ニコマス昭和メドレー5~やっぱり本家、あっぱれ本家!~

・・・てへへ、やっぱりやりますw


http://www.nicovideo.jp/watch/sm20719744?group_id=932328

 実は本家さんが「80年代アニメソング」と聞いて、今回はスルーしようと思ったんですよ。私なんかよりも詳しい方がいらっしゃるからと。ところがですね。本文で後ほどご説明しますけれど、とある動画を拝見して、火が付いちゃいまして。これはどうにも取り上げておきたいなと思ってしまったものですから。それでは今回も不完全解説に取りかかってみたいと思います。

ミスター味っ子OP「ルネッサンス情熱」(1988)
 80年代のわりには新しめの処から始まる動画のオープニング。最初はいきなり「ミスター味っ子」のOPだ。なぜロボットアニメ制作でならした「サンライズ」がお料理番組?と首をかしげないでもなかったが、始まってみれば味吉陽一少年の作る創作料理の数々に対して、その味を過剰に表現する対戦相手や味皇さまの不可思議な演出によって、立派な人気アニメになってしまった感がある。監督・今川泰宏氏のなんというか他の追随を許さない離れ業とも思える演出は、その後氏が手がけた作品でもさらに開花する。
 さてOPを歌うのは国安わたる。この名前を覚えているのは今やアニソン好きだけのように思えるが、中森明菜「ジプシークイーン」や南野陽子「はいからさんが通る」、おニャン子クラブなどの80年代アイドルに楽曲提供を行っており、アイドル業界とも親和性の高い方だ。歌手としても澄み渡る高音が素晴らしいのだが、最大のヒット曲はやはりこれである。動画でも再現されているが、漫画のコマからキャラクターが動き出すOP映像が懐かしさを誘う。しかしこの作画の質感や動きとイイ、味皇に似せたキャラ絵といい、P様のご苦労が忍ばれる。今回の動画ではこうした作画による演出が散見されるが、どんどんクオリティが高くなる。はっきりいってこのクオリティに解説が追いつかない(ごめんなさい)。

エスパー魔美OP「テレポーテーション-恋の未確認-」(1987)
 藤子・F・不二雄先生の傑作漫画のアニメ化作品。中学生の魔美が自身の超能力を使って、協力する高畑先輩といっしょに人助けをするというのが基本ストーリーの物語。画家である父親のヌードモデルになってお小遣いを稼ぐというシーンが原作にあって、なかなかにアンモラルな雰囲気を感じさせたが、アニメではレオタードを着ていたっけ。なんといっても魔美演じる「よこざわけい子」のかわいらしい演技につきる。同じ藤子作品でも「ドラミちゃん」では全く反応できないが、魔美ちゃんはもう本当に娘にしたいほどかわいい。この作品のチーフディレクターを勤めているのは「クレヨンしんちゃん」の劇場版で名をはせた原恵一。ちなみに本作の劇場版は原恵一の初監督作品だ。ちなみにNHKで2002年「ドラマ愛の詩」枠にてドラマ版が放映されているのをご存じだろうか? 当時「六番目の小夜子」や「料理少年Kタロー」などが人気だったおかげで、見知っている方もいるだろう。主演の魔美役は笹岡莉紗(元おはガール)が演じた。

スプーンおばさんOP「夢色のスプーン」(1983)
 NHKで放送されていたアニメ「スプーンおばさん」。その原作はノルウェー出身の童話作家アルフ・プリョイセンの「胡椒瓶おばさん」だ。いつも首に掛けているスプーンをアクセサリーにした通称・スプーンおばさんが、急に大きくなったり小さくなったりする特異体質(ブラックジャック先生、いいんですか?)によって、毎回様々な騒動に巻き込まれるが、持ち前の明るさと小さくなったときに動物と会話できる能力を用いて解決していくという物語。スタジオぴえろ制作による作品で、OPを担当したのは「うる星やつら」のOPを担当した南家こうじだ。
 OPを歌うのは飯島真理。いわゆるリン・ミンメイの中の人だ。本曲でも伸びやかでキレイな彼女の高音が楽しめる。ちなみにED「リンゴの森の子猫たち」のポップな仕上がりのかわいらしい曲も名曲だ。なお本曲は飯島真理の本格デビュー以前の作品。正式なデビューは坂本龍一プロデュースによるアルバム「Rose」ということになっている(コレ、名盤)。

ハイスクール!奇面組 OP「渚の『・・・』」(1986)
 アニメ「ハイスクール奇面組」は1985年にフジテレビ系列で放送スタートした作品。そのOPとEDの楽曲はすべて秋元康作詞。後藤次利作曲によるもの。歌うのは「うしろゆびさされ組」や「うしろ髪ひかれ隊」といったおニャン子クラブから排出されたユニットによる。この曲は岩井由紀子と高井麻巳子による「うしろゆびさされ組」による歌唱だ。アニメのほうは1985年から1987年まで放送した作品であり、当時の週刊少年ジャンプの勢いまが伺える。
 80年代中盤のアイドルシーンにおいて、「おニャン子クラブ」というのは避けて通れない話題でもある。秋元康の手によるグループアイドルプロジェクトであり、同時に「夕やけニャンニャン」という番組でバラエティ番組のパーソナリティを担当させ、同番組内で公開オーディションを繰り返して規模を拡大させるやり方は、現在のグループアイドル乱立時代に連なるアイドル史の一面も持つ。その一方でアイドルを「ファンの目線にまで近づけた」事実は、功績とも功罪とも判断がつきづらい。

ストップ!!ひばりくん!OP「ストップ!!ひばりくん!」(1983)
 週刊少年ジャンプにて1981年から連載開始された江口寿史によるマンガが原作。母親と死に別れた高校生男子がご厄介になることにした家庭はいわゆるヤクザ。その家には3人の娘と一人の男の子がいるはずだったが、彼を出迎えたのは4人の娘。姉妹のうちの一人・ひばりは実はオカマだったのであるという物語。江口の遅筆と逃亡故に未完の作品かと思っていたら、2010年に刊行された単行本に書き足して完結を迎えたのだとのこと。知らんかった。そのアニメ版の放送は1983年だ。ひばり役の間嶋里美のちょっとハスキーでいて色っぽい声のおかげで、男女の垣根を越えた稀代のキャラクターをこの世に誕生させた。OPもいいがEDの「コンガラコ・ネクション」もいい曲。この曲のギターを担当していたのは布袋寅泰氏だとか。何度か刊行された単行本の後書きによれば、このマンガによって自分の中に女性を見いだしてカミングアウトする勇気を得たと原作者に手紙を送ってきた男性がいらしたという。う~ん、コメントしづらいネタで終わってしまった。

闘将!! 拉麺男OP「輝け!ラーメンマン」(1988)
 1982年、いまはすでに廃刊となった「フレッシュジャンプ」で連載されていたゆでたまご原作のマンガ。大ヒット作「キン肉マン」の人気キャラクター「ラーメンマン」を主人公としたスピンオフ作品で、原作者によれば「キン肉マン」のパラレルワールド的な作品となっている。そもそもは「キン肉マン」連載終了後の次回作として創作された作品だったらしい。物語は超人拳法の極意書を授かったラーメンマンが中国各地を転々として、悪人たちを懲らしめるという物語。掲載誌の移動などにより未完のまま連載は終了しているが、ゆでたまご自身は続編執筆に意欲的だとか。現在「キン肉マン」の続編を熱く執筆している状況下では、まだまだラーメンマンにまでは手が届かなさそうなところがやや残念か。
アニメは1988年からスタート。とある地方をラーメンマンが訪れて敵を倒すと、その上の敵が出てくるといった流れはまこと「北斗の拳」的であり、いわゆるジャンプのバトルシステムの申し子といえなくもない。筆者としては「キン肉マン」の初期編においてブロッケンマンをキャメルクラッチで仕留めたほど、残虐超人の名をほしいままにしていた彼が、どうして正義の拳法家としてスピンオフ作品が作られたのかと、当時どうしても納得できず、長らく原作も読まずじまいだったが、大学生になったころ大学近くの喫茶店で遅くまで友人と読みふけった記憶がある。マンガ喫茶などない時代の思い出話である。

聖闘士星矢ED「永遠ブルー」(1986)
 1986年より週刊少年ジャンプに連載された車田正美原作の熱血バトル漫画。星座に導かれし5人の少年が、神話時代から続く神々の闘いに身を投じ、幾多の激闘を繰り広げる物語。連載開始から約10ヶ月遅れてアニメ版もスタートする。このあたりも、80年代中期のジャンプの影響が強く見えるが、原作者・車田自身は狙ってこのメジャー感を出していたというから驚きである。「聖闘士星矢」の連載は1990年に終了。先んじて89年にTVアニメは終了していたものの、その後アニメ化されなかった「ハーデス編」がOVAとして映像化。また「天界編」の構想は一部劇場版アニメとして製作されたり、「聖闘士星矢G」や「~ロストキャンパス」、果ては「~Ω」といった前日談や後日談が漫画やアニメとして連綿と作り続けられている。また聖衣の着脱を可能とする可動フィギュア「聖闘士聖衣体系」はリニューアルとシリーズの昇華が繰り返され、バンダイの儲けの一端を担っているのはご存じの通り。動画のコメントに「鋼鉄聖闘士みたい」というコメントがあったが、そういえばご存じだろうか? 現在絶賛放送中の「聖闘士星矢Ω」が4月に新シリーズになった折、鋼鉄聖闘士が一人登場しているのですよ。
 あ、ちなみに本曲は最初のED曲ですが、アスガルド編に入ってからの「聖闘士神話(ソルジャー・ドリーム)」と「夢旅人」も名曲です!

機動戦士ガンダムZZ OP 「サイレントヴォイス」(1986)
 前作「機動戦士Zガンダム」の後を受けてスタートした続編。ジュドー・アーシタらニュータイプの子供たちが、ガンダムシリーズや新型機ZZガンダムを駆り、グリプス戦役後のどさくさで漁夫の利を得ようとしていたハマーン・カーン率いるアクシズ改めネオ・ジオンと戦う物語。とはいえジュドーの本当の敵は、この戦争(第1次ネオ・ジオン戦争)に高みの見物を決め込んでいる連邦のお偉いさんたちであることは間違いない。未だにガンダム正史の中でも鬼っ子扱いされることの多い本作ではあるが、その実、シャアの伏在期間を設け、バラエティを増したモビルスーツが収斂し、ハマーンを亡き者とし、「逆襲のシャア」への橋渡しとしては決して見過ごすことが出来ない作品ではある。
 本曲は物語が緊迫の度を強め始める後半に入ってからのOP曲で、前2クールのOP「アニメじゃない」から一転してシリアスな曲となっている。いくら秋元康が作詞を手がけているとは言え、メタ視点で作詞された「アニメじゃない」もまたなかなかに味わい深い曲である。本曲の背景に流れる映像に登場する、ZZガンダムの合体シークエンスのかっこよさは、やはりガンダムはスーパーロボットだったよねという認識を再確認できる。

おちゃめ神物語コロコロポロン ED「気分は女神チック」(1982)
 吾妻ひでお原作の「オリンポスのポロン」を原作とするアニメ。原作自体は月刊プリンセスに1977~79年に掲載されていた作品だが、アニメ化に合わせて100てんコミックスでもアニメタイトルで連載スタート。1982~83年にかけて掲載された。吾妻ひでおらしいまるっこくてかわいらしいキャラクターがアニメとして動くこと自体が、今にしてみれば実に素晴らしいと思える。いやあ「萌え」ってこういうことかもねって感じだ。
 本曲やOPの楽曲ともにあの山本正之の手による曲なのだが、このダジャレを含めたちょっとスチャラカな感じの本曲の歌詞は、氏らしいなと思って調べてみると、作詞は山本優なのであり、ちょっと驚いた。ちなみに本番組の後番組は「ななこSOS」である。今となっては凄まじいばかりの「スーパー吾妻ひでおタイム」だ。

Dr.スランプ アラレちゃんED「アラレちゃん音頭」(1981)
 鳥山明といえば今は「ドラゴンボール」の人なんだろうが、それ以前の人気作「Dr.スランプ」を知っている筆者としては、「ドラゴンボール」にあまりなじめずに過ごしたまま、いまだに全巻読破が果たせていない。「Dr.スランプ」は週刊少年ジャンプに1980~84年まで連載された作品。Dr.スランプ=則巻千兵衛によって生み出されたスーパーロボット・則巻アラレが、毎回さまざまな登場人物や中途でレギュラーとなる人々を巻き込んで楽しく過ごすペンギン村の日常を描いたコメディ漫画だ。「~アラレちゃん」は1981年にスタートしたアニメ化作品。基本的に原作に忠実で、若干のアレンジが加えられてはいる。特に下ネタがらみで。なお1997年にはデザインを一新したリメイク作品も放送されている。
最初のシリーズにおいて、夏場になるとかならずEDが本曲に差し替わる。地元の盆踊りでも本曲がかかっていた時期があり、筆者にとっては「東京音頭」「新東京音頭」「東村山音頭」とともに忘れ得ぬ楽曲だ。動画では実際の映像で踊っていたキャラクターが解説されているのが楽しい。ぜひとも原典と一緒にお楽しみください。しかしよく動くなあ。個人的にスカートのしわの細かさとか、気になります。

戦え!超生命体トランスフォーマー2010 ED「ホワッツ・ユー」(1986)
 動画中でサイバトロンとデストロンの場面転換のようなロゴマークの切り返しが大変気に入っております。おもわず「その頃、サイバトロン基地ではっ!」と声を出してしまいました。「戦え!超生命体トランスフォーマー」の後を受けてスタートした正当な続編。タカラのフォギュアによる実写映像のCMにおいてコンボイ司令官が亡くなり、そのかわりにオレンジ色の憎い奴・ロディマス・コンボイを司令官として、ガルバトロンと死闘を繰り広げるという物語。この前作とのインターミッションの詳細は「トランスフォーマー・ザ・ムービー」を見ればご理解いただけるはずだ。いくつものヘリにつり下げられた死せるコンボイの亡骸が夕日を浴びている姿を唖然としてTVで見つめていたのは筆者だけではあるまい(「コンボイが死んだ!」キャンペーン)。このシチュエーション、実は実写映画「トランスフォーマー リベンジ」でも似たようなシーンがあって、にやっとした記憶がある。
 いまでこそ「トランスフォーマー」ってCG映画などや多岐にわたる作品群、ビーストウォーズシリーズなどのおかげでロボットアニメとして認知されてるものの、放送当時はヲタクでもなかなか手の出しにくい作品ではあった。「2010」もときおり中古屋などでもDVD-BOXを見ることがあるが、手練れのヲタでも手を出しにくい事情の一つは、日本人のメンタリティでは理解不能なエピソード群による。特に惑星の住人がなぜかオペラのように歌を歌っている「音楽惑星の挑戦」などは、逸品中の逸品である。

シティハンター OP「City Hunter~愛よ消えないで~」(1987)
 週刊少年ジャンプに1985~91年まで連載されていた北条司原作の漫画。新宿の歌舞伎町を根城とするスイーパー冴羽僚(リョウの字は本当は“けものへん”)が相棒の槇村香とともに、さまざまな依頼を解決していく物語。アニメ版は1987年にスタートし、「2」、「3」とシリーズを重ねていき、「’91」とテレビアニメシリーズが続けられている。また劇場用作品やTV-SPもある人気作品である。本作では通常のBGMもさることながら、多くの歌曲が劇中を彩っており、ほぼ同時期に放送されていた「あぶない刑事」シリーズを彷彿とさせるような楽曲群で構成されているから、シティハンターの関連CDは聞き応えのあるものが多い。EDを彩るTMネットワークの歌う「Get Wild」は問答無用の名曲である。
 シリーズ最初のOPを飾ったのは本曲であり、歌うは小比類巻かほるだ。小比類巻といえば“KOHHY”の愛称で知られる歌手で、「Hold On Me」(ドラマ「結婚物語」主題歌)や「TOGETHER」(TDKのCMソング)などのヒット曲で知られる。アルバム「I’m Here」はタイトル曲「I’m Here」や「Hold On Me」を含む名盤である。

忍者戦士飛影 OP「Loveサバイバー」(1985)
 日本テレビ系列で放送されていたスタジオぴえろ製作のオリジナルロボットアニメ。伝説の戦士「忍者」を探して太陽系を訪れたロミナ姫と戦艦エルシャンクの人々は、火星で主人公たち3人の若者と出会い、敵か味方かわからない忍者ロボット「飛影」の助力を得て、敵であるザ・ブーム軍と戦うという物語。筆者は放映当時、「電撃戦隊チェンジマン」放送中のCMでのみその存在を認識しており、CSファミリー劇場にて近年になってやっと視聴できた。まあ、このころのアニメにありがちな絵の荒れは気にしないこととする。
 さて動画中のコメントにもあったが、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズにおいてワンダースワン版ソフト「スーパーロボット大戦COMPACT2」シリーズに初登場する。この時、アニメ作品同様、前半の飛影は自立行動をしているおかげで、飛影に撃墜された敵ユニットの経験値などはプレイヤーに入らない仕様となっていた。これが「経験値泥棒」と言われるゆえんである。その後PS2ソフト「~IMPACT」(内容は「COMPACT2」シリーズ3部作のリメイク)にも引き継がれていた。

OKAWARI-BOYスターザンS OP「SHOW ME YOUR SPACE」(1984)
 タツノコプロ製作のオリジナルギャグアクションアニメ。「スターウォーズ」と「ターザン」をモチーフにしており、父親を探しに宇宙に飛び出した少女・ジュンが狩上ファミリーとその先兵であるロボット族に襲われているところをセノビ族の守護者スターザンSに助けられるところから物語が始まる。タツノコらしいギャグとアクションが混在したアニメで、雰囲気はタイムボカンシリーズに近い。
 本曲を歌う「ポプラ」は「宇宙刑事シャリバン」の挿入歌や「夢戦士ウイングマン」のOPなどでも有名。なおディズニー映画「美女と野獣」にも声優として出演している。

さすがの猿飛 OP「恋の呪文はスキトキメキトキス」(1982)
増刊少年サンデーに連載されていた細野不二彦原作の漫画「さすがの猿飛」のアニメ化作品(1980~84年)。幼なじみの忍者のタマゴ・猿飛肉丸と霧賀魔子を中心にして展開する忍者アクションコメディ作品だ。アニメは1982年からスタートしているが、原作連載のストックはとっくに使い果たして、アニメオリジナルの展開が続く。
本曲を歌う伊藤さやかは、80年代に忘れてはならないアイドルであるが、それ以上に記憶に強く残るのは日本テレビ系列で放送されていたドラマ「陽あたり良好」で岸本かすみ役を演じていたことだ。もっとも高杉勇作役の竹本孝之に喰われ気味ではあったが、じょじょに勇作にひかれていくかすみの揺れる心情を巧みに演じていたことが懐かしい。ちなみに「陽あたり良好」のDVD-BOXには約20年ぶりに再会した主演の二人の現在の姿が収録されており、ロケ地などを巡っていた。
動画は後半の作画におけるリップシンクロが素晴らしく、途中アニメのアイマスの画像も使ってポップな仕上がりになっており、大変手の込んだ作りになっている。

名犬ジョリイED「ふたりで半分こ」(1981)
 1981年から翌年にかけてNHKで放送された名作アニメ。フランスのセシル・オーブリーによる「アルプスの村の犬と少年」という作品が原作。いたずらっ子だったセバスチャンが、村人に「魔犬」と呼ばれたジョリイ(犬種はグレート・ピレニーズ)と出会って固い絆で結ばれる。セバスチャンとジョリイは様々な冒険を乗り越えていくという物語。「名犬」と聞いて「ラッシー」や「リンチンチン」などいろいろと思い出すだろう。もしかしたら思い出す名犬の名前で世代分けができないかと考えてみたのだが、えげつないほどにリメイクされまくっている「ラッシー」にしてやられ、このアイデアは無効となりました(T-T)。
 この動画、なんといっても替え歌の出来もさることながら、作画によって「ジョリイ」をなぞりながらもちゃんとアイマスであるところに落ち着くあたりの出色の出来が素晴らしい。アイドルたちが歌を歌うだけでなく、替え歌や個々人のネタを織り交ぜて、それでもちゃんとアイマスに落ち着くあたりの妙こそが、この昭和の日メドレーをはじめとするアイマス動画の素晴らしさであることに、今更のように気づかせてくれる。

小公女セーラ OP「花のささやき」(1985)
 来たねえ、トラウマが・・・w。1985年に「ハウス世界名作劇場」の枠で放送された作品。フランシス・ホジソン・バーネットによる「小公女」を原作とするアニメ作品で、かなりひどいいじめを描いたことで、名作劇場の中でもひときわ記憶される作品だ。ちなみに前年の作品が「牧場の少女カトリ」、翌年が「愛少女ポリアンナ物語」であるから、これはもう悪目立ちと言っていい。放送当時アニメ誌(たしかアニメディアだと思ったが)にてセーラをいじめるラビニア役の山田栄子さんが「こんな役は二度とやりたくない」と語っていた記憶がある。「セーラ」といえばなんといってもいじめ抜かれても耐え抜くセーラ役の島本須美さんの可憐な美少女演技につきるだろう。「カリオストロ」のクラリスといい、「めぞん一刻」の響子さんといい、なんでこうも彼女の演技は可憐で可愛いのだろう。まさに80年代美少女声優の絶対王者といって差し支えない。
 それにしてもこの年になってDVDで見直そうかと何度も思い立っては果たせずにいる。なんかこうこの曲を聴いているだけで、明日の希望をくじかれそうな気がして、もう。

まんが日本史 ED「風のメルヘン」(1983)
 これはまたすんげーマイナーな曲を持ってきたものですねえ。筆者の自宅にはCSがあるので、「ヒストリーチャンネル」にてリピート放送されているおかげで聞いてはいるものの、本放送当時は聞いた記憶が無い。どちらかというと放送していてもあえて無視していたジャンルかも知れない。1983年から翌年まで日本テレビ系列で放送された作品。全52話で古代の日本のあけぼのから明治維新までの日本の歴史を取り扱った。メインナレーターは杉山佳寿子。この後番組がなんと「ゴッドマジンガー」だったりする。
 さて本曲を歌うのは「サーカス」というグループ。「Mr.サマータイム」や「アメリカン・フィーリング」で有名な男女2人ずつで編成されたグループだ。「サーカス」というグループはデビュー当初より血縁者でメンバーが構成されており、1978年のデビュー以降、現在にいたるまでメンバーの入れ替えはあるものの、旧メンバーの息子や娘などの血縁者であることは変わらない。ある意味で新陳代謝をグループ内で行いながら半永久的に続くメンバー構成だと言える。ということで、あなたがかつて聞いていたサーカスのメンバーは、現在のメンバーではない可能性が高い。こういう説明ができるコーラスグループって、世界にもいるのでしょうか?

ときめきトゥナイト ED「Super Love Lotion」(1982)
 1982年から1994年まで、主人公の世代を重ねることで連載を続けた、池野恋原作による少女漫画。アニメは1982年から翌年まで。物語は魔界の人間でありながら人間界の中学校に通う少女蘭世が、人間界の少年に恋をしたり、その恋をライバルの少女に邪魔されたりしながら、魔界からのミッションをこなしていく中で魔界を救ったり、愛をはぐくんだりというお話。アニメは原作をベースとしながら物語はかなりオリジナル。「♪女の子は恋をしたときから、超一流の」の後の歌詞に、もしヒーローの名前が入る人は、きっと大学で聞いてはいけないテープを聴いたことがある人です。そのテープをどうぞお若い方々に聞かせてあげてくださいね。
 とにかくこれの作画はすごいです。せっかくなので元ネタとも比べてください。まったく遜色なく再現しているし、いろいろな部分を「見せない」ことにこだわりぬいた演出が、アイマスという素材を使ってさらに昇華しているとも思える配役っぷり。筆者はこの動画の素晴らしさに目がくらみ、今回の不完全解説に踏み切りましたw。ダンスが「うる星やつら」を思い出させるけれど、制作のグループタックは『うる星』には絡んでない。

赤い光弾ジリオン ED「Push!」(1987)
 最後の曲は1987年に放送されたタツノコプロによるオリジナルSFアニメ「赤い光弾ジリオン」のEDだ。OPの「ピュアストーン」もサビの部分に張りがあって伸びやかで気持ちのいい名曲。物語は未知の超文明からもたらされた3丁の銃・ジリオンを武器に、地球から移住した惑星マリスを舞台に異星人ノーザ星人と闘いを繰り広げるチーム「ホワイトナッツ」の面々の活躍を描いた作品。この作品で語るべきは主役を演じた声優たちによるCDドラマなどの副産物によって、本編以上に周辺が盛り上がったことか。いまだに中古屋さんにいくと、ときおりジリオン関係のCDを見るが、だいたいがCDドラマだったりパロディものだったりする。筆者はサントラCDが欲しいのだが、なかなか見当たらない。しかしロボットだって主役になりづらい時期に、あえて「銃」の名前を冠してSFアニメを作る心意気が素晴らしい。こういうSF作品って、今でもなかなか無いのであるから、深夜枠ならいくらでもいけそうな気がするのだが。もっとも銃のおもちゃなら、「サイコパス」あたりのでもいけそうな気はしたが。

 とうとう今回も最後まで到達できました。これもすべて素晴らしい動画を見せてくれたP様がたのおかげです。あまりにも情けない不完全解説ですが、この文章をP様がたに捧げます。また来年お目にかかりたいですね。素晴らしい動画を心よりお待ちしております。
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コメント

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No title

今年も解説ありがとうございます!!
今回は別の昭和動画に別行動する人が出たり、開始が遅れたり、いろいろあってあっさりした感じになっております。
それでも16分の動画って長いほうだと思うのですが、シリーズから見るとざっくり短くなったものです。

さて、担当したスプーンおばさんですが、またもNHKものなので、反応があるか心配でした。でも、きっちり反応ありましたねー。さすがです。昭和はみんないろいろ見てた時代だったんでしょうね。

また来年もあるのかどうかわかりませんが、あったらまた見て下さいねー。
ではでは~。

長文解説お疲れ様でした

今年も解説ありがとうございました。
恒例のこちらのブログで紹介していただいてようやく肩の荷が下りた感じがいたします。

例年ですとGたま先生の長い解説文が入るのですが、今回私は監督業ではなかったのでその点は割愛します。


今回は不出来な私の采配の元、短い募集期間と製作日程にもかかわらず
 最初に名乗りをあげてきてくれた、うるうP
 手書き勢として参加してくださったCOMさん、吠鳥さん、ニセP
 唯一のMMDerながら作品を盛り上げてくれたALTOさん
 昭和に参加したくて仕方なかったと言う、う~おっほいP
 新旧961プロを使って例年の木星枠を担当してくれた5回4失点P
 わたし並にマイナー選曲をしてくれためんそーれP
 Gたまさんのショートメドレー枠を担当してくれた仮面ローガイさん
 他にも例年参加のデウP、仮面P、猫ジーナPや、
 当日夕方まで編集作業をしていたぱるぷんてPとけまり部P
これだけの人に集まって貰えて本当に感謝しております。
例年に比べれば確かに胸焼けを起こさない動画ではありますが、見る側のひと時の足しになれば幸いです

P.S
おかしい!十分メジャーなものを持ってきたはずなのにマイナーと書かれてしまった
これは来年リベンジしなければいけないな!

No title

解説ありがとうございました。やっぱりこれがないと昭和メドレーが終わった気がしません。

ZZの合体シーン、あそこはやっぱりどうしても入れたくて色々考えた結果ああなりました。
やっつけっぽく見えるコラちーちゃんですが結構苦労しましたw

最初はMMD使って”ミク、麗華、千早”の3人が合体してメカ千早になるといったのも考えていたんですけどねw

もし次回があればその時はまたよろしくお願いしますm(__)m

アニソン版解説もお疲れ様です

歌謡曲版のたわい無いコメントへのレスポンスありがとうございました

アニソン版の"不"完全解説も読ませていただきました
いややはり毎度解説しているだけあって、こちらでも頷き、唸らされながら読ませていただきました。そして何よりアイマスPの方々のちょっとした本音が垣間見えるコメントでクスクスとしてみたりとか、この解説とそのコメント欄あってのアイマス昭和メドレーですよね。
自分は初見の際に動画コメ欄でもあったように、♪ラァメンマ~ン~のラァメンで貴音をみて噴いてしまいました、飲み物を口に含んで噴くというのはこういうことかと(笑。

自分自身はそんなにテレビにかぶりつきで見ていなかった80年代や昭和時代なのに、やはりちょこちょこと耳に入っていたんでしょうね両動画で改めて懐かしいなと見ていました。平成になってから四半世紀経つのに生きているんですねまだまだ昭和が。
またたわい無いコメントで失礼しました。

P.S.いや、おニャン子出てきたらそうなってしまうんですけど歌謡曲版は木之内みどり、アニソン版は後藤次利(彼女と違い、作曲と言う裏方ですが)が出てきたかと。今の世の中みたいに情報が氾濫してない頃のセンセーショナルな昭和芸能史の一つと言うことですね。自分の中で逃避行と言うと関根(高橋)恵子か彼女かと言う位、でも二人とも今は幸せな生活してますね

No title

仮面Pさま
 コメントありがとうござます。あははは、団体で行動するといろいろご苦労もおありでしょう。本当にお疲れ様でした。でも動画は皆様のご尽力の甲斐あって、素晴らしい動画になったじゃないですか。でもま、あっさりはあっさりだったかもですね。おかげで解説もやりやすかったですw 来年も期待しておりますよ!

紅狸Pさま
 こちらにもコメントありがとうございます。いえいえコメント頂戴できるだけで、望外の喜びです。素晴らしい動画を作られた上に、こんな辺境のブログにまでコメントいただき、ありがとうございます。
 実はこの動画、家内にもちらっと見せたとき、あの動画のくだりを見て「は?何コレ、しらない」とのたまったのですよ(笑) まあ、拙宅のモノが基準になるとは思いませんが、Pさまが思っているよりも若干マイナーかもw リベンジお待ちしておりますwww

猫ジーナさま
 コメントありがとうございます。今年もありがとうござます。にしても「合体メカ千早」は見たかったけど、どうやって再現すればいいのか私には想像もつきません。しかしコラも大変なんですねえ。お疲れ様でした。また来年楽しみにしております!

NO NAMEさま
 こちらにもコメントいただき、ありがとうございます。仰るとおり、P様がたのコメントいただいておりますのは、あくまでP様がたのご厚意です。本当にありがたく思いますが、不完全解説はもうここまでくるとP様のコメントのおまけみたいなもんですよw ですから本文はむしろコメント欄です・・・っていっちゃっていいのかなw
 S.44生まれの私ですが、昭和の3分の1ぐらいしか生きてないんですけど、昭和ってやっぱり抜けないし、無くなったわけでもなくて、ちゃんと人の中で息づいているんだなって、最近のナツメロ番組なんか見ながらつい思っちゃいます。そんな懐古的な行為に意味があるとかじゃなくて、それが自分たちにとってのライブだったから。
 私最近、CMでお目にかかる高橋恵子さんがなんか気になって仕方ないんですよね。あの愛の逃避行を経て、やっぱり女優として美しくあれる彼女が、なんかやっぱり素敵だなって。

解説ありがとうございます

(-@e@)/ イィーッ! 昭和メドレー戦闘員その1参上!
とか、去年やっていた吠鳥です。今年も変わらず戦闘員です。

今年もメドレーの紹介・解説ありがとうございます。
体制が変わり、前回と比べるとやや急ごしらえでもあったため、
作っている側から見ると粗が見えないでもない今回のメドレーですが、
幸い好評はいただいているようです。
そんなわけで、このメドレーの力が、自分たちにではなく、
楽曲の側に多くを依拠するのだと肝に銘じておかねば道を踏み外すかも南蛮食べたいな。

あれ、なにを書いてたんだっけ?
そうそう、昭和メドレー5でした。

今回の自分のパートは、名犬ジョリィ「ふたりで半分こ」でした。
お褒めの言葉をいただいたアイドルマスターのネタについてですが、
ニコマスを名乗っている上は入れることに躊躇することはないわけですけれど、
昭和メドレーのようなアイマスファン以外の方も見ていただけるような企画においては、
あまり濃度が高いと、人によってはおいしさに繋がらない場合があり、
さじ加減が難しく悩ましい…

…な~んてことは、まったくなくて、
動画を作ってアイマスのキャラクターと遊ぶことが動画づくりのモチベーションなので
ほかの形で作ることなど出来ないわけです。

アイマスネタ分かんない人がいたらごめんなさい!
でも、こいつら、かわいいだろ?
こんな子達が娘だったら、親バカになるの分かるだろ?

そういうことなんです。

お礼に来たはずなのに脱線しすぎました。
では、繰り返しになりますが、ありがとうございました!

今年も解説ありがとうございます

いつも解説ありがとうございます。
今年初参加の新参老害です。

私が担当したのはショートメドレーという名の一発ネタ枠だったのですが、
裏テーマのジャンプメドレーという捉え方はされなかったようですね。
しかし、予定通り涼と貴音のパートでコメを多く頂けたので、
その点ではメドレーの賑わしにはなったのかなと思っています。

元々876組の動画を制作している関係で、
愛ちゃんのパートは少し個人の願望が出てしまってますかね。
私の中では彼女たちは青銅聖闘士のポジションなのです。

絵理と真に関しては各アイドルに合いそうなジャンプ曲で作っています。
やはり選曲頼みなPVになっているのが精進の足らないところであります。

長々と書きましたが、多くの方に視聴及びコメントを頂きありがたく思っています。
また来年もありましたら解説のほどよろしくお願いします。

P.S
でも貴音の額に「中」の文字を入れてくれるコメ職人がいなかったのは残念無念。

No title

吠鳥さま
 コメントありがとうございます。またツイッターでも返信いただき、重ねてありがとうございました。

 曲の力と仰いますが、Pさまがたの作った動画、あふれるアイマス愛なくしては、成立しないんじゃないでしょうか。
 私も皆様のそのあふれるアイマス愛に引っ張られてここまで解説を続けています。確かに懐かしさは曲に依存することになりますが、そこから歓喜される「何か」は人それぞれです。動画にコメ入れるひと、私のように解説したくなる人、動画を紹介したくなる人などなど、そうした見る側の「喚起と歓喜」。それはすべての芸術に共通する大事な要素ですから。それがあるこの動画は、質の差はあれちゃんと人を感動させているじゃあありませんか。来年も心よりお待ちしておりますよ。

通りすがりの仮面ローガイPさま
 コメントありがとうございます。
 ジャンプメドレーという裏テーマですが、80年代という時代のスタンスが、やはり「ジャンプ」を抜きにして語れない。それは「おニャン子クラブ」と同じような時代のフラッグである証明だとも言えると思います。「星矢」に関しては、前回の動画でも「青銅→白銀→黄金」と変化していた動画もありましたね。素晴らしい着眼だと思いますよ。とはいえ、「中」っておでこに書くなんて、おそれおおい・・・でも見てみたかった気もしますw
 
プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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