2012年7月期スタートアニメ青田買い~食傷ぎみですう・・・~

今期見始めたのは、以下の作品です!

TARI TARI
アルカナ・ファミリア
人類は衰退しました
トータルイクリプス
ゆるゆり♪♪
うぽって!!
貧乏神が!
もやしもんリターンズ
恋と選挙とチョコレート
夏雪ランデブー
この中に1人、妹がいる!
カンピオーネ!
じょしらく!
ソードアート・オンライン
ココロコネクト
織田信奈の野望
はぐれ勇者の鬼畜美学
だから僕は、Hができない。

なんでこんな見ちゃったのか? 自宅で使っているレコーダーを限界まで使ってみようと思い立って、録画し始めたらこんな感じです。いざ見始めると、なんというかそのォ・・・、ま、たくさんあるのはいいことだけどね。とり急ぎさくさくっと感想まで。

「TARI TARI」
 海辺の高校を舞台に、「歌」に情熱を傾ける主人公の女子高生を中心に展開する物語。声楽部の顧問である教頭に歌うことを否定された少女、いわくありげに音楽から離れようとしている少女など含めた3人の少女と2人の少年。3話で合唱部(兼バドミントン部)を結成した5人が織りなす今後の物語は、そのまま5人が織りなすハーモニーとなって劇中に流れる楽曲へとつながっていく。各話のラストシーンクエンスに登場する楽曲は、どれも実にすばらしい。「日常」のEDにあった合唱曲のクオリティとは全く違う合唱曲のレベルの高さは、嫌々ながらも学校行事としての合唱に参加した者なら、じんと心にしみるのではないか。そう感じてしまうのは決して不快でもなく、とはいえ気恥ずかしいのは確かで、それは劇中の物語にもいえること。「夏色キセキ」同様の一夏ものとはいえ、歌に想い入れる少女の必死さとマヌケさは、「ちはやふる」の千早と同じ熱量と言っていい(声優も瀬戸麻沙美だし)。とはいえ熱量だけあるマヌケ少女としっかりものの少女の組み合わせってテンプレだよなあ。どうしてこういうマヌケな少女って庇護欲をかき立てられてしまうのか。

「アルカナ・ファミリア」
 まるでイタリアの小島のようなレガーロ島を舞台に、そこで自主的に治安を守るシシリアン・マフィアのような「アルカナ・ファミリア」。ファミリーのメンバーは、それぞれ何かしらの超能力を持っており、その能力を使って島の治安維持をしている状況だ。ファミリアの長がある日、ファミリア同士で戦い勝者にファミリアの全権を譲渡されるという。同時に長の娘もまた勝者の嫁となるため、自分の自由を勝ち取るために長の娘も戦いに参加するというところで1話が終わった。おそらくメインの話はこのバトルそのものにあるのだろうが、現時点で放送されている2,3話はファミリーのメンバーがその仕事をまっとうする話が続いている。その中で各メンバーの過去やキャラクターが説明されている。
 ファミリーの能力設定がタロットカードだったり、その能力があまりにも限定的でありながら、主人公の少年の能力はそのあまりにも巨大な能力により自分自身で封印していたりと、結構きな臭い。少なくても1話の演出では、その能力の見せ方よりも使い方に比重があり、使い方そのものが人物に依存してしまいそう。それだけにファミリーの皆さんの善良さが大事なのかなと思う反面、ファミリーの長のあまりにも暴力的な物言いが引っかかる。それもまた今後の期待をあおるネタなのだろうけど。それにしても能登麻美子のツインテールだなんて反則過ぎる。

「人類は衰退しました」
 地球上で種としての人類は峠を越え、妖精さんが優勢な世界。人間は目の前にある現在の資源を細々と食いつぶしながら静かに滅亡の時を待っているという黄昏時。主人公で妖精さんと交渉できる権利を持つ「わたし」の目から見たその世界は、あまりにも滑稽で切なくて。1,2話でみせた食品流通、3話で見せる同人誌など、物質文明が支えた「製造」と消費文明による「消費」がみごとに衰退しきってしまっており、意図せずそれらを復古することで物語が展開する。ところがその行動が思わぬ展開を生むわけで。1,2話ではそんな崩壊した社会構造でも人間の欲望には果てがないことや、3話での文化の本質となる創造と模倣の連鎖と拡散の皮肉を見せていく。そのシニカルな視点を嫌みでもなんでもなくあからさまに描いている点では、原作同様に牧歌的な絵柄が優秀なレベルで結実していると言っていい。またその牧歌的な絵柄とシニカルさの絶妙なバランスを、1人称で語る中原麻衣のコメディ寄りの演技は、今期賞賛に値するレベルと思われる。

「トータル・イクリプス」
 謎の宇宙生物・地球外生命体BETAに強襲された地球。次々とその版図を広げるBETAに対抗して、ロボットを主体とする戦力で対抗しようとする地球人たち。1,2話で日本(京都)が襲われた際に主人公の少女が学徒出陣にて初陣を飾る一方で、仲間たちを次々と失っていく悲しい記憶を、ハイクオリティで表現して見せた。ツイッター上では本作のメインスタッフの一人が降板したとの話で、1,2話のクオリティが首を絞めたとのこと。3話では対抗兵器としてのロボットの技術を、加速度的に上げるためのユーコン基地が舞台となって、日本での惨劇の数年後ということになっている。1,2話でのBETAの侵攻、それに対抗する飛行機を発展させたようなロボットなど、どう見てもお話的には「トップをねらえ!」しか思い出せないので、最初は何の冗談かと思ったのだが。
 「マヴラヴ」というシリーズ作品になじみがないので、その背景にある膨大な設定を理解していないのだが、CG使ってぐりぐり動くロボット自体は自分の好み。とはいえBETAに対してはなんだかおもちゃも同然で、あの不気味な宇宙生物を撃退できるという印象はまるでない。人間が人間の持てる技術を使って精一杯がんばる姿は結構だが、演習でいい気になっている兵士の鼻持ちならない行動は、あの無慈悲な宇宙生物に対抗できる気がしない。ま、対抗手段になるまでの話こそが、本作の見所なんだとしておきたい。

「ゆるゆり♪♪」
 第2期になってもあいかわらず緩い皆さんの再登場。今回はOPの映像が気合いはいりまくってますけども、その気合いは本編とはまったく関係ありません(笑)。ごらく部の4人のノリがさらによくなって、生徒会の4人がフューチャーされた2,3話のエピソードを見る限り、ごらく部自体があかりん化してもおかしくないほど。別にこれといって話はないし、何かしらの変化が起きるアニメでもないんで、今期もゆっくりゆったり気軽に見ようかと。

「うぽって!!」
 そもそも前クールでニコ動で配信されていた作品であるのだが、地上波では今期ということで。アサルトライフルの擬人化ならぬ少女化・・・でいいのかな?はっきり申し上げれば「彼女たちが銃火器である」というのが全く理解できていない。自分がライフルなら、どうして自分である銃器を自分自身で持てるのか?というのが本当に理解できないのだ。とはいえ原作漫画よりも見た目がよりかわいらしくなっている本作で、「ふんこちゃん」とか「いちろくちゃん」とか「じーすりせんぱい」とか言っているのもかわいらしいし、なによりぷにっとしたほっぺや太ももなどのデザインに異常なほどのこだわりを感じる。
 さらに面白いのは銃火器の豆知識であるし、その知識に裏付けされたギャグが実に小気味いい。1話で見せたふんこちゃんのTバックと銃床の形状のネタや、メインキャラである4人の紹介、そのライフルの特徴と性格付けの面白さは、銃火器や軍事マニアにとっては気持ちのいいお遊びかもしれない。先にも書いたとおりメインの4人のデザインは、原作のエグ味をうまく引き算したよいデザインであるが、それ以上に彼女たちの描き方で優秀なのは、徹底して書かないことで不自然な隠しから免れていることだ。下手くそな隠蔽をせずとも、書かない方向性でも魅力的に見える彼女たちは、はっきりと見せるとはいえ設定上「恥ずかしくないもん!」と言い張った「ストライクウイッチーズ」と同レベルで褒められてもいいような気がする。2話で見せた先輩後輩による銃撃戦は、あれはあれで見応えのあるシーンが連続しているし、それぞれの銃器の特徴も十二分に見せている。あれほどいいバランスで今後も展開するとは思えないが、十分期待できる話だったと思う。期待大。

「貧乏神が!」
 幸福が自然と流れ込んでくる少女と幸福と不幸のバランスを保とうとする貧乏神が対立するハイテンションなコメディ作品。コメディの質はパロディから駄洒落から体をはったものまで、そのボリュームも圧倒的。そのハイテンションを支えているのは花澤香菜と内山実夕の二人の、声量ぎりぎりと思われる演技だ。せっかくのお嬢様キャラを徹底的に遊び尽くす仕掛けられたギャグの数々に、ただおぼれるように飲み込まれてしまいたい。ただし、一人で夜にひっそり見るにはあまりにも賑やかな作品だ。深夜に誰にも邪魔されずにしんとりとアニメを見たいいい大人にとっては、あまりにも賑々しすぎる。それだけが難点か。主演のお二人、ノドだけはお大事に・・・。

「もやしもんリターンズ」
 前期より引き続いてのメンバーでお送りする楽しい農学ライフまんがのアニメ版。前回蛍の女装化でエンドとなっていたが、本作はそのまったくの続編。キャストも変わらずだがデザインは若干刷新されており、やや簡略化された感じ。前作で目を見張った菌たちのCGに関してはEDの映像として結実しており、楽しげで菌たちの名前を並べたED曲とともに楽しめる。ただし前作を知っているか、あるいは原作のファンでないとついて行きにくいだろう。本質的にはこういう仕様はノイタミナ枠のような一般の視聴者層を開拓する枠としては望ましくないはず。だが第2期を心待ちにするファンのために、間髪をあけずに作るのではなく、準備期間を設けて作る誠実さは認めてあげたい・・・というか、よく思い出してくれたよ、ノイタミナwww もう1点ノイタミナ枠のすごさを感じるのは、声優人事に関しては決して手を抜かないことか。特に大原さやかと能登麻美子の演技には、ひたすら敬服する。同じ枠の「夏雪ランデブー」含め、地味に今期は大原さやかのターンかもしれない(と、本気で)。

「恋と選挙とチョコレート」
 ただお菓子を食べる「食品研究部」などという役にも立たない部活動を存続させるため、食品研究部の男子生徒が生徒会長選挙に立候補し、部をつぶそうとしている最有力候補と戦う・・・のかなあ?という物語。どうみても主人公の男の子が同部の女の子たちや対抗馬の女生徒といちゃつく展開しか見えてこないし、それ以上どうにかなるのか想像ができない。1話の序盤にある人が死にそうになった事件。生徒会がらみで人死になんて、厨二設定もいいところだが、本作に影を落とす序盤のエピソードが本作のキモであるので仕方がない。
タイトルの「選挙」は上記で説明がつくが、「恋」と「チョコレート」がはたしてどうなるか? 「恋」は主人公の男子生徒とハーレムを作る食研部のメンバー、特に幼なじみの部長がおり、その対立軸として生徒会長選の対抗馬である美少女がいる。そしてまたこの部長の少女が「チョコレート」やチョコ味のお菓子を食べないところにヒントがありそうだ。それにしてもノリノリでアブない男の子を演じている緒方恵美さんの声が、とりあえずオレ得だ。

「夏雪ランデブー」
 幽霊も悩むのかね・・・
 原作を知らずに見始めたんだけど、これ、すごく面白いです。自分の中の乙女心が破裂するかと思うほど。本作はたしか「青い花」を連載していた雑誌に掲載されている漫画。花屋の未亡人に恋する青年。けど未亡人のまわりには死んだ旦那の幽霊がいて、なぜか青年にしか見えないというありさま。未亡人の思い出と今の恋が交錯するラブストーリー。一瞬映画の「ゴースト」とか思い出したんだけど、この旦那さんの幽霊がまた、いじらしいほど死に別れた女性への恋慕がわかるし、幽霊なのに会いたいはずの女房には触れることすらできないなんて、切なすぎるだろう。また若い男の押さえきれない感情(劣情)もまたよくわかる。その思い出と現実の想いの間で揺れる妙齢の女性の機微は、仕事から帰って冷蔵庫から直接漬け物食べちゃうOLさんには、しみいるに違いない。ってか、しみてくださいw
 先にも書いたように本作にはノイタミナ枠の本気を見た気がする。大原さやかの代表作になりそうな生々しい女性の演技には、本気で惚れそうになる。あのね、大原さやかファンは絶対見るべし。

追記
 ノドの手術をなさった大原さやか嬢。もう退院なさって自宅療養中とか。今期の出演作品は手術前に収録されたものですが、無理せず静養なさって、またすてきなお声をお聴かせください!

「この中に1人、妹がいる!」
 父親の死をきっかけに自立しようとするさる財閥の御曹司の高校生。彼が始めた高校生活にはさまざまな女生徒が行き交う。だが彼を間近で見つめる“彼の妹”と名乗る女性から電話がかかる。主人公はよき伴侶を求めての高校生活だが、自分の身の回りにいる女性の誰かが自分の妹だというのだ。彼はまず自分の妹を見分けて近親婚を避けねばならない。果たして彼に近づいてくる少女たちの中の誰が彼の妹なのか?
 人気ラノベ原作のアニメ化作品ですが、はっきり申し上げてこれはどうかと? まず「妹」の存在が主人公の少年の血縁であるかどうかをはっきりさせねばなるまい。「妹=血縁」であると主人公は短絡しているが、妹に血のつながりがあるかどうかは今のところ不明だ。これで妹が「みゆき」のように血のつながらない妹であれば、ちっとも迷う事なんぞないわけで。また主人公の設定が「プリンセス・ラバー」の主人公のようであるあたり、財閥だとか御曹司だとか、日本ではエロゲ主人公の定番となっているが、現実にどれほどいるのかはわかりかねるが。

「カンピオーネ!」
 これがまた説明がめんどいんだわ(笑)
 かいつまんで説明すると、「神殺し」の能力を得た日本の高校生男子が、神の力を行使するものと敵対する組織と戦う話。うわ、かいつまみすぎたか。日笠陽子演じる金髪の少女が彼を導く役を果たすのだが、この金髪少女が1話と違って2話ではひたすらデレとりまして、いきなりエロ要員になりさがっている。どうも神の力を行使する能力を持っているのは少女や主人公を含め7人いるそうで、少年がこの7人と対立したり仲間になったりというのが、ここしばらくの話のようだ。その一方で敵対組織との抗争もおりませながら話が展開するのだろうか。これ、キャラに入れ込むか神の力の発現の設定にこだわるか以外、楽しめそうな要因がなさそうで。物語の展開自体はどこにでもありそうな話になりそうだし、金髪美少女の存在はまるでエロアニメにでもありそうな設定なだけに、どうしたもんか。

「じょしらく!」
 寄席の楽屋を舞台に、5人の少女落語家が楽しげにしゃべっているだけのアニメ。原作漫画のそのまた原作が「さよなら絶望先生」のあの方なので、ネタの危うさは言うことなし。もうホントにしゃべくりだけが展開するわ、規制音は飛び出すわ。ただそうはいっても「絶望先生」がたくさんの少女たちの掛け合いで成立していたのに対し、本作では基本5人しかいないわけで、この差をどう埋めるかは、作品の見極めだろう。もっとも「絶望先生」がシャフト作品だから、意識的に演出等は変えざるを得ない。そうなるとこのしゃべくりだけでどこまで持つか?ちなみに筆者自身はEDの2頭身キャラのダンスのかわいらしさが気に入っております。

「ソードアート・オンライン」 
 タイトル通りのネットワークゲーム。それはヘッドギアをかぶった状態で眠るようにログインし、ゲーム内のアバターは自分自身となってRPG的な剣と魔法と怪物の跋扈する世界をクリアしていくゲームだ。だがゲーム内で死んだ者は現実世界でも死んでしまう。正式リリースされたゲームは、すでに数千人の人間を死に至らしめ、ゲーム内にはより多くのプレイヤーが閉じ込められている。現実世界でも話題になっている。はたしてゲーム制作者の真意はなにか?極限の中で主人公の少年はベータ版での経験と知識を切り札に、生存競争厳しいゲーム世界で生き残っていくという物語。
 ネトゲ依存者はアジア圏に多いと聞くが、この作品自体のゲームの設定自体、ファンタジーのとらえ方があくまでゲームの世界に寄っている。現実世界に対応できないこの世界の主人公たちが、ゲームの世界で社会性を求められていく。別にゲームの世界だからといって現実世界と同じように考える必要など全くないが、オンラインゲームやネトゲの世界にだって礼儀作法やマナーぐらいはあるだろう。だが自分の命すら危ういこの状況下で、ゲームの世界ではたして人間は真っ当でいられるだろうか? 後で出てくる「ココロコネクト」と同様に、人間の一番もろい部分まで丸裸にされそうな世界設定には魅力を感じる。2話の序盤、レベル上級者たちが会議でチームを組む作戦で第1層のラスボスを突破する会議をするのだが、その会話にもそれぞれの社会性がぶつかり合っている。こういうことが続くと暑苦しい話になりうそうで、主人公は早々にチームから外れようとする。ゲームの知識もありながら、社会性はどうだろうかという場面。OPの映像を見る限り主人公の少年の周りには少女プレイヤーが集まってきそうだが、なんとか踏みとどまっていただけないものか。

「ココロコネクト」
 個人的には今期もっとも期待してる作品だ。
 文化研究部に所属する女3人男2人、計5人の男女が、人格入れ替わり現象や欲望をブーストさせられる奇妙な現象に直面しながら、5人それぞれが隠し持つ悩みや苦しみを表出化させつつ、それを踏み越えて成長していくという物語だ。すでに原作は7冊の既刊を持つシリーズ作品である。
 正直に申し上げると私はこの作品をジャケ買いした。このビジュアルが「白身魚」氏(デザイナー堀口悠紀子の別名義)の手によるイラストは、「けいおん!」で花開いたぷにっとした感触のやわらかさが印象的だ。「けいおん!」人気にあやかった部分は大きかろうが、このイラストの感触の良さにまったくもってやられてしまった。読めば物語では結構シビアな展開をしているし、人間の“素”をえぐり出す毎回の仕掛けは、悲しくなるほどまでに彼ら5人を暴き出す。特に唯と伊織、稲葉の3人の持つ想いの正体が交錯する1,2巻の話は、おそらくアニメ版でも触れられるだろうから、その苦しい胸の内に触れて彼女たちと一緒に感じてみてほしい。
 アニメ的な話でいくと、まず最初の人格入れ替わり事件に関しては、入れ替わった時点で表情の付け方や指先の演技までもがドラスティックに変わるのは見所だ。芸達者な声優陣は男性と女性が入れ替わる部分についても、吹き出してしまうほどに入れ込んで演技しているのは聞き所でもある。その一挙手一投足が画面の演技を支え、声の演技がそれを補足する。徹底的にしゃべりによってアニメとしての密度を上げる手法のアニメがもてはやされる現在だからこそ、絵としての演技がきちんと演技しているのを見ることは、アニメを見る楽しみをきちんと味合わせてくれるに違いない。

「織田信奈の野望」
 「戦国自衛隊」という作品は戦国時代に自衛隊が現代兵器を持って現れたらという架空歴史の物語だった。そしてまた現代から戦国時代に現れたその力を、戦国の魔神「織田信長」になぞらえた「if」ものでもあったわけだ。本作ではイマドキのアプローチとしてわかりやすい「女体化」によって、現代でゲームの知識を持って戦国時代に現れた少年が、その知識を総動員して女体化した織田信長改め「織田信奈」をもり立てていくという筋立てだ。いやもう実にばっかばかしいのであるが、ここでふと気づいてみてほしい。「戦国自衛隊」では実在しないはずの「織田信長」がまるでいたように語られる一方で、「本能寺の変」同様に炎に巻かれて死んでいく伊庭の姿で終わっていく。つまり架空歴史でありながらも歴史の本筋は変えずに物語を閉じたのである。それと比べて本作はどうか?あきらかに今期のエロ枠でありながら、ちょっと気になってくるではないか。

「はぐれ勇者の鬼畜美学」
 異世界で勇者として魔王を倒した主人公。彼が魔王から託された一人娘を連れ出し、現実世界へ舞い戻る。その世界は、異世界での能力が認められ、その能力を社会に役立てるべく、管理する学校が設立された世界。その世界で魔王の娘と暮らす主人公。彼はいったい何を企んでいるのか? 今期のエロ枠作品で、今のところただ学校での生活で、主人公の特殊な能力と、彼と対立する生徒会の面々などが登場し、賑やかな雰囲気を醸し出しているのみであるが、これ、いったいどうなるんだろ?エロ場面での隠しを「呪符」のような表現で隠しており、なにか曰くありげにも見えてしまうのだが。主人公の少年が特殊な能力者でありながら快活なだけに、魔王の娘で何がしたいのか?それはそれで気になるところ・・・・かなあwww

「だから僕は、Hができない。」
 主人公の少年のエロい妄想が、悪魔な彼女の力となる・・・はあ、食傷気味だな。厨二設定にもほどがある。その上で遠藤綾演じる悪魔のお姉ちゃんがいったい何をしにこの世界にやってきたのか? この疑問がこの物語の核になるのだろうが、まだ1話のみの視聴でまだなんともいえません。少なくても現段階で視聴打ち切り候補No.1であるとだけ言っておきます。

 さて今期ラノベ原作の作品が目立ちますが、ラノベは剣と魔法とファンタジーの世界から少し離れたほうがよいように思います。またエロゲまがいのハーレム設定や、無意味としか思えない少女キャラクター勢揃いにもなんら新味を感じません。数をそろえること自体を否定するつもりはありませんが、それがあること自体に意味はなく、個々のキャラや作品には存在理由があってしかるべきだと思います。1シーズンでこれほどの数を見ること自体、今後たぶんもうないことでしょう。私自身1シーズンにこれだけ見る作品を迷ったのは初めてですし、これほど鼻がきかなくなったのかと落胆もしました。ですが見るも見ないも個人の自由。かつてアニメ放映本数が減ってしまったことを考えれば、空元気とはいえ活況と言ってもいい作品数です。この状況下で1本でも多くの良作が生まれることを願って・・・。
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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

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プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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