マンガの時間(2012.04)

 いろいろと読んでいるマンガもありまして、今回はマンガネタとなります。ええ、もうなんの脈絡もなく・・・・。
 なんというか、長年マンガを読んでいる身としては、10年ほど前にあった「特定のマンガさえ読んでいればOK」的な状況ではなく、マンガ読みの選択眼を問われる群雄割拠の状況に大変魅力を感じている。売れているマンガは書店にいけばすぐにわかるし、アニメも見ている人ならば、アニメ化されることが売れるマンガのステータスになっていることもある。だからこそ、売れる売れないにかかわらず、自分の目で面白いと思え、なおかつ他のマンガ読みにも胸をはってお薦めできる作品というのもあっていいのではないか?
 なお、本ブログで紹介するマンガのほとんどは「売れ線」からは外れた作品が多いのだが、これは筆者自身のマンガ選択眼が、みごとなまでに偏向しているためだし、さらに言えば筆者の友人知人にも偏向したマンガ読みが多いことが一因だ。特に筆者の連れ合いについては、売れ線を外してなお広い守備範囲を持つがゆえに、時折飛び道具を持ちこんできては筆者を驚かせてくれる。今回ご紹介するマンガはそんな作品群である。

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テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

西炯子著「男の一生」「姉の結婚」~愛されたい女、愛したい男~

 少女マンガ(あるいは女性マンガ)を読んでいて、最近自分の中でやっとカテゴリーができてきたなあと思う。

1)小中学生の少女が主人公のマンガ
2)高校生~大学生の女性が主人公のマンガ
3)社会人の女性が主人公のマンガ

 え? あたりまえじゃないのって? いや、これって筆者の中ではかなり重要で、この主人公がどの年齢範囲かで、雑誌そのものが分けられていることにやっと気づくことができた。1と2、2と3が雑誌の中で混在することがある一方で1と3が混在することはない。これは雑誌のターゲットがはっきりしている一方で、雑誌を読む側の年齢も年相応になればその年齢に応じて雑誌のターゲットを変えていくことになる。

 さてこうなるとどういうことがおこるのか?
 端的に言えば、1に属するマンガはめったなことで「このマンガがすごい!」で取り上げられることはない。だって選者はおおよそ高めの年齢層に限られるからだ。こうしたランキングはあくまで選者の年齢で偏ってしまうから、本来なら選者の年齢にも気を使ってサンプリングを慎重に行う必要性が生じるし、マンガを読む小学生を相当数入れるとなれば、マンガの裾野は広がるだろうが、ある年齢から「週刊ジャンプ」が優勢になったりする可能性もある。こうしたランキングには「どうして私の好きなあの作品がはいっていないのか?」と憤る方もいらっしゃるだろうが、「マンガ」というもの自体がそもそも偏っているものなので、いたしかたないといったところか。

 今回取り上げるのは3に分類されるマンガで、西炯子著「男の一生」と「姉の結婚」の2作品(なお“おとこ”はおんなへんに男とかいて“おとこ”と読むが、変換してくれないので“男”で表記します)。このうち「姉の結婚」は「このマンガがすごい!2012」のオンナマンガで4位、「男の一生」は同2010にて6位と近年ではとても評価が高い。さて漫画家・西炯子が読者に愛される理由はなんなのだろうか?

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テーマ : 少女マンガ全般
ジャンル : アニメ・コミック

2月最初はマンガの話題~まだまだ修行が足りません!~

 去年の年末に、例によって発売されました「このマンガがすごい!2011」(宝島社)。去年はアニメ化された作品と、誌上で選ばれた作品との比較をしてみて、人気のあるマンガが選ばれてアニメ化されるという文法は、どうやらちゃんと当てはまりそうにないことを指摘した。この傾向そのものは今回の「このマンガがすごい!」でも同じであったわけで。とはいえ、より細かいジャンルを見比べれば、その各々のジャンルで人気のある作品が選ばれているという可能性もあるようだ。今回「このマンガがすごい!」に関しては特別申し述べることがない。ただ現在もいろいろ読み漁ってはいるが、どうしてもこうした人気ランキングとはかみ合いが悪いようで、これからご紹介するマンガは、ランキングにはほぼ無関係の作品ばかりである。個人的には去年から少女漫画に注目してはいるが、「君に届け」と「ちはやふる」を読み続けている以外、とりたててご紹介できそうな作品もないのが悔しい。次にマンガをご紹介する際には、自分で選んで面白かった少女マンガがご紹介できたらなあと思っている。
 なお、ここではご紹介しないが最近楽しんで読んでいるものに、「ソウルイーター」「それでも町は廻っている」「ハルヒちゃんの憂鬱」「長門有希ちゃんの消失」「WORKING」などがある。「ソウルイーター」については、アニメともども1度取り上げる予定です。

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

たまには漫画のお話でも・・・

 久しぶりに最近まで私が読んでいた漫画のお話をしてみたいです。作品自体は以前よりあるものばかりで、特別最近の作品というわけではないのですが、読み始めたら意外にもはまってしまった作品ばかりです。いずれも楽しい作品ですので、お薦めしておきます。

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

ひさしぶりにマンガや雑誌の話でも~ネタに困った時は・・・・~

 まあその、いろいろ事情がありましてね。なんとなくいろいろ見てはいるのですが、うまくまとまらない時もあるわけで。こんな言い訳ばかりしていてもしようがないので、近々呼んだ雑誌やマンガなんか、ご紹介してみようかと思い立ちました。本当に軽い感想程度のものですので、購入のガイドになればと思っております。

「大映特撮映画大全(角川書店)」
 「特撮ニュータイプ」誌の特別編集版として発行。東映や東宝、あるいは円谷についてはいくらでも専門書がありますが、「ガメラ」や「大魔神」、「妖怪シリーズ」などを擁した「大映」という会社については、あまりまとまっていない印象が、私には常々ありました。かつては竹書房発行の「画報シリーズ」により溜飲を下げておりました(「ガメラ画報」は現在ほぼ絶版か?)。いずれにしろ「大映」特撮を正面切って扱うのは、書籍としては大変珍しいのです。そも現在放送中の「大魔神カノン」のタイアップ的な要素が強い書籍ですが、ほぼ同時期に発売されたガメラや大魔神のDVDの鑑賞のお供にはうってつけの内容。さらに「大怪獣空想決戦ガメラ対大魔神」なんてキャッチーなサブタイトルがついているのもイイ。記事についてはそれぞれの作品を著名な方々が執筆しておられ、内容に触れる執筆者がいれば脱線する人もいて、ヴィジュアルも文章も楽しませてくれる書籍です。
 こちらもかつては「宇宙船」本誌などでしか扱えなかったスチールを主体に、「妖怪大戦争」などを取り扱っており、この暑い夏の夜に冷やかさまでもたらしてくれそうな感じ。特にそれまで水木しげるの妖怪マンガにて、「絵」として見ていたものが、立体として認識されるようになったことは、「大映」映画の大いなる遺産であると思う。特撮の中で「妖怪」や「ホラー」的な映画がワンジャンルとして確立していることは、現在の「Jホラー」のありようにも十分影響していることを考えれば、その萌芽の一つは確実に「大映」にあると思えます。

大映特撮映画大全  大怪獣空想決戦 ガメラ対大魔神大映特撮映画大全 大怪獣空想決戦 ガメラ対大魔神
(2010/07/20)
不明

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

文化部漫画の文脈~「とめはね!」や「ちはやふる」など~

 文化部。運動部ではなく文化部。中学や高校生時代に体育会系の部活動に所属していなければ、帰宅部か文科系クラブに所属していたはずだ。その昔、野球部やサッカー部、柔道部、剣道部などがメインをはるマンガはいくらでもあった。けど文化部が主役となるマンガはものすごく少ない。私の知る限り「究極超人あ~る」ぐらいのものだろう。いやもう実際他に知らないし。
 ところがである。最近このジャンルが増えに増えている。ここ1年のアニメ業界最大のムーブメントになっている「けいおん!」は、まさにこれに相当する。他にもいろいろある。例えば演劇部を舞台にした「ひとひら」、世界設定に無理はあるが麻雀を扱う麻雀部に所属する少女たちの物語「咲-saki-」なんかもある。なぜか少年誌ではなく青年誌や女性誌で受けていることも、注目に値する。今回は少し特殊な部活動である「書道部」をあつかった「とめはね!」と「競技かるた」を扱った「ちはやふる」を題材に、「文化部漫画」の成り立ちについて考えてみたい。

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

「戦後エロマンガ史」(米沢嘉博著)~マンガ界のエッジの中で~

 戦後のマンガの歴史を紐解こうと思えば、どうしたって米沢嘉博に頼るほかはない。その著述の多くを「マンガ」にあて、「戦後少女マンガ史」「戦後SFマンガ史」「戦後ギャグマンガ史」の3部作については、氏の収集家としての側面と、マンガ全般に対する情熱があり、それを「披露」した部分に系統立てて分類整理した「歴史書」としてまとめた側面とが完全に同居する書籍となり、好評をもって受け入れられた。
 と同時に、コミックマーケトを立ち上げ、同人誌というファンの側の活動に注目し、その代表として活動を支えた人でもある。現在のコミケの隆盛や動員数を見れば、その人が「オタクマーケット」を離れてすら「偉人」であることに疑いはない。53歳という若さでなくなりはしたが、晩年の氏が日本国憲法に示されている「表現の自由」の尊厳を守る一念で、公的機関による表現の規制について多く発言している。現在も検討が続けられている東京都の「青少年健全育成条例」に関する話題と、完全に一致する。その反面、自身が主催したコミケでは、むしろ率先して厳しく自主規制を唱えていたという。
 後年転々と掲載誌を変えながら連載を続けていたのは、今回ご紹介する「戦後エロマンガ史」であるが、実態としては2006年に氏がなくなった事により絶筆となっている。だが1冊の本として最近になって発売されたその中身を見るに、戦後のマンガ界におけるエロマンガが、最下層と分類されながらも多くの人材を輩出し、時代を背景に刻々と変化する生命力がみなぎるパワーをもっていることを感じさせてくれたのである。

戦後エロマンガ史戦後エロマンガ史
(2010/04/23)
米沢嘉博米澤嘉博

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール

波のまにまに☆

Author:波のまにまに☆
東京都出身
43歳になりました 
妻一人

戦隊シリーズをこよなく
愛する、男オタ。
特撮は主食、
アニメは副菜。
後期必殺を好み、
スタートレックは
ピカード艦長が大好物。
Twitter再開しました!

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