細かいことが気になるんです

 今回は、昨今のアニメ・特撮作品を見ていて、いろいろ気になっている点について書いてみたい。それぞれでは1本分に満たない話なのだが、どうにも気になってしまう。後になったら実は大事な話なのかもしれない可能性もあるので、メモを残す意味で、書き記しておく。まあ、どうってことない話である可能性もあるけれど。

<「エヴァンゲリオン新劇場版 破」について>
 アスカの名字が「惣流」から「式波」に変更された件なのだが、シンジくん以外のエヴァパイロットは、すべて「波」の文字が使われている。
 かつてのテレビ版では、キャラクターの名前が日本の駆逐艦の名前からとられているなどの話があったのだが、今回は「波」で統一された。「綾波」「真希波」そして「式波」だ。変更されたときにすぐに気づくべきだったろうに、まったく今の今まで気がつかなかった。
 さてこれら「波」の名前であるが、調べてみると「綾波」「式波」は日本海軍の特型駆逐艦にその名前が見られるし、「真希波」はwikipediaによれば、「大日本帝国海軍の駆逐艦に夕雲型駆逐艦の5番艦「巻波」、海上自衛隊の護衛艦にあやなみ型護衛艦の7番艦「まきなみ(初代)」、たかなみ型護衛艦の3番艦「まきなみ(2代)」が存在する。ファミリーネームの「イラストリアス」については、英国海軍の艦艇に歴史上5隻存在する。」とあるから、それぞれの名前が艦艇の名前からとられてることは間違いなさそうだ。
 ただ、ここからは私の解釈であるのだが、シンジくんのファーストネームは「碇(錨)」である。どんな船にもついている錨、海にただよう船をその場に固定する錨。「波」である3人の女性達にとって、「碇」シンジがどのような位置づけであるのか、いずれにしても現実に、現世に引き留める役割を、シンジくんは持たされているのか。
 また3人の「波」にもまれる碇シンジくんは、それでも現実の地平に固定されるのか。たぶん「碇」は自分を固定するためのものではなく、ゆらがない自分の立ち位置なんじゃないだろうか。どんな「波」が来ても、その波との絆を持ちながら、その位置にいて、揺らがずに成長しようとする、それを心の奥底で「シンジ」ているから。
 うーん、考えすぎのような気がするけど、書いてみた。

<仮面ライダーWについて>
 8月いっぱいで終了になる「仮面ライダーディケイド」。9つのライダー世界を回るだけでなく、「ブラック、RX」の世界まで回り始めるし、「シンケンジャー」の世界まで出向く始末だ。どう終わるのか、どうケリをつけるのか楽しみなはずなのに、世の中の動きは先んじている。雑誌ではすでに「W」の話題で持ちきりだ。
 ネットの情報などをみていないのでなんとも言い難いのだが、2人で一人のライダーに変身するらしい、これって「超人バロムワン」ではないか。ってことは二人の友情パワーが足りなくて、変身アウトしちゃうとか、変身できないとかいう話なのか? そのそも「仮面ライダー響鬼」が、「変身忍者嵐」を基本理念としてリメイクしようとしていたらしいので、こういう話もあり得るだろう。そういや昔、「宇宙刑事シリーズ」をリメイクしようとしてたらしいけど、やっぱり「仮面ライダー」のネームバリュウにはかなわなかったようで。こうなったらどこかの局で、もうひと番組立ち上げて、戦隊やライダーとは異なる路線の番組を模索した方がいいかもしれない。そうでないとせっかくの企画が、ライダーのネームにだけつぶされちゃ、もったいないという気がするのだが。

<「獣の奏者エリン」を見ていると>
 最近、「獣の奏者エリン」を見ている。絵本のような背景、簡略化されたキャラクター絵、ゆったりとした物語で、まるで童話を読んでいるような気にさせる、昨今のアニメの緩急になれた身には、おどろくほど「時間の流れ」を感じる丁寧な作りを感じるアニメである。原作者が「現代のハイジ」を目指したとされるだけあって、「名作劇場」の雰囲気を保つ良質のアニメである。
 ただしその良質さは、作品が併せ持つ「毒」の部分も必要以上に取り込んでいることは重要な事実である。特に人間の描き方に「毒」を持たせており、物語が人の善意だけで動かない点については、エリンの母親の死のエピソードにより、エリンの回想やらで繰り返される。そのシーンを思い出すたびに、事件の真相のやり切れなさを思い起こす。
 またエリンが王獣を手なずけるように働きかけるシーンでは、エリンのちょっとした手違いで、エリン自身の命も危うくさせる。それは同時にかわいがっていた王獣の命をも危険にさらすことにもつながることを、それとなくにおわす演出。必要以上に「命」にこだわり抜いている。
 そうしたかなりきわどい話も、先述の「童話」のような風景で、すべて柔らげられている気がするのは、私だけか。背景を注視して欲しい。キャラクターよりもはっきりと太い線で描かれ、家屋などの絵に至っては、パースすら無視する単純化された絵が描かれている。そのくせ大自然を背景にすると、これ以上ないって程の大迫力をかもしだす圧倒的な映像が見られる。全体にくすんだ色調で描かれている「エリン」の色彩設定と、人工構造物については簡略化されていながら、大自然は圧倒的な迫力を持つという、コントラストのついた背景美術、これらのバランスが、童話的な世界を作り出し、物語の「毒」を受け止めている印象を持った。あらためてかなりの好感触を感じる。未就学児童でもテレビの前で、黙って座ってみていそうな雰囲気は、他の深夜枠のアニメとは一線を隔する出来映えだろう。

<エレメントハンターについて>
 「エリン」の次の時間帯に放送されている作品で、この7月からの新番組である。しかし昨日の話を見ている限りでは、非常に心配だ。これをみていると、かえって同じ時間枠で放送されていた「コレクターユイ」が見たくなる。
 世界中で元素が消失した世界で、物質が不足する世界。その元素消失の謎を追い、元素を回収するために、2つのチームが結成される。主人公はどちらかといえば落ちこぼれチームのほうであるが、まあそれはいい。しかし元素が消失した世界で、どうして物質が存在している事情がよくわからない。それも新素材で出来たスーツまで出てくるのだが、これの強度も心配だ。そういった問題点については無視しておく。今回第5回「キアラ沸騰!あたしが正義よ!」を見ていて、「俺が正義だ!」といいはなった「巨獣特捜ジャスピオン」を思い出してひとりで笑ってしまった。
 今回は別世界にいってしまった元素の内、水素を回収する話、怪獣化したエレメントをどう回収するか、頭を悩ます落ちこぼれチームであるが、チームの頭脳担当である気の強い女の子「キアラ」が、コイルによる水分子の電気誘導を思いつく。が、その時に発生する水蒸気爆発がかれらの危険を及ぼすとわかった段階で、彼女はこの捕獲作戦を、優等生チームに譲渡する。という話。落ちこぼれチームはまたも元素回収に失敗したのだが、その判断が正しかったことを自分に言い聞かせるために、「あたしが正義だ」と言い放つのだ。
 このエピソードだけ見ると、手柄を持って行かれるために憤慨するチームメイトに対する、説明責任を放り出しているような気がして、かなり否定的な感情がわき出してくる。水素に関する科学的知識は非常に高度であり、視聴者ターゲットをどのあたりに置いているのか、ちょっとわかりにくい。元素捕獲時のアクションも少なめだ。しかもこの話でしたいことは、「正義」ではなく「正論」である。むしろ必要な装備の準備を怠っている、チームの上層部に対して怒りをぶつけるべき場面であるのだが、設定上の構成に問題があるのではないかと疑ってしまう。日本と韓国の共同製作とのことだが、これってもしかしてお国柄の違いか? 変なかんぐりをしてしまいそうな気がするので、ちゃんと見ておきたい。がんばれ。
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