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「仮面ライダー」初期13話~試行錯誤と展開と~

 現在、書店では「仮面ライダーDVDコレクション」が隔週刊で発売され、東京MXでは「仮面ライダー」の放送が続いている。2010年2月末の時点で、DVDコレクションは19巻となり、次巻にて「仮面ライダー」は完結し、4月を迎えるころには「仮面ライダーV3」が配刊となる。またMXの放送では、20話を超えたところで、一文字隼人の2号編が開幕し、昭和ライダーによる「変身ブーム」が到来を告げるころの作品が放送となっている。You Tubeの「東映特撮You Tube Official」では、「仮面ライダーストロンガー」が配信中であるから、こうした昭和特撮の再放送がなくなった時代を乗り越えて、ほとんどお金をださなくても、昭和特撮作品に触れることができるのは、実にありがたい話なのである。まあもっとも、そんなことをありがたがるのは、再放送もなくビデオデッキも買えずに苦労をしていたロートルだけで、インフラ整備が進み、データ化し、アーカイブ化された作品を、ネット上で当たり前のように享受できる環境の今となっては、このありがたみは実感してはもらえないだろうなとは思う。だがその作品を見て、感じたことはその人だけのものである。ネット上にありていに転がっている情報や感想を読んで、見た気になったのとは違う感慨があるだろう。感動も興奮も、感情を揺さぶられる事象は、すべからくあなた自身の経験だけに依存する。 そうはいっても、視聴するためのガイドは必要だろう。当ブログが、新作ではなく、あえて旧作を多目に選んでいるのは、そうした古い作品に、現在の作品群の源流があることを知ってほしいし、古い作品にふれるためのガイド役を筆者自身に課しているためだ。そして今回はタイトルにもあるように、語りつくされたといっても過言ではない、ビッグタイトルである「仮面ライダー」の初期13話のみをとりあげてみたいと思う。これをいしずえにして、更なる作品を重ねてきた歴史ある「仮面ライダー」シリーズの原点を、筆者の視点で振り返ってみたい。DVDやMXの放送のお供になれば幸いです。

<初期13話である理由>
 まず基本的なお話からしておこう。「仮面ライダー」は1971年(昭和46年)4月に放送を開始。約2年98話のロングランを完了し、73年の2月に次作「仮面ライダーV3」へと移行する。番組開始当初は関西地区で視聴率を獲得。じわじわと人気が全国区となり、関東でも高視聴率をマークすることになる。
 これほどの人気とロングランの事情、それは良くも悪くも9,10話撮影中に起きた、主役である本郷猛を演じる藤岡弘氏にオートバイ事故にあった。現場は急場をしのぐために四苦八苦だったというが、藤岡の完治後の復帰を目標に据えて番組を続行したことで、2号ライダーの登場、敵組織ショッカーの汎世界的な活動と、それを阻止するためのライダーの海外での活躍、そしてダブルライダーという二人のヒーローの共演といった、筆者を含めた当時の子供たちの心を騒がせる魅力ある副産物の数々が、これを後押ししたわけだ。そう、「仮面ライダー」という作品の魅力の一端は、確かに2号ライダーの登場以降に集中する。そして2号ライダー登場以降の作品カラーである、明るく快活なヒーローの活躍による正義の戦いの軌跡は、藤岡氏の事故による副産物的な路線変更でもあったのだ。とすれば、路線変更前の作品はこれと異なるわけで、今回は路線変更前の「仮面ライダー」に注目する。

<ショッカーという組織の怪奇性>
 基本設定は、悪の秘密組織ショッカーにより改造人間となった本郷猛が、人間の自由と正義を守るために、ショッカーの送り出す改造人間と戦う、というものだ。ここまでは「仮面ライダー」を知らない人でもわりと知っているお話。この誰でも知っているお話を、「仮面ライダー」の初期13話で、詳細に語っている。つまりは、その後連綿と続く「仮面ライダー」シリーズの基本設定は、この13話で存分に形成されたといっても過言ではない。

 秘密組織ショッカーの最大の目的は、世界征服だ。征服した後の世界で何をしたいのか?についてはあまり語られないのでよくわからないのだが、少なくてもショッカーの彼らが成し遂げたいのは、ショッカー大首領を頂点とし、組織の幹部が怪人や戦闘員を操り、それらがさらに世界中の人間を操ることで、ピラミッド型のヒエラルキーを形成することによって、この世界を治めることだと言い換えることができる。その手段の一つとして、人間を改造してショッカーに従わせる方法論があり、ショッカーが明確に打ち出す毎回の作戦は、この人間を改造する技術を使って誕生した「改造人間」が実行する。ただし人類の全員が全員を改造できるわけもなく、知力や基本体力、特殊技術の習得など、ショッカー側に都合の良い人材を探し出して改造し、大首領に従わせることになる。しかもこの人体改造には、洗脳あるいは脳改造手術のおまけ付であり、これにより人間的な疑問や反骨の気持ちなどを生じさせないようにして、従わせる方法論となる。つまり人間の自由は、改造によって奪われる場合がほとんどなのだ。

 初期13話の魅力のほとんどは、この秘密組織ショッカーの存在感が醸し出す怪奇性だといっていい。「仮面ライダー大全集」(講談社)に掲載されている番組企画書の表紙にもある通り、「特撮SF怪奇アクション」と銘打たれていることからも、それは明白である。先述の通り、ショッカーの繰り出す作戦は、まず人間たちの自由を奪い、彼らを従わせることにあるのだが、1話では本郷猛誘拐と改造、2話では蝙蝠男の能力によって、とあるマンションの住人を吸血鬼化してコントロールしたり、4話では植物園の中での人間の誘拐、8話での特殊な眼鏡を使っての労働力確保と、方法論は別にしても、人間をさらってきて何らかの方法で支配するやり方が採択されている。特に4話での誘拐事件は、目標を設けずに無差別に誘拐している点で、怪奇性が高い。当時の人々が、テレビの中だけでスキャンダル的に誘拐事件や人質事件を眺めている状況下で、ドラマとしてこれを見せられるのは、なかなかに背筋が凍る思いだったろう。もちろん既にあった刑事ドラマなどの影響も多分にあったにちがいない。自身がなじんでいる日常に潜んでいる悪意と強制的な従属。それがショッカーの怪奇性を醸し出す最大の理由であり、あれから50年近く経過した現在でも、この怪奇性が色あせない事情でもある。

 さらにショッカーは、人間の誘拐以外にも作戦を実行しているが、その作戦が多岐にわたっている。5話では関東で大地震を起こそうとするもの、6,7話ではナチスの隠し財宝の捜索と確保、9,10話では金塊の強奪、12話では殺人光線デンジャーライトという秘密兵器の強奪と開発者の誘拐だ。分類すれば社会混乱を狙ったもの、ショッカーの活動資金の強奪、そしてショッカーに有用な技術を求めたものと分類できる。こうなると先述の人間の誘拐と改造と支配という目的から遠く離れたように感じるが、ショッカーが改造支配によって配下を賃金なしで働かせても、組織運営には資金が必要であるから、活動資金の強奪は理解できる。また技術の強奪は、ショッカーという組織の科学技術のレベルの底上げにもつながるため、大目に見てもいいレベル。だが社会混乱をねらったものだけは、ショッカーの活動理念的にどうなのか?と思わないでもない。だが、ここで重要なポイントがショッカーという組織の怪奇性にある。つまりショッカーの怪奇性とは、視聴である一般市民の、すぐそばにある悪意によっておこる恐怖なのだ。日常的に起こる犯罪、窃盗や行方不明の人々、そして地震や大規模火災といった災害が、もしかしたらショッカーが関与しているのかもしれないという、現実と地続きの恐怖感だ。逆説的にその恐怖を増幅するのは、喫茶アミーゴにて本郷と彼の協力者である立花藤兵衛が、ラジオのニュースに耳を傾けたり、新聞をはさんで会話する日常のシーンだ。

多くの識者が指摘するように、このようなショッカーの作戦のほとんどが、夜の闇に乗じて行われていることも、ショッカーの怪奇性に影響しているのはいうまでもない。それゆえに初期13話は暗い画面が多いのだが、夜間の撮影にライトの光量の確保など、撮影の裏側を想像するに撮影の過酷さもうかがい知れる。またショッカーのアジトの暗さの中でひときわ映えるのが、ショッカーのエンブレムの中にある一点の光だ。この光の点滅が、大首領の指示を表すのであるが、この光の点滅と声だけで正体を現さないショッカーの大首領という存在の謎も、ショッカーの怪奇性を高めている。

 そしてショッカーの恐怖支配の際たるものが、人間の命を軽んじている点だ。1話では緑川博士が蝙蝠男によって殺されているし、3話ではさそり男の能力を確認するために、処刑場に解き放たれたかつての労働力を、さそり男の吐き出す溶解液によって殺されている。また4話ではサラセニア人間が誘拐した人間を、改造の前準備で殺してしまうシーンがある。また5話や10話では、ショッカーの作戦に協力した女性科学者を、用無しとして殺そうとしており、事実10話では惨殺している。また10話では改造コブラ男の復活のために、動物の血を集めていたし、11話ではゲバコンドル誕生のために女性の血を必要とするために結婚式を襲撃している。このような人間の生殺与奪を好きにしたいというのが、ショッカー大首領の目指すところだとすれば、その怪奇性はいや増すし、人間の自由を奪うショッカーのなすことは、完全なる「悪」であると断定できる。だからこそ、それと敵対する仮面ライダーに思い入れすることに、なんらためらいはなくなるわけだ。結果として物語後半の怪人とライダーとのバトルになだれ込み、そしてライダーキックのとどめの一撃で勝利する爽快感へとつながるわけだが、ここにもショッカーの怪奇性が存在する。

80年代後半のパロディ文化を牽引した、とんねるずによるバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」に登場した「仮面ノリダー」にもあるように、キックを受けた怪人が大爆発して散っていくのを覚えている方々もいるだろう。こうした爆発四散も「仮面ライダー」のお家芸的なモノではあるのだが、ライダー初期13話では異なるのだ。蜘蛛男は泡となって消えてゆき、ツバサをもがれてライダー投げを受けた蝙蝠男は血しぶきを散らせて死んでいった。さそり男はライダーシザーズを受けて体が溶けて血となって砂に吸われていった。サラセニア人間は実態をなくして土に消えていく。かまきり男にいたってはライダーに負けた後で白い糸状になって吹き飛んでいく。

このように、怪人がライダーに一敗地にまみれたあと、必ず跡形もなく消えていくわけだが、その消え方も一様ではない。蜂女は黄色い液体となって土に消えるし、死神カメレオンはライダーチョップの一撃で鏡のようにひび割れていく。初めてライダーキックで爆発したのは9話のコブラ男であり、さらに再改造を受けてよみがえった改造コブラ男は、次の回にてライダー返しを受けて海に叩き落とされて爆発している。この爆発は後にどんどん規模を増していくことになるが、「仮面ライダーV3」のOPの大爆発はその代表例の一つだし、劇場版「仮面ライダーV3対デストロン怪人」の四国ロケにおいては、タイホウバッファローによる砲撃により地形が変わってしまうほどの爆発になったという。ともあれ、爆発四散ではない怪人の死体の消え方というのが、またもやショッカーの不気味さを醸し出していることは、疑いえない。

<ヒーローの見せ方の試行錯誤>
 人類の敵であるショッカー側についてだいぶん文章を費やしてしまったが、ここからは切り返して主役・仮面ライダーに触れていこう。
2号ライダーが「変身!」と掛け声で変身する以前、仮面ライダーの変身は、愛用のオートバイ・サイクロンに乗って、変身ベルト・タイフーンの風車に風を受けることによって変身したのは、いまでは当たり前に知られた話である。つまりこの頃の仮面ライダーは、サイクロンに乗ることありきで変身するのが基本であり、ウルトラマンのようにアイテムによって変身する方法と何ら変わりがない。とはいえ、3話では戦闘員と本郷猛が斜面をころがり落ちていき、その時の風圧で変身したように見える描写が登場するし、5話では爆弾による爆風で変身し、7話では高所からの落下の風圧で変身している。このあたりの臨機応変さが、「仮面ライダー」に活劇としての面白さを付与している。極めつけは7話でナチスの財宝の入った宝箱の中に隠れていたライダーだろう。だが一方で臨機応変なライダーの変身は、仮面ライダーの登場のファンファーレ代わりにはなりにくく、高揚感につながりにくい。「変身!」という掛け声によるヒーローの姿への変身は、バトルシーンへなだれ込む直前の高揚感をあおる上で、必須の変更だったことがわかる話だ。

本作が「柔道一直線」や「サインはV」、「巨人の星」や「あしたのジョー」、「タイガーマスク」といったスポ根ブームの後を受けていたことは、周知の事実だろう。こうしたスポ根ブームを支えていたのは特訓だったり奇想天外な必殺技のシーンだったりする。13話で強敵怪人トカゲロンのバリヤ破壊ボールとそれを繰り出すための必殺シュートを打ち破るために、立花藤兵衛の指揮のもとで特訓したシーンがあるのは、これを裏付ける重要なシーンである。だがこの特訓シーンを前に、自分の体やコンディション、負けた理由を分析する必要がある、本郷猛は科学者であるから、改造された自分自身に、どのような能力が付加されて、それがどれほどの能力を秘めているのかを、研究するがごとく確認しているシーンが3話に登場する。ジャンプ力やキックの力、破壊力を割り出すために、立花藤兵衛にフィルムを回させて撮影し、それを見直しながら検証する作業をしているのだ。なんとも科学者らしい科学的なアプローチだろうか。アニメック誌に掲載されていた池田憲章氏による「日本特撮映画史 SFヒーロー列伝」の第41回でも、池田氏はこのシーンを取り上げているが、立花藤兵衛がこのシーンで語るように、鍛えれば成長する改造人間という斬新すぎる談話は、後に藤岡弘復帰後に再登場する「新1号編」の萌芽でもあるといえる。これあるからこそ、後のトカゲロン対策としての特訓が、仮面ライダーの強さを後押しすることにつながっていく。

ショッカーの作戦は常に仮面ライダーの邪魔を想定して実行されているわけではないが、毎回邪魔されては対策を立てずにはいられない。ショッカーはついに11話にてゲバコンドルなる怪人を誕生させる。ゲバコンドルはこれまでライダーに倒された怪人たちの長所を束ねて作られた怪人であり、事実一度目の対戦ではライダーは負けている。だが立花藤兵衛の発案でサイクロン号に乗ったライダーは、サイクロンをゲバコンドルに突撃させることでゲバコンドルを撃退する。この11話はいくつかのエポックがあるが、まず怪人の名前が「~男」という名前ではない。これまでショッカーの作戦は、組織の目標を示す方向性を見据えたものだったが、今回はライダー自身の攻略にあり、ここでまた一つの物語のパターンが出来上がったことになる、また立花藤兵衛の言葉によってライダーはゲバコンドルの攻略法を思いついており、ライダーの戦いの練度に加えて年長者・藤兵衛の助言という陰の立役者の存在が浮き彫りになったこともある。より現実に即してお話をすれば、9,10話の撮影中に藤岡氏のオートバイ事故が発生しているため、藤岡氏不在でもドラマ撮影を続ける必要から、いくつかの路線変更が功を奏したと考えるのが無難だろう。後にライダーと数多くの戦場を共にするFBI捜査官・滝和也の登場もまた、この11話だ。

そして主人公である本郷猛の人となりもまた、重要なポイントである。いまでは当たり前のように10代後半や20代前半の主人公が出てくる戦隊や平成ライダーシリーズであるが、このころはまだ青年の年齢設定である、20代中盤から後半ぐらいか。見ている子供にとっては子供たちを邪険にしない、大人の分別を持ったかっこいいお兄ちゃんの年頃だ。本来スポーツ万能でオートバイレースで世界を目指す明朗な若者であり、大学院の俊英である側面を持つ本郷は、ショッカーの改造人間の被験者として、必要以上に落ち込んでしまうときがある。序盤の緑川ルリ子との関係性もそうだし、子供たちとの触れ合いの時ですら、改造人間としての力に翻弄されて、子供たちをいたずらに傷つけてしまうことで、自分を責めている。緑川ルリ子の誤解が晴れたあとでも、本郷の苦悩や悲しみは、少しも晴れることがない。この苦悩する青年像こそ、本作のエポックであり、原作者・石ノ森章太郎氏の求めたところであった。

しかもショッカーに改造されてしまった事実は、仮面ライダーという正義のヒーローを誕生させただけでなく、逆にライダーを倒すために、あらたな犠牲者を増やしていくジレンマもある。自ら志願したとはいえ、ライバルであった早瀬五郎は、さそり男となって本郷に襲い掛かるし、本郷の近所に住んでいた優しい少女は、地震学者として無理やりショッカーに協力させられた揚句、本郷をさそいだすためにエサにまでされてしまう。どれだけ本郷がショッカーと戦っても、自分自身の存在ゆえに、その被害者はいなくならないのだ。4話で改造手術前に一人の被験者が死んでしまったシーンが登場するが、これの被験者の一人が一文字隼人だったとしたら! 後日談的に語られることもある一文字隼人の2号ライダーの誕生秘話はあるが、こうやって思考を進めていくと、本郷猛の苦悩は、想像してあまりある、重すぎる苦悩であったことは、いまさら指摘してもつらいだけである。だが、これあるが故に2号ライダーが誕生し、悲しみの改造人間の物語がシリーズとして作り続けられた理由でもある、現行の平成ライダーシリーズとは明確に差別化される重要ポイントだ。最近放送になった「チコちゃんに叱られる!」でも早瀬マサト氏が語ったように、悪から生まれ出て、正義のヒーローとしての道を歩んだ本郷猛は、だれにも理解されない苦しみを背負いながら戦った。その重責を設定として付与した本郷猛のキャラクター設計は、石ノ森氏が目指した「闇から誕生する光」という、パンドラの箱的な希望の光を、絶望の実社会の中から見出したようなものである。

こうしたポイントは、日本の特撮ヒーローとしても石ノ森ヒーローとしても当時のエポックではあるのだが、製作スタッフや脚本家といった作り手側の試行錯誤が、「仮面ライダー」初期13話として結実し、これ以降のシリーズはおろか後の特撮ヒーローの起点となっていく。しかも敵組織や怪人たちの怪奇性の部分は、後のシリーズでも引き継がれながら、視聴者の「怖すぎる!」の声を受けては路線変更し、マイルドとなっていく。それでも「仮面ライダーBlack」では怪人の怪奇性は最後まで貫かれていたが、ところどころで路線変更を強いられたのは、「仮面ライダー」だけではない、本作でも2号ライダー編にて部分的に怪奇性は登場するが、夜間の撮影は少しばかりなりを潜めるし、物語側の要請がなければ、夜間の撮影は減っていくから、それだけでも画面が明るくなっていく。そうした試行錯誤と路線変更による好影響は、「仮面ライダー」を人気作品へと変貌させていく。振り返ればそんな潮流が如実に垣間見えるのが、「仮面ライダー」初期13話の魅力の一端でもある。

実は今回の記事は、次回以降の記事の盛大な前フリでしかない。ここを説明しておかないと、本作との比較として、何を切り捨てて、何を大事にしたのかがぼやけてしまうから、今回は文字数を費やして初期13話のみ取り上げてみました。もしよければ、次回もお待ちいただければ幸いです。
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コメント

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No title

お久しぶりです。ショッカーというものについて前々から思っていたことですが、この組織は構成員をいくらでも補充の利く部品としか考えておらず、たとえこれまで組織に多大な貢献をしてきた功労者である幹部(地獄大使など)でも、失敗すれば弊履のごとく捨て去るのを見て、この組織は社会そのものだと思っておりました、割と子供の頃から。
石森先生の「スカルマン」で、スカルマンの「敵」が現代社会と不可分に結びついているというのを見て、さらに確信しました。しかし、それでも組織に反逆するどころか自身の誇りと存在意義をかけてライダーに挑む幹部たちには涙を禁じえません。

悪の組織論で・・・

うめさん

 ごぶさたしております。借りている漫画もDVDも見終わってますから、お返しに行きたいところなんですが、ちょいと忙しいので、ま、おいおいw

 映画でリメイクされたキカイダーリブートでも言えることですが、悪の組織の背景が国だったり、巨大な権力構造だったりという設定は、それなりに存在するんですが、この場合、組織自体が背景となる構造自体からしっぽ切りされることが、ままありますわね。ショッカーの場合、大首領の命令一下、ゲルショッカーに再編成された時には、ずいぶんと悲しい結末になってましたし、これあるからこそ、それ以降のライダーシリーズでの幹部や組織交代劇の際には、同じような状況だったことが想像されるわけで、その後の特撮作品の先駆けとしてエポックなわけで。このあたり、いわゆる政治用語としての「とかげのしっぽ切り」って、現実社会にある話なわけで、こういうポイントも、本作の怪奇性と現実との陸続き感が増す設定なんだと思える話かと思います。

 こういうしっぽ切りされた人って、結局切られた事情に拘泥するしかなくなって、開き直ったり、自身の公明正大さをことさらに主張したりするので、一見するとものすごくかっこよく見えたりするんですけどね。最近だと森〇学園の人とかさw

 でもひるがえせば、それってしっぽ切りしてきた相手に対して、意地を張ったり、反逆したりしてるわけで、格好よく見えるだけで、その実、いじましい心根だったりするんでしょうけど。それでも格好良く見えるのは、信じたものに心中するほどの信念と情熱がそう見せているんだと思います。だってかっこいいもん、地獄大使w

No title

実はこのところ悪の組織レッドコロナの為少々ヒマで....。ショッカーの様な組織に身を置く幹部たちは他に居場所も無いのでしょうね。あとライダーで残念なのは、幹部の最後になる話は前後編でじっくりやって欲しかったなと。地獄大使が立花のおやっさんの所に匿われてる時に、少年ライダー隊の誰かが地獄大使に「なぜショッカーに入ったの?」とか聞いたりしたら面白かったのになと。他の時ならともかく、あの時の地獄大使なら正直な心情を語ったかも...

No title

 うめさん

 念には念を入れて、発売中の「仮面ライダーDVDコレクション」で、当該話を確認しました。気になるのは、ライダー隊本部に連行された地獄大使が、裏切りの理由を聞かれて、「自分の知らない怪人を動かしている」ことを上げました。もちろんこれは本郷をダマすための言い訳ではあるのですが、それでも地獄大使は知っていて切り捨てられる覚悟があったんだろうか? としたら、地獄大使はあんがい、本当に首領を見限っていた部分があったんじゃないかって、今さらにして思うんですよ。

 んでね、この地獄大使の作戦の結果如何によっては、ゲルショッカーでの地位が約束されていた可能性はないかなって。もちろんゲルショッカーの名前など、地獄大使には完全に秘匿してあり、首領はなんとなくの情報しか地獄大使に知らせておらず、その上で仮面ライダー抹殺を条件に、新組織での地位を約束していたとしたら。ね、なんとなく辻褄あいませんか?
 ガニコウモルの存在も、名前すら知らせないで、首領が地獄大使を欺き続けていたとしたら、思い返しても地獄大使はひどい扱いなんだけど、ガニコウモルの名前さえ知らないあたりが、本郷をダマしとおせるとふんでの作戦行動だと考えれば、いい線いってるかなって思うんですよね。

 首領は、組織を再編するといいながら、ショッカーの痕跡はことごとく消しているのが、きになるんdすわ。ってことはショッカーの残党でゲルショッカーに移行した人材って誰なんだろ? 科学者チームあたりも消されてそうだし、ゲルショッカー戦闘員に再改造した人材を除けば、のこりはゲルダムの人材をスライドさせただけどで、実態はゲルダムそのものじゃないかなって、思うんですよね。

 んで、わかったこと。このショッカー→ゲルショッカーの交代劇って、その裏舞台を想像すると、すっごく楽しいんだなってwww

No title

そもそも、元のゲルダムというのがそれほど大組織に思えないので、ゲルショッカーというのは対日本および対仮面ライダーとしての組織で、地獄大使やライダーにはショッカー人員をリストラしたように見せて、それは日本支部に限った話で、本当はデストロンにショッカー組織を移行させていたのではと。なにせゲルショッカー壊滅からのデストロン出現のタイミングが早すぎますし・・・

だから、ほら、楽しいでしょwww
プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
50歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
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