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映画「ニンジャバットマン」~超ド級の快作!~

 超ド級の「ド」とは、戦艦ドレットノート級の「ド」なんですって。奥さん、ご存知でした?いやまあそんな話はどうでもよくってw
 劇場公開を見逃して、ソフトもぬるっと買い逃していたのを、年末に今更のように買いまして、これでいつでも見られるなぁって、そのままほったらかしてたら、前回の記事でずいぶんと時間がかかっちゃって、なかなか見れずにおりまして。んで、今さらのように見たんですが、これがまた思いのほか、思いのほかで。もうね快作、とりあえず快作ですよ。筆者がこれから何やら書きますが、こんな駄文読むよりも、お願いですから、借りてでもネットでも媒体はなんでもいいですから、とにかく見てください。そもそもの「バットマン」を知らないと入り込みづらいところはありますが、劇場作品の「バットマン」シリーズに少しでもなじんだ方なら、見て楽しめること間違いなし。バットマンの仲間の歴代ロビンや数多くのヴィランが登場しますが、その人物背景なんかは後回しでいいので、このアクション・エンターテインメントに身をゆだねて、楽しんでもらえればそれで十分おつりがくる、そんな作品です。

<作品概要>
 日本では2018年6月に劇場公開。アメリカではそれ以前に公開され、映像ソフトも発売されていた。事前の予告などで映像を見れば、TV版「ジョジョの奇妙な冒険」で名をはせた「神風動画」が製作を担当し、D.C.のキャラクターたちが画面狭しと跋扈し、目まぐるしく入れ替わるバトルシーンのアングルなど、練りに練られた面白い映像が目白押しの映画となっている。

 物語はゴッサムシティの精神病院アーカム・アサイラムからスタート。何者かによって発動した時空転移装置が発動し、バットマンやジョーカーをはじめとするヒーローやスーパーヴィランたちは、いずこかへと消え去ってしまう。おお、これでゴッサムも安泰じゃん!と思ったがさにあらず。なんと彼らは日本の戦国時代へとタイプスリップし、織田信長をはじめとする戦国大名の名を借りて、日本の支配を目論むことになる。ジョーカーが、トゥー・フェイスが、ペンギンが、ポイズン・アイビーが、そしてデスストロークが各地で一国を治めて戦国大名となり、機械仕掛けの巨大な城を建築して、虎視眈々と機会をうかがっている。バットマンはキャット・ウーマンの助力によってこの状況を知り、彼らによる時間干渉を防ぎ、元の時代へ戻るために、戦う決意をする。だが初戦でジョーカーにしてやられ、唯一装備であったバットモービルを失い、その近代装備のすべてを使用不能になったバットマン。それを助けたのは、飛騨の谷に住む忍者集団・蝙蝠衆。彼らは天下あさのごとく乱れた時に現れる伝説の人物を崇拝する忍者集団であり、歴代ロビンたちも彼らに助けられたという。事件の発端であるゴリラ・グロッドとの共闘により、再び立ち上がるバットマンは、ジョーカーを退けるもゴリラ・グロッドとキャット・ウーマンの裏切りによって、またも敗戦。大規模な爆発に紛れてジョーカーとハーレ・クインも行方不明となる。2度の敗戦によって多くの忍者たちを失い、失意のバットマン。だが彼は三度立ち上がる。この国で、この国に住む人々のやり方で、悪鬼どもを蹴散らす方法がある。それを信じて忍術やこの国の製造技術に日々を費やすバットマン。一方ジョーカーの城を横取りしたゴリラ・グロッドは、地方の戦国大名になりすましたスーパーヴィランたちとの決戦を前に、時空転移装置の調整を進める。対決の時来たる! 戦国大名の一大決戦は、巨大な機械仕掛けの城同士の激突で始まった。多くの敵を相手取り、ロビンたちと忍者集団を従えて、バットマンはこの危機から日の元の国を救えるのか? そして彼らは元に時代へと還ることができるのだろうか?

<見どころ、い~っぱい!>
 本作の見どころ、それは良くも悪くも全編だ!(わははははは)
 いやそれでは何の解説にもなりゃしないので、かいつまんでいくつか挙げておこう。とりあえず正気なのはバットマン一人だけ。他の演者さんが楽しそうに悪役を演じてるのを尻目に、バットマン役の山寺さんは、さぞかしアフレコ現場でイライラしただろうなってなぐらい、スーパーヴィランたちの声の演技は、見ているこっちが聞き惚れるぐらいのイカれっぷり。戦国大名になりすましたヴィランたちの演技は、頭のねじを一本ぐらいすっ飛ばしてアフレコ現場に入っただろうが、ジョーカー役の高木渉氏に至っては、すべてのねじを外しちゃったぐらいの怪演であり、実写版の吹き替えのこれまでのジョーカーたちとなんら劣ることなく、むしろ突出するほどの勢いでブちぎれているのが、なんとも素晴らしい。この中で真面目に超え出してる山ちゃん、気の毒だわあw

 和楽器をふんだんに使った迫力ある音楽もそうだが、まず耳から聞こえる迫力に押されると、今度は目を楽しませてくれる神風動画が、どこまでも振り切った動きで、声の演技を上回る動きを披露する。こうしたCG的な作画の問題点が、モデル構築上どうしても一部の軸を固定して動かしてしまうゆえの動きの違和感があるが、この際そんなことはどうでもいい。むしろこのレベルで、この絵で、ここまで動かすのなら、むしろあっぱれだろう。なにより巨大な構造物である城との対比の中で動き回る、序盤のバットモービルやその変形シーンの細やかでいてスピーディーな演出が見られるかと思えば、バカじゃないのかと思わせる巨大な機械仕掛けの城同士のバトル(ここでは詳細は伏せます)のバッカバカしさといい、ラストのバットマン対ジョーカーの一騎打ちに至るまで、動きという動きのあらゆるシーンに、神経が細やかに行き届いて、キャラクターを動かしていることがよくわかる。アニメとは動かいない絵が動くエモーションを楽しむものだと、作品が言っているような者だ。

 負けても這い上がるバットマンのしぶとさ、共闘と裏切りが交錯するバトルの現場の緊張感、徹底して逆転を狙ってすべてをねめつけているジョーカーのおぞましさなど、物語的に見るべき部分もあるにはあるが、細かいことよりも物語のうねりに気持ちよく乗っかる方が先決である。だからこそ最後のバットマンとジョーカーの一騎打ちの爽快感が味わえるだろう。しかも脚本家・中島かずき氏の描き出す物語は、アメリカ生まれのバットマンであっても、時代劇の面白さを兼ね備えており、あくまで弱気を助けるバットマンの見せ方といい、刀から素手への忍者の戦い方の見せ方といい、時代劇ファンもニンマリする映像にあふれている。もちろん小さなくすぐりは数知れず。それは見つけて楽しんだあなただけの愉悦だ。そんな小仕掛けだっていーっぱいある。

 「こんなバットマンが見たかった!」ではなく、あくまで「こんなバットマンもアリ」的な話ではあるのだが、数多く制作されている長編のバットマンアニメの中でなら、こんな作品もありだろう。日本人が作っても、おかしなおかしな日本人観はあるもので、そこすら楽しんでしまえば、本作を見た人にとって、この作品はエンターテインメントとして忘れえぬ1本となるだろう。日本の技術力やらジャパニメーションやら、お題目はもういいよ。楽しんじゃったもん勝ちだし、こんな底抜けに楽しい作品が作れる日本のエンタメも捨てたもんじゃないってわかっちゃえば、それでよしってことで。
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波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
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