ヒトネタにならない細かい話

 ここのところちょいとクドめの話が続いているので、ちょっと軽めの話をしてみたいなあと。7月になってから、いろいろ新番組が始まったとはいえ、「青田買い」などには入れづらい作品や、最近あまり取り上げていない書籍なんてのもありまして、そういうヒトネタになりにくい作品を、ちょいとまとめてみたいと思います。

「スフィアクラブ」
 かつて「平野綾だけTV」とかいう番組がありまして、視聴環境の関係で見ていなかったのですが、これは完全に地上波で見られますので、今後も見ていこうかと。
 それにしても声優をメインに据えてのコント+歌番組って、やり過ぎ感が漂います。かつて日本テレビでは、最近では「パフーム」が、古くは「シュガー」やら「ザ・ピーナッツ」など歌とコントを中心に据えた冠番組を放送していた前歴(前科かも)があります。本番組もその流れの中ではけっして特殊ではないのですが、メインパーソナリティを務める人が声優ってあたりが、時代を感じさせますね。
 まだ第1回しか見ていないのですが、一番コントではしゃぎそうな戸松遥をツッコミにおいておき、他の3人がボケたおすというのは、ある意味新鮮でした。戸松のパーソナリティを考えるに、ボケよりもむいていると判断されたのかもしれませんが、ツッコミの役を持ちまわりにしていけば、それぞれの幅が生まれてくると思います。少なくともかつてとんねるずと一緒に漫才をしながら、ボケも突っ込みもすべて台無しにしたアイドル歌手のようなことにはならなそうで、一安心です。あまり笑いを求めるよりも、彼女たちの真摯にコントに取り組む態度をこそ「めでる」、そういう番組だろうと思っています。

「若手アニメーター育成プロジェクト」
 ケーブルテレビ「アニマックス」における番組で、あまり知られていない作品かもしれませんが、たまたまチャンネルを合わせたらやっていたので、非常に楽しく拝見しました。どれも物語的には教条的な部分が強く、それでも各話30分の中で精いっぱいキャラを動かし、それぞれオリジナル企画で勝負しているアニメ作品群でした。先祖代々受け継がれているタンスに潜む子供の妖怪と暮らし始める一人暮らしのOLの物語や、嫌いな野菜のヒーローが、主人公の女の子の願いを叶える物語など、どれも微笑ましい作品ばかりであり、作品ごとに明確に異なるトーンで貫かれている絵柄は、どれもやさしくおだやかでした。

 本作は若手アニメーターの育成支援を目的に、作品作りの初期段階からアニメーター自身が企画に積極的に関わる状況を作り、アニメーターの実力を底上げする方法がとられております。とはいえアニメの現場の若手は、なにもアニメーター(作画)担当だけではなく、むしろ演出の部分にも目を向けるべきかなと思います。それぞれの作品の監督は、いずれも名前のある人ばかりであり、結局は監督のカラーに支配されてしまいがちです。作画や背景などのトーンは若手アニメーターが支配しても、作品のもつ雰囲気やこだわりは、どうしても監督や演出家が支配的となります。その意味ではやや不満が残ります。けれど通常のテレビ放映では乗らない作品が、30分とはいえ見られるのは実にうれしいことで。物珍しさよりもアニメーター自身の力量を見せつけるような作画に注目できる作品というのは、アニメを見る楽しみといっていいのではないでしょうか。

「三国 Three Kingdoms」
 映画「レッドクリフ」が冗談のようにヒットした後、「三国志」関連がどうなっていたのかといえば、「三国志検定」がはじまったり、ゲーセンから「三国志大戦」が引き気味になっていたりと、いわゆる活況からは程遠い状況でした。反面、本場中国ではテレビドラマとして本作のような作品が放映され、日本でもこの4月からフジテレビの深夜枠で放送を開始しています。

 んでこれを見てみるとですね・・・・・面白いんだな(笑)。かつて「蒼天航路」が「ネオ三国志」と呼ばれたことがありましたが、本作もまた「ネオ三国志」と呼んで差し支えない出来と申し上げていいでしょう。「最強武将伝 三国演義」というアニメもありましたが、あれも楽しませてもらいましたが、こちらも楽しい。
第1部の主役は半分が曹操で半分が呂布であり、第1部のラストは呂布の死だってんだから、なんとも渋いことこの上ない。ましてや蜀の三兄弟なんか、かなりミソッかす扱いで、桃園の誓いのシーンがちょろっと映ったらしばらく出てこないとか、もう扱いがひどいったら(笑)。中国人は蜀の三兄弟が好きな割には、本作ではだいぶぞんざいに扱われていて、イマドキっぽいですね。むしろ曹操や呉のみなさんなんかに視点が置かれていて、これまでの桃園三兄弟を中心とした三国志に対するアンチテーゼにも見えます。現在呂布(これがなんか結構いいオトコ!)が絶頂状態でブイブイいわしているところですが、これから彼の凋落に付き合うことになるわけです。いまからでも間に合いますし、レンタルではすでに第7部の最終回までソフト化されておりますので、そちらでご覧になることもできます。でも買うと高いのでお勧めしません(笑)。だって前半後半BOXで各5万円とか、無理だって・・・。
 つい思うのですが、三国志大好きな日本人。いっそ日本人が好きな三国志像として、NHKの大河ででも、力の入った三国志のドラマを作ってみてはどうだろうか?

追記
 気が付いたら、7月25日深夜の放送で最終回だそうで。まだまだ第1部。ファンの後押しがあれば第2部以降の放送もあるかと思いますが、むしろ販促の面からすれば、あやしいかも。出来ればDVDレンタルでどうぞ!
三国志 Three Kingdoms 前篇 DVD-BOX (限定2万セット)三国志 Three Kingdoms 前篇 DVD-BOX (限定2万セット)
(2010/12/10)
チェン・ジェンビン、ルー・イー 他

商品詳細を見る

三国志 ThreeKingdoms 公式ガイドブック 上巻 (Gakken Mook)三国志 ThreeKingdoms 公式ガイドブック 上巻 (Gakken Mook)
(2011/04/26)
不明

商品詳細を見る


「ジェリー・アンダーソンSF特撮DVDコレクション」
 6月末に突如書店にて姿を現したこのアイテム。やってくれましたディアゴイスティーニ。以前ブログで取り上げた「謎の円盤UFO」が、海外のディアゴスティー二からDVDマガジンとして発売されていたらしいので、いつか日本でも発売されるだろうと思っていたんですが、まさか5作品一度にとは恐れ入りました。
 「謎の円盤UFO」も「海底大戦争スティングレイ」もケーブルテレビで見ていたのですが、さすがにソフトを購入してはおりませんで、ましてや「サンダーバード」は再放送率が高く、5年に1度の割合でブームがやってくるとさえいわれております。また「キャプテンスカーレット」はもう一度見たい作品でしたので、今回のコレクションは実に私にとっては願ったりかなったりのラインナップ。本当に心から嬉しい。願わくば、このDVDマガジンの第2シリーズとして「新キャプテンスカーレット」と「地球防衛軍テラホークス」までいっていただけるとうれしいのですが!
ジェリー・アンダーソン SF特撮DVDコレクション 2011年 8/9号 [雑誌]ジェリー・アンダーソン SF特撮DVDコレクション 2011年 8/9号 [雑誌]
(2011/07/12)
不明

商品詳細を見る



小説「化物語シリーズ」
 講談社から発売されている「化物語」シリーズも、第2シリーズがそろそろ終盤戦に差し掛かっております。ここで一気にまとめ読みしようと思いたち、「猫物語(黒白)」「傾物語」「花物語」「囮物語」と連続で読破。残る「鬼物語」と「恋物語」の発売を待つのみとなりました。なんでも「傷物語」が映画化とか。こちらも楽しみですね、羽川さんが(笑)。

 それにしても毎回シリーズを読んでいて思うのですが、心が痛い痛い(笑)。このシリーズを読んでいると自分がいかに偽善で、嘘つきで、さもまっとうそうに暮らしているかがわかります。台詞や言葉、行間にいたるまで、すべて西尾維新の言葉で書かれていながら、なぜ自分の心が痛むのだろうかと、不思議にさえ思います。けれどこの「化物語」というシリーズ自体は、実にサクサクと読める楽しい読み物でありながら、その奥に刻まれている、常に自分を振り返って思い起こされる原罪のようなもの、生きていく上で仕方がないとしか言えない過去の出来事にあったもう一つの真実を指摘されるようで、ザクザクと心に刺さるのですよ。そんなの筆者だけでしょうかね? そうした人間がだれしも持っている原罪を暴いてなお、「だってしょうがないじゃない」的に前向きになれるのは、西尾維新の優しさよりも、主人公・阿良々木暦の懐の広さとバカさ加減なのかもしれません。
 「囮物語」では、あの千石撫子が、あんなことに! しかも物語の最後の最後にあのお方が登場し、物語の鍵をさらっていきます。

 実は今、本作のおかげで今年2度目の読書ブームが来ておりまして、「ゴシック」や「図書館戦争」シリーズを読破しようと企んでおります。まあ、これらの感想はブログには乗せないでしょうけど(ただの感想文になりそうなので)。

以上、ヒトネタにならない話でした!

囮物語 (講談社BOX)囮物語 (講談社BOX)
(2011/06/29)
西尾 維新

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
Twitter再開しました!

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
namima2のつぶやき
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
リンク(リンクフリーです)
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
FC2 Blog Ranking
フリーエリア
blogram投票ボタン
ブロとも一覧

あにめにゅ~す の あににゅ

分水嶺☆早田ひな

素足のアイドル達

有名人の珍言・名言集

宮廷アリス

TOY BOX
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[FC2 Analyzer] http://analyzer.fc2.com/ -->