2014年1月期アニメのいろいろなど……

 各1クールごとのアニメについては、以前いろいろ書き散らしていたんですが、あまりに書きたいと思えるものがなくて、しばらく書かず終いだった。今期についても書くつもりはなかったのだが、たまたま見ていた作品で一言二言書いてみたくなったので、ちょっとだけ。とはいえ見疲れちゃっているのは本当で、少なめです。

「未確認で進行形」
「桜Trick」
「となりの関くん」
「ディーふらぐ」
「生徒会役員共」(第2期)
「いなり、こんこん、恋いろは。」

 ではつれづれと書いてみようかと思います。
 近年の筆者自身の深夜アニメの見方として、1話だけ見て判断し、2話以降見ないもの、録画して残すものと、1回見て消すものに仕分けしております。これに明確な自分基準があるわけでもなんでもなく、ただなんとなく自分の好みに合いそうな作品だけを見ていくことにしている。また最近の自分の傾向としては、あまり情報量が多くなく、設定の面白さよりも刹那的に「今見て面白い」と思える作品を主軸にしている。もちろんこれだと後々実はすばらしい作品だったなんてこともあるわけで、それを録画してなかったばっかりに、レンタルにお金を払うなんてこともしばしばあるわけだが、昨今レンタルに並んでくれる作品も多いので、それとてあまり苦にならない。どうしても見たい作品は、どんな状況になってもいつか見ることができる、出会うべきは必ず見ることができるだろうと、完全にナメくさった考え方でおるわけですよ。んで、今期見ていたのが上記の作品たち。うん、シリアスな作品は一個もないですねw

 「ディーふらぐ」の何が引っ掛かったのかといえば、劇中に登場する女性キャラなんだけど、最後まで見てもどうして主人公の硬派な男子が、これほどまでにモテモテなのかという理由がまったくわからなかった。しかも「ゲーム制作部(仮)」における日常や、なぜかバトルに展開する話が面白いとも思えなかったのであるが、この作品の面白さは、そのいちいちがくだらないことにあるのではないか? 例を出すまでもなく、あくまでその場の「楽しい」が優先されているからこそ、この物語は展開もするし集約もする。そこに意味なんかなくてただ楽しい。現在の筆者の深夜アニメの楽しみ方、そのままだという感覚。しかもそれをアニメ作品そのものが全力で肯定してくれるんだから、これ以上言うべき言葉を封じられてしまった感じなのだ。

 一方で「生徒会役員共」の第2期に関しては、第1期を見ていたがゆえに見逃すわけにはいかなかった、という思いが強い。しかもそれとて刹那的な楽しみしかなく、どのシーンもどのセリフも、「言いたかった(言わせたかった)だけでしょ!」としか思えない。ある意味一発芸的な作品でしかない。ところがこの4コママンガのネタをつなぎ合わせただけのような、ネタのオンパレード的な作品が、どうやら最近の筆者の好みらしい。まんまと一迅社や芳文社あたりにだまされているらしいことは自覚しているのだが、ネタの波状攻撃というのは、観ているこちらの思考力を削ぐらしい。特に「生徒会役員共」に関してはいろいろ考えているのがバカらしくなってくる作品なので、気ままに作品のテンポやネタの流れに身を任せていられる気持ちよさがあるのだ。最終回で見事にループもクリアしてしまい、どこまでも続ける気満々の作品ではあるが、主人公タカトシがこれまたハーレムな感じが不思議だ。しかも出てくる少女たちがいささか以上に残念なものばかりで、せっかくのハーレムがなんとなく気の毒になってくるあたりも面白い。

 「いなり、こんこん、恋いろは。」はたった10話しかないお話だったのだが、実に作りが丁寧で好感が持てた作品。昨今作画の荒れとかもめったにお目にかかれないので、さして貴重なわけではないのだが、原作の絵柄の持ち味がブラッシュアップされていると感じたのも事実。その作画の方向性がなんとも「ああっ女神さまっ」のアニメシリーズを担当されていた方が関与していらしたからなので、自分にフィットする事情もそのあたりかなと思わないでもない。「女神さま」と「八百万の神」という類似性もだが、物語では神であるはずの「宇賀神(宇賀さま)」が主人公の少女に神通力の一部を受け渡してしまったことから、劇中ほぼ無力というのも、「女神さま」との比較で考えてみると実に興味深かった。また「かみちゅ」や「かんなぎ」あたりと比較しても、神様と一人の少女の一対という関係性が際立った部分だと思う。「かんなぎ」が男女というキャラクターの配置がある一方で、本作は神と人が両方とも女性キャラで配置されている点は特筆すべきか。もちろん現在の女性キャラ主流の流れの作品であることは間違いないのだが、「かんなぎ」がラブコメのいいわけとしての「神と人」であったことを考慮すれば、本作での「神と人」の関係性はごくごく当たり前の関係性を一歩も出ていないことに気づかされる。そして人と神の距離感はそれでいいのだと言わんばかりのラストもまた、決して気持ちの悪いものではなかった。

 「となりの関くん」は、どう考えても声優・花澤香菜の独壇場であり、新人のころから彼女の活躍を眺めてきた人にとっては、彼女の成長した芸達者ぶりを心ゆくまで堪能できる作品だったと思う。花澤さんの演じた彼女が、最終回の水着回でなかなかにグラマラスだったことも指摘しておきたい。なお本作で使用された楽曲は1枚のCDで発売されている。花澤さんのラップともつかない奇天烈なOPの楽曲も魅力だが、EDのドラムアクションもまた大きな魅力である。あとロボット家族w ぜひバンダイあたりで超合金魂のブランドで商品化していただきたい。

 「未確認で進行形」は、最近ツイッター上でとある方が連続ツイートしておられて、この話を「古き因習にとらわれることへの反意」の寓話としてとらえたツイートをしておられたのが非常に興味深かった。昔、危険な目にあった主人公が、それを助けてくれた不思議な少年と再会し、そこから改めて愛を育んでいくお話としては、「さすがの猿飛」の肉丸くんと魔子ちゃんという偉大な先達がいるわけだが、ここでより重要なのは、本作の主人公・小紅の知らないうちに婚姻関係が成立していたという件であり、かのツイートの主はここに地方に残る古き因習に則った婚姻関係を見てとった上で、それでものほほんとそれをありのままに受け入れている小紅のその婚約者・白夜や、それをとりまくドタバタを楽しんでいたというのだ。いや、決してこの物語に後ろ暗いところなんかないのであるが、どうにもアニメ単体として(どうも秘密の部分については原作でもどうでもいいみたいで、そちらでも触れてなさそうで……)情報不足な感じが否めず、2期に期待してねといわんばかりの含みを持たせたまま1クール分が終了してしまった感じなのだ。
 OPの小紅の乳揺らしややんわりとしたダンスの絶妙な力加減とか、EDの気持ちよく力の抜け切った感じなんかも記憶に残るのだが、筆者にとっては白夜と真白たちの一族がいわゆる「未確認」な方々が、いったいどうゆう存在なのかがどうしても引っ掛かる。そのフックに引っかけられたまま1クールを見てきてしまった感じが、なんだかもやっとするのである。
 実は最大のもやっとポイントは、小紅という少女なのであるが、若干体が弱く運動が苦手で家事全般が得意。誰にでも優しいというできた少女ではあるが、いまどきのアニメの主人公としてはあまりに芸がない。ところが1点だけ不思議なポイントがあって、身内に対して敬語を使うのに、それ以外に対しては意外なほど言葉の選び方が荒いのである。劇中小紅の父親という存在が全く出てきていないのを、いまさら指摘するのもためらうが、このあたりに原因があるのかなと勘繰りたくなってくる。こういった部分などの謎が解明されることは、今のところ原作漫画を読むしか無さそうなのだが。
 
 実は完全に最初に見落としていた「桜Trick」が、今期一番楽しんでみていたということを白状しておきたい。主人公であるハルカとユウの二人を戸松遥と井口裕香という、実にまっとうな解を設定しておいて、その二人が毎回キスにいたる過程を厭味ったらしいほど丹念に描いていく作品で、とあるかたの弁を借りれば、「キスを楽しむ作品」なんだそうだ。ここ数年、筆者はいわゆる「百合マンガ」に興味を持っていくつかの作品を読んでいたために、この作品にも当然のように引っ掛かったのだ。
そもそも「百合」をはじめとする同性同士の恋愛を主軸とする物語は、そこにいたるまでのドラマがあり、その関係性の中で発生する業(カルマ)やモラル、さらに社会的な外圧などの要因によって物語が展開するものだと思っていた。筆者が好んで読んでいた「青い花」や「オクターヴ」「ささめきこと」などは少なからずそういった要素を含んだ上で、主人公同士のカップルが時に互いを求めあい、時に互いを否定したりしながら、依存とも言うべき関係を自立によって解消するという定型の文脈があるように感じていたのだが、それはあまりにとらわれたものの考え方だったようだ。少なくとも「桜Trick」という作品は、できるだけ重さを与えずに、場所や時間を限定的にしたり、彼女たちを縛る鎖すら解き放って、女性同士が大声で「好き」と言えるだけの環境や設定を作り込んでいる点において、気軽に手軽に誰もが楽しめる門戸の広い「百合モノ」という作品である位置づけが妥当である。特にその関係性を「キス」に象徴させることと、後に廃校となることが決まっている女子高が舞台という設定の巧妙さには、舌を巻く思いだ。主役の2人をとりまく周辺の少女たちにも例外なく百合関係が存在するが、それとなく知っていながら互いに過剰な干渉をしない関係や、ユウの姉のハルカへの想いがラストを気持ちよく彩ってくれたことには、もはや作り手への感謝しかない。そしてもう1点、キスなどの直接的な表現以外にも心理描写が巧みであったことは指摘しておきたい。たとえば雪が降る表現や桜の花びらが散る表現、日常会話の中でふとしたワンカットが、すぐに主要キャラクターの感情表現に直結していたりするシークエンスは、よりアニメを数こなしている人にとっては心地いい表現が集まっているともいえる。それにしても戸松と井口はなんというか、ズルいw
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コメント

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No title

「となりの関くん」は確かに花澤さん演じる横井さんが下野紘さん演じる関くんの遊びに対してどう反応するかがメインですので、独壇場になるのは止むを得ないかと。

あと、テレビ放映は終了しても、動画サイトとかでは最新話が配信されていますよ。

No title

なおさま

 ごぶさたしております。コメントありがとうござます。
 もちろん独壇場になるのは仕方がないことですが、原作がその通りなので仕方がないことだっていうことは理解しておりますですよ。
 とはいえ、もしアレンジを施すのであれば、関くんとの対話の部分や、その他のキャラクターとの会話において、関くんのひととなりを浮き彫りにするという手法だってあるわけですよ。もちろん原作改編(改悪)になりそうですので、だれもやらないでしょうけれどw 私が作り手だったとしてもやりませんwww

 お、最新話ですか。探してみようっと。情報提供ありがとうござました!

僕が今見ているアニメはアイカツです。今やっている女子物といえばこれしかない。このブログやっている方できらりんレボリューションと極上!めちゃモテ委員長のファンの方いないかな?

No title

アミーゴ今野さま

 コメントありがとうござます。今野さんのお眼鏡にかなう作品をみておらず、申し訳ないです。
プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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