の実行は、ギアスを受けた人間の知識や経験に依存する可能性はないだろうか?

・ガウェインという機体も、実にカラクリの多い機体である。まさかろくに武器も持たないあの指先に、あんな使い方がるなんて。ユフィいわく「日本人のくせに!」とはせいぜいいいところ、「のび太のくせに、生意気だ」ぐらいの意味しかもたないような気がする。

・傍らで死んでいる兵士のマシンガンをとりだしてガウェインを撃つユフィがすでに悲しい。ルルーシュの瞳にも憐憫の情が見える。ギアスの解除、それは生命活動の停止を意味していたようだ。一発の銃弾でユフィを撃ち殺すゼロ。「たぶん、初恋だった」という言葉は、自分への慰めか、ユフィへの手向けか。

・ユフィの持つマシンガン。弾切れによりマガジンの交換をしているシーンがある。横にスライドさせてマガジンを交換するユフィの絵があるが、実際にこういう横スライドでマガジンを交換するマシンガンって、あるのだろうか?

・白痴じみた台詞まわしでゼロをブリタニア人と認識しているユフィ。そばにいるカレンはこのやり取りを疑問に思わなかったのだろうか? また「行政特区日本」のことをまだ持ちだしており、不思議な顔をする。ギアスの効力による記憶の改ざんの後遺症のようなものである。不思議そうな顔のユフィがいっそう切ない。

・ユフィ殺害の現場を目撃し、激昂するスザク。そしてユフィを助けるためにガウェインのハドロン砲を受け流しながら接近し、またもや得意の回転蹴りをくらわせて登場する。スザクにとってのあの回転蹴りはよほど得意技なんだろうか(いいえDNだと思いますw)。邪魔に入るカレンの紅蓮を、右手が壊れんばかりに殴りつけるスザクのランスロットである。徐々に砕け散る右手の作画は実にいい仕事である。

・そのままアヴァロンに戻るスザクの手には血まみれのユフィが。そのまま医療カプセルに寝かされる。トウキョウ租界で指揮を執るコーネリアであるが、ユフィのそばにいるはずの腹心ダールトンとも、連絡が途絶えたとのギルフォードからの報告が入る。そして最後の報告はユフィの件である。コーネリアの悲しみ、いかばかりか。

<狂乱の日本、混乱のブリタニア>
・ブリタニアの高官を殴り飛ばす玉城くん。その目は確かに怒りにみなぎっているのだが、それが本心かどうかは怪しいと私はにらんでいる。「行政特区日本」に黒の騎士団がそのまま組織に参加する場合、これ以上の出世は望めない。その場に主要メンバーがいないのをいいことに、その怒りの矛先をブリタニアの高官に向けるポーズをとることで、その場のリーダーシップを取りたいだけなのではないだろうか。どうにもこの人は器が小さく見える。だが場の空気を読むことにかけては天下一品であることは、間違いない。こうして仲間を鼓舞できる演技すらできるあたりは、彼をして騎士団の一員たる理由が確かに存在する。

・ラクシャータとディートハルトの会話。どうやら「G1」と呼ばれる皇族専用車両を黒の騎士団が接収したらしい。その上で、録画されていた虐殺のシーンを、その場から直接ネット配信し、全世界にブリタニアの蛮行を知らしめようという狙い。その上でまたもやブリタニアを完成した素材で妙味はないと言い切るディートハルトと、今後もゼロにつくというラクシャータ。黒の騎士団の中でも年長者であり、もっとも頭の切れる人材が、その実どれほど壊れているかを示すシーンである。趣味人なのよね。

・この期に及んでまだ状況を自分の手に握ろうとするキョウト六家の老人たち。それをきっぱりと否定し、彼らを接収するゼロの判断は迅速で的確である。だが同時に騎士団にキョウトを含めることで、不安要素(キョウトによる反乱)も内包することになるのだが、その不安よりも今はその力を最大限引き出す方法を考えているだろうゼロである。やっと神楽耶が表立って出てくるきっかけとなるが、どうにも空気の読めないお子様にしか見えない。自分が政略上のコマであることをわきまえている小娘ではあるが、あまりに稚気すぎる。制作スタッフも扱いに困ったのではなかろうか? ゼロの発言でギョッとした表情の六家の老人たちであるが、神楽耶だけはまったく動じていない。

・「他にお前たちが生き残る道は、なくなった」とゼロは言っているのだが、実はそんなことはまったくなくて、桐原がダールトンというバイパスを持っていたことを考えると、ブリタニアとの交渉の余地はあるわけだ。だがブリタニアと交渉することで六家にとってはなんら益をもたらさない。おそらくサクラダイト採掘権をむしばまれて、事実上六家の実権は地に落ちる。ゼロの言い方はそれを見越しており、黒の騎士団の配下であれば、採掘権などのこれまでの六家の権益は保護するよという、言い方なのである

<悲しい嘘>
・医療ベッドに横になったままユフィと話すスザクのシーン。セシルはロイドの背中を押して部屋を出ていく。配慮ができるいい女性である。息も絶え絶えになりながら、それでもギアスを実行しようとしたり、それを止めようとしたりするユフィ。ギアスの力の強さが垣間見える。最後まで行政特区の夢を追うユフィに嘘をつくスザク。ここでも「嘘」が効力を発揮する。人が嘘を重ねながら生きていいけるのは、つかねばならないやさしい「嘘」があるからではないだろうか。

・スザクの嘘のあとにかぶるゼロの嘘。「ギアス」という能力を介して発生した2つの嘘を並べて見せることで、正当性のありかが示される。片やたった一人を看取るための嘘であり、もう一つは大勢の日本人のためについた嘘である。だが嘘の正当性を評価するのは支持した人の人数ではないことは明らかである。人が嘘をつくことを肯定するなら、あなたのつく嘘は正しいのかと、問われているような気がする。

・ユフィ「日本人の皆さんはよろこんでくれた?」のあとの怒りの日本人の声が、ただ痛ましい。ユフィが待ち望んだ人々の笑顔は、怒りの罵声へと変化したのである。この皮肉なカットバックは、見る者の胸を貫く冷たい剣である。地味に兼ね役の大原さやかの「ブリタニアに死を!」の声が悲痛に響く。

<合衆国日本、建国宣言!>
・そしてゼロの「合衆国日本」の建国宣言。谷口さんや大河内さんたちの間でも、この国名についてはずいぶんもめたそうである。「合衆国日本」それは人種差別をなくし、ブリタニアに虐げられた人々を救済し、なおかつブリタニアに拮抗する国を作るという意味を示す宣言なのである。ブリタニアが歴史を改ざんされたアメリカだとすれば、この「合衆国」という名前自体は、日本人にとって忌むべき名前なのではないだろうか。逆に現在のアメリカに対する皮肉とも受け取れるネーミングセンスである。この合衆国という名前こそ、ゼロに率いられた武力闘争集団の別名であるとしたら、現在のアメリカと比較してどうかという疑問もある。この「合衆国日本」が具体化するのは「R2」に入ってからである。そのころに再度検証してみたい。

・ユフィの最期の言葉「スザク、あなたに会えて・・・」は、きっとこれ以後のスザクを精神的に支える言葉になっていく。そして生きるべきであった女性の死が、親友へ情を凌駕する。常に境界にいながら、どこにも属すことができなかったスザクにとって、ユフィという居場所をなくしたことの喪失感は、きっと何者も穴埋めできないものだろう。

・ゼロからルルーシュに戻り、C.C.と部屋で二人。相変わらず暴走しているギアス。「みんなともこれでお別れか」の「みんな」とは生徒会の面々のことを指すのであろうか。直後に掛けられてきた電話はナナリー。彼女もそうかもしれない。ナナリーの電話で行政特区の式典が強制的に中止されており、中継が途切れていることを知るルルーシュ。ナナリーの電話は、まるでルルーシュがユフィに会いに行ったような口ぶりの電話にも聞こえる。ナナリーはいったいどこまで感じ取っているのだろうか? だがその願いをかなえてやることは、すでに誰にもできない。

・ルルーシュの悲しみはC.C.にしか解らない。悲しみの中に生きてきた魔女C.C.は、契約者には優しい。与えられたギアスの能力者にとって、能力を与えたC.C.は第2の母である。ルルーシュですらうなだれているところをC.C.に抱きしめられている。何回目かの視聴で初めて気づいたのだが、C.C.に抱きしめられているルルーシュは、まるでC.C.に甘えるように、膝を閉じたのである。強気なルルが見せる弱気な一面。

<日本人、一斉蜂起>
・ゼロの建国宣言に同期して一斉に放棄する日本各地に潜伏していたレジスタンスたち。その分布状況を見てみると、面白いことが分かる。1)大都市圏に集中していること。2)日本海側にはほとんど分布しないこと。3)福岡を除く西南日本の大都市圏は分布がやや密であること。

・1)と3)については、太平洋側の主要工業地帯の俗称である、いわゆる「太平洋ベルト地帯」(懐かしくね?)に沿ってレジスタンスが放棄している。福岡に無いのは、前述の通りすでに澤崎による反乱が収束したばかりの土地であるからだ。また東北日本については基本的な大都市圏に潜伏していたことを示している。

・2)についてであるが、一つは「日本の背骨」に相当する山脈を越えて、太平洋側の同志に同期することができないという地理的な理由と、日本海側のレジスタンスには、隣国である「中華連邦」の影響が大きいことが考えられる。中華連邦はすでに福岡で失敗しているため、今回の一斉蜂起には静観の立場を崩さない。とすればその息のかかった日本海側の組織は、これに誘われない可能性があるのではないか。

・ブリタニアの会議の中で、名誉ブリタニア人もこれに同調して反乱をおこしているというくだりがある。このくだりは別に日本人には裏切り者がいなかったということを指摘している内容ではなく、むしろスザクの立場が非常に危ういことを示している。ここでもスザクはゼロの与えた状況下で苦しめられることになる。だがすでに状況はスザクの怒りを越えることができない。スザクは怒りを持ちえたまま、ルルーシュとの対決に向かわせる。

・コーネリアが放心状態であるため、決断が下せないでいるギルフォード卿である。一見すると上司がいなくて困っている中間管理職的にも見えるのであるが、この時のギルフォードは、コーネリアが短時間で戦線に復帰すると信じて疑わない。しかも自分が判断して配置した戦力が、コーネリア復帰後に出す命令の妨げにならないよう、部下たちを厳しく戒めているのである。ここまでやってこその立派な忠義者である。

・そして崩壊するニーナ。って崩壊してんのは精神よりも顔ですか! しかもこの紫色の淡い光は、どうみても悪の組織の地下室であり、改造人間でもつくってそうな雰囲気である。怖い! 皆さんはここでポーズボタンなど押さないように。

・黒の騎士団に合流するレジスタンスたち。自分たちのKMFをダークグリーンに着色する様子は、後のシーンで登場する。レジスタンスのグループ「サムライの血」は6話で登場し、コーネリアに蹂躙された中部最大の勢力を誇るグループである。その生き残りが参戦するらしい。サイタマゲットーの「大和同盟」はどうなった?

・またしても時間も空間を越えて話し込んでいるC.C.。はっきりと「マリアンヌ」と言っているが、それはルルーシュの母親の名前である。「Cの世界」、あるいはシャルルがいるあの黄昏の世界と、C.C.は常につながっているのだろうか。あの世界にC.C.がおだやかに会話できる人間などいないような気がするのだが。

<黒の反逆(ブラック・リベリオン)>
・トウキョウ租界で準備する日本人たち。そのプラカードに書かれている「ブリキ」の言葉。「ブリキ」は日本人の間で使われているブリタニアに対する卑語であるが、「ブリタニア」の「ブリ」という語感に、KMFを「ブリキのおもちゃ」に見立てるという日本人独特のレトリックが作用している言葉だと思われる。なお「ブリキ」とはスズでメッキされた鉄板(鋼板)のこと。スズではなく亜鉛でメッキすると途端に「トタン」になる(ゴメンナサイ)。

・扇と電話で会話するヴィレッタ。すっかりおかみさん気分ではないか。だがその直後に現れる悲劇。それは扇と同じ日本人によるブリタニア人への制裁である。ゼロの蜂起により暴徒と化した日本人が、このあとヴィレッタに何をするのか。きっとこうした日本人の暴徒化は、ゼロにとってはまったく計算違いなはずである。ゼロはこんな非道を絶対にゆるさない。だが一方で抑圧された日本人の怒りは、どうしても暴徒化させてしまう。これがこんな急激に訪れた蜂起ではなく、ゼロの指導による準備された蜂起であれば、このような無法は若干なりとも防げたのではないか。そして同時に理性をなくしたものは、日本人であれこうして暴徒化することを見せつける。集団心理の恐ろしさは、被爆国日本の人間であっても同じなのである。

・カレンも心配していた生徒会の面々は、生徒会室にてまだ無事でいる。だがリヴァルの言葉に記憶を取り戻しそうになるシャーリー、機械仕事に打ち込むニーナ、外でたたずむ咲世子さんなど、伏線がちりばめられているシーンである。でも咲世子さん、なにやってるんだろう?(←あとでわかります)

・まだユフィの亡骸のそばを離れられないスザク。いきなりユフィが倒錯した事情を語ろうとする少年が登場する。金色で長髪の少年の名はV.V.(ブイツー)。C.C.と同じような名前からすると、彼もギアスを与える力を持っているのだろうか?

・ブリタニア軍の指揮に、コーネリアが復活する。ゼロもコーネリアも、敵将の首を取れば、混乱は収束すると読んでいる。だが事態はそれだけでは収まらない。物語はまだまだ予断を許さない。

・神楽耶のゼロの嫁宣言。空気読まなさすぎである。しかも無駄に神楽耶の動きのかわいらしいこと。彼女自身も精いっぱいしなを作ってみせてはいるものの、ゼロはすげない。だが彼女が歴史の変転に立ち会うに当たり、自分の役割をきちんと押さえていることは驚愕に値する。六家の老人たちを相手に一喝したりする気概は、高い資質を物語る。

・神楽耶「私は勝利の女神ですから」ゼロ「それは頼もしい。しかし残念ながら私はすでに悪魔と契約してしまっている。いまさら神とは仲良くできません。」この会話はご指摘いただいた通り、ルルーシュが故意に「悪」となろうとしている決意がにじみ出ている。一方で一瞬C.C.が映ることで、悪魔=C.C.のように見える。だがちょっと前までルルはC.C.に抱きしめられていたのである。さらにたぶん初恋の人であっただろうユフィにも自ら引き金を引いた身だ。ゼロが神楽耶に冷たいのは、自分の心情をくみ取るのではなく、近寄ってくる神楽耶を正直うとましく思ったのではなかろうか。だからといってキョウトをないがしろにもできない。このシーン、ゼロを理解する者は結局C.C.だけであることを、ゼロが思い知ったシーンでもある。見送る神楽耶の表情が悲しそうである。

・この土壇場にきてバトレー登場。そして改造ジェレミアが満を持しての登場である。しかもなんか日本語おかしいし。なお「おはようございました」は北海道では普通に日常会話で使われている言葉だそうです(ネトラジ「はんぎゃく日記」より)。←追記、実際の道民の方からご意見が! ギアスファンしか使っていないそうですw

・最終通告を行うゼロ。日付変更までわずか2分でブリタニアに降伏を呼び掛けるとは、実に意地が悪い。しかしその2分が実に長い(5分はかかるカップラーメンですら食べられそうなぐらい)。ダールトンは怪我をおして戦場に復帰してくるわ、ユフィの携帯でスザクとルルーシュは会話するわ。

・スザクの言葉を読み取ろうとするルルーシュ。スザクはすでにこの時点でゼロの正体を知っている。またルルーシュはスザクの言う「殺したいほど憎い人」の存在が自分であることも自覚している。言葉の読みあいの電話の中で、葛藤よりも覚悟がにじみ出る。二人の会話のシーンはそんな感じである。C.C.ではないが、もう後戻りはできない二人なのである。「気にするな、俺たち、友達だろう」「7年前からずっと」という言葉が、少しだけしらじらしく感じられるのは、そのためである。

・そして城塞都市トウキョウ租界は、大轟音とともに崩壊する! 覚悟を決めたルルーシュの表情。それはまたも正義を行う人の顔ではない。偽悪的にゆがむルルーシュの顔。租界の崩壊の謎を残したまま、以下次回!

・この文章はレンタルDVDを見ながら書いている。当然ラストを知っていて書いているのであるが、放送ではレギュラー放送はこの話で終了している。そして残り2話をまとめて後日放送となっていたらしい。これはひどい。ファンがどれほどまでに最終回を渇望したか、わかる気がする。


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ジャンル : アニメ・コミック

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夕希さま
 いま「ソウルイーター・リピートショー」を見ながら書いてます。椿、かわいいなあ。あ、声がナナリーの中の人だった。

 本編内で出てくる地図類や、モニターに登場するマップなど、私も気になるほうです。現実世界であるだけでなく、まったく架空の世界のマップだとしても、その世界の成り立ちを考えるとワクワクしてきます。実は私、地質学で大学院を出ましたものですから。まあ今はいろいろあって無職ですがw 地図はなんにせよ気になります。
 玉城くんもいろいろ気になるキャラで、彼についてもしつこく書いてます。でも小物なのになぜゼロが彼を騎士団に置いておくのかという問題に答えが出たときには、考察した甲斐を感じましたし、世の中にはこういう人、必要ですよね。社会人経験からすると、このあたりってなぜかよくわかります。

 「プラネテス」は未見ですが、監督や脚本家つながりでいけば、「無限のリヴァイアス」とか「蒼穹のファフナー」とか気になります。最近やっと「ガンダムSEED」を見終わりまして、2本ほど記事を書きました。コードギアスが一段落したところで、アップの予定です。

 ただですね、この1話ごとの考察って、結構時間も手間もかかりましてですねw コードギアス以降は、しばらくは通常の1作1~2記事に戻ろうと思います。とはいえ、別のブログを立ち上げて、1話ごとの感想サイトをやってもいいかなと、最近は思っております。ま、体力勝負ですけどね。いろいろ取り上げたい作品はありますので、困り果てておりますw
プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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